SOHO@軽井沢

仕事の話はほとんど出てきませんが、軽井沢でSOHO生活してます。

蕎麦屋 福嶋屋

2007年04月04日 21時28分47秒 | 蕎麦屋
一部では蕎麦屋ブログか、とも揶揄される今日この頃だが、またまた蕎麦屋の話。

海野宿の骨董屋で1時間ばかり立ち話をした店主から教えられた蕎麦屋が福嶋屋だった。同じく海野宿の旧家をそのまま使って営業している。

入ると普通の家の座敷があって、そこにいくつものテーブルが置かれている。客がいないときはひょっとすると、そこで家人が生活しているのではないかと思わせるような生活感のある部屋だ。
見上げると鴨居の上にこの家のご先祖と思われる方の写真まで掛けられている。



二八蕎麦とくるみおはぎのセットを頼んだ。
蕎麦はコシがあり、蕎麦つゆとのマッチングもばっちりですごくおいしい。
それに蕎麦の色がすごくいい。健康的な蕎麦、というものがあるなら、この蕎麦をいうのだろう。
くるみおはぎには甘辛い味噌だれがかかっていて、もっちりとした触感のくるみおはぎがこれまた絶品で、うまーい。



ここの店主とも少し話をしたが、本当に蕎麦好きといった感じの人だった。本当においしい蕎麦かどうかを見るには、暖かい蕎麦を頼むといいという。暖かい蕎麦で最後までコシがあれば、それは本物の蕎麦だというのだ。
そのために、最初から堅い蕎麦にする蕎麦屋もあるが、そんなのはダメだという。

ツレが頼んだ温かい蕎麦は確かに最初から最後までちゃんとしたコシがあった。
どうやら自慢だったらしい。

軽井沢においしい蕎麦屋がないと行って、わざわざ食べに来る客もいるのだそうだ。
軽井沢でいまのところ一番おいしいと思っている店(このブログでは未紹介)の名を出したが、ある客がそこはおいしくなかったと言っていたと、即座に言われた。(店主は行ってないらしい)
別の軽井沢の蕎麦屋の名を出すと、そんなの全然相手にならないという風に、手を前でひらひらさせた。

いやいや、信州の蕎麦屋はあきれるくらいにレベルが高い。

福嶋屋