ウォーキング☆おじいちゃん

　　　　　　　　　　＜そろそろ桜に譲るとするか～！ by 白木蓮＞
　　　　 　　　　　　　　　　　　
我が家のまわりは、
正直、お年寄りが多い。

しかもかなり元気なお年寄りがウジャウジャいる。

私の父、母もそうだが、
今くらいの季節だと午前１１時ともなると
皆さん、ウォーキングにいそしみ始める。

あちこちで立ち話がはじまり、
おばあちゃんたちの笑い声が聞こえたり、
ウォーキング途中の人に庭の木々や草花について
うんちくを披露するおじいちゃんがいたり、
なかなかＨＯＴな雰囲気が楽しめることもしばしば。


先日、ちょうど午前１１時くらいに
自転車で買い物に出たら、案の定、
何人かのウォーキングするお年寄りとすれ違った。

う～ん、今日も歩いてる、歩いてる・・・！

そのなんとなくのどかな雰囲気に微笑んでいた私だが、
よ～く見ると、私に向かって歩いてくるひとりのおじいちゃんが
一枚、また一枚と上へ上へと上着をめくり始めた。

何枚か上げたところで（かなり着込んでいた！）
おへそまで見える始末・・・。

それだけでは飽き足らないのか、
こんどは下のズボンまでずり下げ始めるではないかっ！！
全部脱がないまでも

ずり、ずり、ずりずり・・・・。

ゲッ、エロじじい・・・？

考えてみたら、７０歳とかいっても３０歳くらいしか違わないわけで、
私が１５歳で通学していたとき４５歳だったかもしれないわけで・・・、
山の手線の中でもしかしたらチカンしてたかもしれないわけで・・・！

うぅぅ～、良くない考えが頭の中を駆け巡る・・・。


と、そのとき！
おじいちゃんの確か３枚目くらい奥にはいていたズボンに
くっついていたものが目に入る。

な、なんと、
万歩計～！

おじいちゃんは上着をまくし上げ、ズボンをズリ下ろし、
自分が今、何歩歩いているか確かめたかっただけだったのだ。

おじいちゃんは“やっとみつけた～！”的な顔で万歩計を見て、
うんうん、・・・とうなずきまた何事もなかったかのように
歩き始めたのであった。


はぁ～、エロじじいじゃなくてよかった！
ア～ンド、よからぬ妄想をしてごめんなさ～い。

と、その場を立ち去りながら、
「午前１１時の珍事件」に、フフッと笑う私であった。



　　　　　
　春の陽気に誘われて本格的なウォーキングシーズン到来ですね！
　いつも応援ありがとうございます！よろしくお願いします。