自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

スパイ大作戦 「銃殺」

2013-02-19 | スパイ大作戦
「スパイ大作戦」
第117話 「銃殺」
5-13 The Hostage (本国放送 1970年12月19日)


パリス(レナード・ニモイ):納谷悟朗

***

「スパイ大作戦」の第5シーズンをいつかまとめようと思っているのですが、放念中です。(未定。土下座)

先日、早野寿郎さんに関して調べる機会がありました。
ほとんど資料がなくて驚いたのですが、ご命日が1983年2月20日、日付に確証がないのですが、1983年である事は間違いない様です。
本当に偶然ですが、今年没後30年にあたられ、しかも恐らくご命日が近いと言う事が分かりました。

早野さんは「スパイ大作戦」のゲスト作も多いですが、第5シーズンで私が特に好きなエピソードに早野さんがご出演なので、早野さんを偲んで、それをご紹介します。

早野さんに関してはこちらに載せています。
興味のある方はご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31527440.html

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「スパイ大作戦」
第117話 「銃殺」
5-13 The Hostage  (本国放送 1970年12月19日)

ジム:若山弦蔵
パリス:納谷悟朗
バーニー:田中信夫
ダグ:広川太一郎
ダナ:池田昌子

ロバート・シオムネイ(ルー・アントニオ):田口計
ジョージ・カバール(ジョー・デサンティス):早野寿郎
TVリポーター:金内吉男
刑務所長官:宮川洋一
シオムネイの黒人部下:大塚周夫
寺島幹夫


シオムネイ(田口計)、カバール(早野寿郎)

***

中南米の某国にて。
パリスが単独で、ホテル王「ウォルター・A・へーラン」に扮して任務を遂行後、帰国する直前に、人民革命戦線に拉致されます。
彼らは政府に対し、パリスことへーラン氏と引き換えに3人の囚人の釈放を要求します。

***


アメリカ領事に協力のお礼を言い、別れを告げるパリス。
(この後、タクシーに乗った所を拉致されます。)
パリス(納谷悟朗)

革命戦線の本拠地へ連れて行かれ、投獄される寸前、パリスは倒れるふりをして、その辺にあった木の実を隠し持ちました。


一体どうするのかと思っていると、獄中でこれを食べていました。

ますますどうなるのかと思っていると、この木の実のせいで発熱。
自分はホジキン病で、72時間以内に薬を服用しないと死ぬと、革命軍に訴えます。
パリス、素晴らしい手際ですね。(笑)


発熱し、病気を装うパリス
大塚周夫、早野寿郎、田口計、納谷悟朗

このシーンからのセリフをご紹介します。

苦しんでいるパリスに、元医師のシオムネイが、鎮静剤の様な物を打ちます。

田口: 楽になったな。
納谷: ハハハ。とんだお笑いぐさだ、シオムネイ。ハハハ、君らしくもない。
私はホジキン病なんだよ。ハハハ、ホジキン病を知らないのか?
一種のリンパ腺腫さ。
早野:どういう事だ。
納谷:笑い続ける
田口:(早野さんに)血液疾患さ。リンパ腺を侵される。
(悟朗さんに)嘘をつけ。
納谷:で、あって欲しいよ。
早野:だからどうだって言うんだ。
田口:薬は何を使ってる。
納谷:ビンブラスティンサルフェートさ。言っても分かるまいが。
田口:俺は元医者だったんだ。適量は?
納谷:一週間に1.5グラムだよ。
田口:ついさっきまでそんな兆候はまるでなかったじゃないか。
納谷:だからってホジキン病でないとは言い切れないだろう。
それでも元医者か?
早野:つまりどういう事だ?
納谷:つまりだなカバール。あと72時間以内に薬が手に入ればいいが、さもないと、折角の人質が無駄に死んでしまうって事なんだよ。

***

パリスは、難しい薬の名前をスラスラ答えていました。(笑)
適量が「1.5グラム」と言っていましたが、原語では「1.5ミリグラム」になっています。
1~3シーズンでは、こういう細かい所を新録していましたが、第5シーズン(多分第4シーズンも)では、シーン丸ごとの長い新録がありましたが、あまりチョコチョコ細かい所は変えていないのかもしれません。
このシーン、途中で悟朗さんの声が代役に変わらない方が嬉しいので、訳を訂正していなくてヨカッタです。(笑)

***

一方ジム達は、パリスの救出に動き出します。
某国政府はジム達に協力する代わりに、シオムネイを捕まえて欲しいと要請して来ました。
が、敵の本部の場所も不明の状態です。


チームのミーティングでのダグ(広川太一郎)
「ビンブラスティンサルフェート」に模した、ビタミンB剤です。
これのキャップに発信機を取り付けます。

このシーンで、ダグが左手の薬指に指輪をしていて、あれ??ダグは結婚/婚約している設定だったのか?それともサム・シェパードさんが自分の指輪を外すのを忘れたのか、どっちなんだろう?と酷く興味が沸きました。(爆)

このエピソード以外にも、ダグが結婚指輪をしているのを見た事がありますが、全話ではないので、どういう意味があるのか分かりません。
しかも実はダグだけでなく、ダナが結婚指輪をしているのも見た事がありました。(笑)

ダグは医者ですが、彼がパリスにホジキン病の事を話した事がある、と言っていました。
さすが、スパイは一回聞いた事は忘れないんですね。
難しい医療用語が入っていても、大丈夫。
パリスもやはりタダモノではありません。(笑)

***


ダグ(広川太一郎)、バーニー(田中信夫)

パリスの薬を空中から投下するあたりのシーンです。
ダグがヘリを操縦。
この先生、何でも出来ちゃうんですね。(笑)

薬を投下した地点から、本部の場所を割り出します。
空軍のU-2機(偵察機)で、高度上空から周辺の写真を撮るという訳です。

***

ジムは政府から派遣された大佐に扮し、一時刑務所の責任者になります。
そして、人民革命戦線に対し、革命戦線が解放を要求している3人の処刑を発表。
人質のフェーラン氏(パリス)を返せば、処刑を取り止めると通告しました。

***

人質の安全を証明するテープが届けられますが、そのパリスのメッセージには、暗号で、自分の居場所が示されていました。

***

ジムは政府の大佐、ダグはアメリカ政府代表、ダナは囚人の一人で、カバールの息子ルイスの恋人、バーニーは革命軍の軍服を着て、革命軍本部に入り込みます。
いつもの様に、皆がそれぞれ自分の役割を見事に果たしていました。

3人の囚人を一人ずつ処刑(したふり)し、最後に残るのがカバールの息子ルイスです。


アメリカ政府代表に扮したダグ(広川太一郎)とジム(若山弦蔵)


カバール(早野寿郎)とルイスの恋人に扮したダナ(池田昌子)

息子を思うカバールの早野さん、ヨカッタです。
ダナが、本当は息子を死なせたくないカバールの気持ちを、さらに揺さぶります。

バーニーはシオムネイの部下のフレデリコに変装して入れ替わりました。

いよいよルイスの処刑という所で、ダグが登場して処刑を15分延期。
人質を引き渡せば、この処刑は取り止めると、再度通告し、カバールの心は動きます。
が、そこで銃声がして、パリスが射殺された事を知ります。
(実は、パリスは仮死状態になる薬を服用していると言う、いつもの手。)

カバールは、人質は逃げようとした為射殺した、と報告しますが、ジムはフェーラン氏の代わりでも我慢しようと言い、シオムネイとフレデリコを要求。
(ついでに、本国へ返す為、フェーラン氏/パリスの遺体も要求しました。)
カバールは二人を差し出す事に同意します。

政府へ引き渡されるシオムネイは、そこでジム達の種あかしを目の当たりにし、あっけにとられた所で終わりです。
相変わらず見事な手際のメンバー達でした。

***

このエピソードは結構良く覚えていたのですが、何故かキャストも覚えていて驚きました。(笑)

オマケです。

ルイス・カバール
この人、何となく古谷徹さんに似ていて、声が古谷さんだったら凄いのに・・・と思ったのですが、違いました。(笑)



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