自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

ベン・ハー

2016-09-29 | ヘストン
内海賢二さんは悟朗さんのテレビ朝日版「ベン・ハー」で族長を吹き替えられていますが、つい最近、玄田版(日本テレビ新録)、磯部版(テレビ東京)でも同じ役を担当されていたと、コスタ様にお書き込み頂きました。

私は悟朗さんの「ベン・ハー」しかきちんと拝見した事がなく、他バージョンには興味を持っていませんでした。
「ベン・ハー」は超大作ですし、内海さんは3回も同じ役を演じられて、印象深く思われていたのでしょうか。
残念ながらこの事に関して、インタビュー等でお話になっている物を私は拝見した事がありません。
もうこういうお話を伺う機会が全くないのは残念ですね。(インタビュー等が存在しているのかもしれませんが)


族長のヒュー・グリフィスさん(アカデミー賞助演男優賞受賞)(内海賢二)とベン・ハー役のへストンさん(アカデミー賞主演男優賞受賞)(納谷悟朗)(テレビ朝日版)

先日「名探偵登場」の上映(2016年9月16日)をご覧になったdick-dastardly様が、上映後のトークの中で羽佐間道夫さんが、内海さんと名コンビだったとお話になっていたと教えて下さいました。
私自身、先日「プロデューサーズ」を再見した時に内海さんの声を拝聴した所でした。

ご命日は過ぎてしまいましたが(6月)、折角なので内海さんの「ベン・ハー」からのセリフを少しご紹介します。
以前、悟朗さんのお誕生日企画で「ベン・ハー」を載せた事があります。
その時と同じシーンですが、今回はもう少し長く、悟朗さんとの直接対話をご紹介します。

族長がベン・ハーにぜひレースに出てくれないか、と懇願する場面(部分)です。

***

「ベン・ハー」 Ben-Hur 1959年 米 (アカデミー賞作品賞受賞)
1981年5月10日、17日 テレビ朝日
ウィリアム・ワイラー監督(アカデミー賞監督賞受賞)

ベン・ハー(チャールトン・ヘストン):納谷悟朗
族長イルデリム(ヒュー・グリフィス):内海賢ニ


内海賢二、納谷悟朗

内海: エルサレムのレースでは、特に強いチームが競い合うが、優勝はいつも決まっとる。
4頭の黒馬(くろうま)で出場するメッサラは向かうところ敵なしだ。
納谷: メッサラも、レースに。
内海: そうだ。知り合いなのか?
納谷: 知ってる。
内海: どうもあいつが好きじゃないらしいな。
ジュダ・ベン・ハー。みんなメッサラを負かす勇士が出ないかと待ち焦がれている。あんたなら出来る。
あの高慢ちきなローマ人の鼻をへし折ってくれないか。
俺の馬は見たろう。
御者さえ良ければ必ず勝てる。
馬に愛情を持つ御者なら、優勝は間違いなしなんだ。
納谷: 無理だな。
内海: 残念だ。考えてくれ。あのメッサラのやつを大観衆の前で、赤っ恥をかかせる事が出来るんだ。
どうだい。ユダヤ人の手でローマ人をやっつけられる。
納谷: しかし。
内海: 無理な事は分かっている。しかし思っただけでも胸が躍る。
メッサラを負かしたくないか?


内海賢二 「あんたなら出来る」

***

以前載せた記事です。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/630.html


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命ある限り

2016-09-22 | 吹き替え
レーガン元大統領主演の映画です。
第二次大戦直後のビルマが舞台だそうです。

悟朗さんはレーガンさんを吹き替えていらっしゃいます。
NHKの吹き替えです。
残念ながらキャスト詳細が分かりませんが載せておきます。

<2016年10月1日追記>
自称吹替評論家様に追加のキャストを教えて頂きました。
どうも有難う御座いました。

<2016年10月20日追記>
先日、放送日に関してKAMEちゃん。様より情報を頂きました。
当日のテレビ欄によると、この映画放送は高校野球の雨傘として載っていたそうです。当日は高校野球の放送があった為、別の日に放送になった模様です。
残念ながら放送日は不明です。
KAMEちゃん。様、お調べ下さりどうも有難う御座いました。


「命ある限り」 DVDの表紙


米兵役のロナルド・レーガンさん(納谷悟朗)


スコットランド兵のリチャード・トッドさん(服部哲治)と看護婦役のパトリシア・二ールさん(伊藤幸子)


レーガンさん、ニールさん、トッドさん

「命ある限り」

The Hasty Heart 1949年 米/英
1968年8月11日(日) NHK
*高校野球中止の場合、雨傘としてこの日に放送する事になっていた様です。
高校野球が放送されたので、この日は放送されていません。
ご参考に年月日を残しておきます。(KAMEちゃん。様調べ)

ロナルド・レーガン:納谷悟朗
パトリシア・ニール:伊藤幸子
リチャード・トッド:服部哲治
アンソニー・ニコルズ
ハワード・マリオン・クロフォード
アルフィー・バス
ラルフ・マイケル

***

*自称吹替評論家様
*IMDb
*allcinema他

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怪人フー・マンチュー 連続美女誘拐事件

2016-09-16 | 吹き替え
今回も全く知らない作品です。
フーマンチューの映画は沢山あると思いますが、これはクリストファー・リーさん主演のフー・マンチューです。
悟朗さんはダグラス・ウィルマーさん扮するフー・マンチューのライバル、スコットランドヤードのスミス警部を吹き替えていらっしゃいます。
残念ながらキャスト詳細は分かりません。
何かお分かりになる方は教えて頂ければ幸いです。(特にクリストファー・リーさんの声)

<2016年9月23日追記>

自称吹替評論家様にクリストファー・リーさんの声と、もう少し詳しいキャストを教えて頂きました。
どうも有難う御座いました。

***


「怪人フーマンチュー 連続美女誘拐事件」 DVDの表紙
これはリージョン4(南米、オーストラリア。PAL版?)のDVDだそうです。
日本ではビデオ、DVD共に未発売です。
北米版はDVDはなく、ビデオが出ていた事がありました。(1995年)


「怪人フーマンチュー 連続美女誘拐事件」 英国版DVDの表紙(PAL版)


クリストファー・リーさんのフー・マンチュー(大塚周夫)


ネイランド・スミス警部(納谷悟朗)


フーマンチューの助手リン・タン役のツァイ・チンさん(声不明)

***

「怪人フーマンチュー 連続美女誘拐事件」
The Brides of Fu Manchu 1966年 英、西独
1971年3月13日(土) NET 土曜映画劇場

フー・マンチュー(クリストファー・リー):大塚周夫
ネイランド・スミス警部(ダグラス・ウィルマー):納谷悟朗
ペトリー博士(ハワード・マリオン・クロフォード):不明
リン・タン(ツァイ・チン):不明
フランツ・バウマー(ヘインズ・ドレイク):小林修
マリー・レンツ(マリア・ベルシー):渡辺知子

***

クリストファー・リーさんのフー・マンチューは全部で5作あるそうです。
なかざわ ひでゆき様の資料によると、3作目にあたる「怪人フー・マンチューの復讐」もTV放送されているそうですが、吹き替えに関しては分かりませんでした。
また他の作品がTV放送されていたかどうかも不明です。

1965年作品 「怪人フー・マンチュー」 The Face Of Fu Manchu 
1966年作品 「怪人フー・マンチュー 連続美女誘拐事件」
1967年作品 「怪人フー・マンチューの復讐」 The Vengeance of Fu Manchu (劇場未公開)
1968年作品 「女奴隷の復讐」 The Blood of Fu Manchu
1969年作品 Castle of Fu Manchu (劇場未公開)

スミス警部役は映画によって異なっています。

第1作 ナイジェル・グリーン
第2作 ダグラス・ウィルマー
第3作 ダグラス・ウィルマー
第4作 リチャード・グリーン
第5作 リチャード・グリーン

1作目の「怪人フー・マンチュー」で警部役だったナイジェル・グリーンさんは名脇役として有名な方で、彼のインパクトがかなり強かった様です。
2作目以降に登場していない事を惜しむ感想がいくつかありました。

***

悟朗さんが吹き替えられたダグラス・ウィルマーさんは2016年3月31日に他界されました。
ご冥福をお祈り致します。

ウィルマーさんはTVのシャーロック・ホームズとしても有名だそうです。
ジーン・ワイルダーさん主演の「新シャーロック・ホームズ おかしな弟の大冒険」でもホームズ役を演じていらっしゃいました。(声、千葉耕市)


ダグラス・ウィルマーさんのシャーロック・ホームズです。(DVD表紙)
1964年、1965年に主演。その後シリーズの主演はピーター・カッシングさんが引き継いでいらっしゃいました。

今回調べるまで全く気が付かなかったのですが、ウィルマーさんは「エル・シド」でムータミン役を演じていらっしゃいました。(声、家弓家正)
興味のある方はこちらで写真をご覧下さい。
見事なメイクですね。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/798.html

***

*自称吹替評論家様
*なかざわ ひでゆき様
*IMDb他


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スタートレック TOS 光るめだま

2016-09-08 | TV吹き替え
1966年9月8日にアメリカで「宇宙大作戦」、第1話「惑星M113の吸血獣」(The Man Trap)が放送されました。
スタートレック、50周年です。


オリジナルシリーズのお馴染みの皆さん

悟朗さんのオリジナルシリーズでのゲスト出演作「光るめだま」(パイロットですが第3話として放送されました)をご紹介します。
パイロット版の為、主要キャストやメイク、制服等も少し違っています。


サウンドトラックの表紙 
光る目が印象的です。
デイナー博士役のサリー・ケラーマンさん(北浜晴子)とミッチェル役のゲーリー・ロックウッドさん(納谷悟朗)


カーク船長(矢島正明)


ミッチェル(納谷悟朗)

エンタープライズが磁気嵐に遭遇し、その影響から元々超能力の素質があったミッチェル中尉が神の様な力を付けて行くと言う話です。
彼は最終的に単に傲慢な感じですが、これでお茶目だったら普通にQですよね。(笑)
ミッチェルとカーク船長は15年来の親友と言う設定です。
悟朗さんが若々しくて素敵でした。(笑)

セリフを少しだけご紹介します。

***

磁気嵐の被害にあった時です。

矢島: ミッチェル。おい大丈夫か?
納谷: 何だか体の力が抜けたみたいで。それに目がおかしい。




光る目が登場です。

***

隔離されたミッチェルの病室を訪ねるカーク船長。

納谷: やあカークか。何を気にしてるんだ。
矢島: さすがの君も今度はショックを受けたろうってね。
納谷: ははは、俺の体は昔と変らんさ。今度の後遺症もなんと言う事はない。
この目だけだ。ヒゲをそってると鏡に映るのは別の人間のようだ。
矢島: 何かおかしいことは?
納谷: ないね。こんなに爽快な気分は生まれて初めてだよ。
何だか生まれ変わったみたいな気持ちだ。


納谷悟朗

***

ミッチェルの力に脅威を感じデルタ・ベガ星へ置き去りにする事になります。

矢島: 宇宙を支配出来るのは神だけだ。

中略

矢島(デイナー博士へ):・・・君はまだ人間なんだ。それを忘れるな。
納谷: くだらん人間の戯言だ。


納谷悟朗

***

「宇宙大作戦」 Star Trek
第1話「光るめだま」
Where No Man Has Gone Before 1966年9月22日 本国放送 
1969年4月27日 日本放送
()は追録キャストです。

カーク船長(ウィリアム・シャトナー):矢島正明(矢島正明)
スポック(レナード・ニモイ):久松保夫
ドクター・マーク・パイパー():寄山弘(長島雄一)
チャーリー(モンゴメリー・スコット):小林修
加藤(ジョージ・タケイ):富山敬

ゲイリー・ミッチェル中尉(ゲイリー・ロックウッド):納谷悟朗(大塚芳忠)
エリザベス・デイナー博士(サリー・ケラーマン):北浜晴子(北浜晴子)
ケルソー大尉():中田浩二(中田浩二)

***

ゲイリー・ロックウッドさんの写真をもう少し載せます。


北浜晴子、納谷悟朗


北浜晴子、納谷悟朗

納谷 「何か食べよう。カフェリアのりんごがいい。」
カフェリア星(???)のりんごは特別おいしいリンゴなんでしょうか??食べてみたいです。(笑)


「2001年宇宙の旅」(1968年作品)のゲイリー・ロックウッドさん(声:小川真司)

製作中という話のまま、その後の経過が良く分からないのですが「スタートレック Equinox : The Night of Time」と言うTVムービーがあります。
何とロックウッドさんがゲーリー・ミッチェル船長として登場なさっています。
ミッチェルは生きていたんですね?????


ミッチェル船長役のロックウッドさん。
同じ方とは分かりませんでしたが、お元気で何よりです。

***

*IMDb、ウィキぺディア他
*USS Kyushu他

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プロデューサーズ

2016-09-02 | DVD・ビデオ
先日亡くなられたジーン・ワイルダーさん主演の「プロデューサーズ」です。

追悼にまた拝見しましたので少しセリフをご紹介します。
ジーン・ワイルダーさんの声は羽佐間さんが演っていらっしゃいます。
皆さん熱演の名吹替えです。

調べてみたのですが、残念ながらいつ頃(正確な年月日)の吹き替えなのか分かりませんでした。
「プロデューサーズ」の方が「モンティ・パイソン」(テレビ)より後なのだとは思いますが、悟朗さんはほぼ完全にジョン・クリーズの感じでした。(笑)
LDやビデオがいつ発売になったかお分かりになる方がいらっしゃいましたら、教えて頂ければ幸いです。

悟朗さんも青野さんもほぼモンティのノリになっていらっしゃるので、太一郎さんのワイルダーさんも拝見してみたかった・・・と思いました。


「プロデューサーズ」 (コレクターズ・エディション) ブルーレイの表紙
2013年7月発売 BDとDVDの二枚組み 北米版
吹き替えを入れて出して欲しいです。 

***

ボートでのシーンから


マックス(富田耕生)、レオ(羽佐間道夫)

富田: どう。楽しいかね?
羽佐間:さあ何だか奇妙な感じがして。
富田: 幸せだからだろう。
羽佐間:そうですね。幸せなんだ。ハハハハハ・・・まさに世紀の大発見。僕は幸せなんだー。

***

噴水のシーン



羽佐間:欲しい。僕も欲しい。映画に出てくる様なあんな贅沢な暮らしがー。
富田: そうとも。二人でつかみ取ろう。
羽佐間:やるぞー。よーし、今に見ろー。
富田: そうだとも。そうこなくっちゃ。やれ。
羽佐間:そうだー。幸せを掴み取るんだー。僕はレオ・ブルームだ。僕は僕だ。もう迷わないぞ。僕はレオ・ブルームだー。

***

舞台初日のシーンです。


富田耕生、羽佐間道夫、フランツ役のケネス・マースさん(納谷悟朗)

納谷: 諸君。ついに戦闘開始だな。成功。勝利を。

***


羽佐間道夫、納谷悟朗

羽佐間:シャンパンいかが?
納谷: ノー・サンキュー。今、コーヒーを注文したからね。

***

法廷でのシーンからです。


羽佐間道夫、富田耕生

羽佐間:・・・私は違う。違います。私は、感謝しています。
初めてレオって呼んでくれたからです。私は子供の頃からバカにされていました。
誰も、親しく呼びかけてくれなかったくらいです。
歌を歌った事もありませんでした。人を気にしてこっそり遠慮がちに生きて来たからです。
彼のおかげで、歌えました。こんな素晴らしい男は滅多にいません。
お陰で私は人生を知りました。本当です。

***

「プロデューサーズ」
The Producers 1968年 米
LD版吹き替え
メル・ブルックス監督

マックス・ビアリストック(ゼロ・モステル):富田耕生
レオ・ブルーム(ジーン・ワイルダー):羽佐間道夫
フランツ・リープカインド(ケネス・マース):納谷悟朗
LSD(ディック・ショーン):青野武
秘書ウラ(リー・メレディス):小宮和枝
演出家ロジャー・デブリン(クリストファー・ヒューイット):内海賢二
デブリンの秘書カーメン・ギーア(アンドレアス・ヴォウスティナス):納谷六朗
ホールド・ミー・タッチ・ミー(エステル・ウィンウッド):京田尚子
ゲッベルス(デイヴィッド・パッチ):池田勝

翻訳:飯島永昭
制作:東北新社

***

懐かしい皆さんばかりですね。
メインの俳優さんは、ウラ役のリー・メレディスさん以外皆さん鬼籍に入っていらっしゃいます。
声の皆さんもいらっしゃらない方が多くて本当に淋しくなりました。


マックス役のゼロ・モステルさん(富田耕生)


レオ役のジーン・ワイルダーさん(羽佐間道夫)
ワイルダーさんのご冥福をお祈り致します。


フランツ役のケネス・マースさん(納谷悟朗)

以前マースさんの追悼に載せた記事です。
http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/28082077.html


LSDのディック・ショーンさん(青野武)


富田耕生、羽佐間道夫、納谷六朗、内海賢二


羽佐間道夫、富田耕生、小宮和枝

***

*荒野の流れ者様
*独休庵様
*ウィキペディア、IMDb他資料

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