東京生まれの東京育ちである私が
東京から離れてはじめて気づいたこと。
それは、
「いつでも本物に会える環境」
音楽にしても、絵画にしても、歌舞伎にしても、
ちょっとしたアーティストのコンサートにしても、
小さな芝居小屋でやっている演劇にしても・・・、
スポーツだってあちこちで、
野球だけじゃなくて、サッカーもテニスもスケートも体操も。
あ~もう数え上げたらきりがないくらい!
チケットさえ手に入れば自宅からわずか数分で
「本物」を見ることができる。
なんて幸せなんでしょう~。
でもね、
東京人はその恵まれた環境に慣れっこになっていて、
「いつでも見れるからいいや。」となってたりする。
関西で出会った友人たちは、
それはそれは“ハングリー”という言葉が似合うくらい
子どもたちに「本物」「一流」を見せることに貪欲だった。
なんてったってパワーがあったなぁ~。
なかでも仲良しのAさんは、
「本物」を見せるために3人の子どもを連れて、
あるときは愛車スカイラインGT(マニュアル)を運転し、
またあるときは飛行機に飛びのり、どこへでも出かけちゃう!
友人だけど、「スゴイお母さん!」と思ったわ。
関西にいた10年間で、いつしか私の子育ても
「なるべくたくさんの優れたものにふれさせてあげよう。」となっていった。
我が家の場合、
音楽や美術などの芸術にとどまらず、それは雄大な自然の景色であったり、
とことん知りたいことを知る学問の機会であったり、
それはいろいろだったけれど、
心に響く時間だけは惜しみなく、大切にしてきた。
前置きが長くなってしまったけれど、
2011の夏休み、
中一の次男にもそんな時間をプレゼント。
サントリーホールでの音楽会に行ってきました~。
あの「のだめカンタービレ」の千秋も指揮棒を振った舞台、
ちょこっと行けちゃうところが、東京の素晴らしいところですね。
<開場と同時に入り口の扉が開き、お人形の演奏がはじまりました♪~ストラップじゃまですね…スミマセン~。>
13歳になった君にはどう響いたかな?
長男もそうだけど、
答えが出るのはず~~っと先のこと。
そんな日を楽しみに「私の子育て」はまだまだ続くのです・・・。