ランギロア 南の島の写真館は10月で閉店しました。

タヒチ、ランギロア島 島の小さな写真館は店じまいです。

お隣さん故に・・・・

2010-08-10 | 写真館の仕事
からっとした一日でした。

夕方、店じまい後に隣から届けられた「7140CFP」です。長い歴史があるんです。
元々は、2年以上前に一時帰国の折にデジカメを買って来て欲しいと頼まれました。「・・・綺麗に撮れて、丈夫で、
電池の予備とカードの予備と、かわいいケースもね!!」と言うリクエスト。
予算は日本円で40000円ぐらいでとの事でした。ツアモツで小さな子供の居る家には、絶対に沈胴式(?)は無理
幾度も修理できない??って持ってこられました。で、買ったのが水深3mだったかなOKでちょっとなら落としても
壊れないやつでした。〆て44000円。
40000円は前金でもらっていたので、残金4000円が歴史の始まり・・・・・・
まずこの4000円、カメラを渡す時には笑顔で「OK、OK」って言っていたのに一向に払ってもらえませんでした。
半年、一年とたち、途中で一回だけ出向いて残金の確認をしました。何せお隣ですぐだしね、でも嫌なもんです。借
金取りみたいで。この時もOK、月末に行くから」って
その後数回、証明写真を撮ったりしましたが、その分はその場で支払われ、写真の加工依頼が来た時もカメラの残
金があるから一緒に払ってねと言っておいても、月末に払うと言ったきり。
その後この家族の証明写真を2回撮ったけど、ホントに気分が複雑でした。嫌とは言えないし、子供がお金持って立っ
ているし。
自分達、隣から大きな笑い声が聞こえてくると、うるさいな~~って思うと同時に「借金返せ!!」ってそんな自分が
悲しい様なでも商売だし・・・しまいには何故お金を払わないかの理由を真剣に夕飯食べながら考えてしまって、かみ
さんと険悪な食事になった事も度々・・・・もう忘れようと思っていた矢先。
お隣から「ミナ~~、ルーターのACアダプターが壊れたんだけど持ってない??」って・・・・
以前に壊れたルーターの分で持っていたけど、借金の事を考えると「・・・持ってないよ!!」と答えてしまいました。
家に戻ると今度は、お隣を助けない自己嫌悪と借金の仕打ちが天秤に乗ってゆらりゆらり。何と優柔不断な事か、
情けないです。
一晩悩んで、朝一番で請求書を作りなおし、「ACアダプターはお古があったからこれ、その代わり、ずっと前のカメ
ラ残金と去年10月の写真代金はらってね!!」と言って渡しました。
少なくとも自己嫌悪の部分は楽になったおやじですが、かみさんのクールな視線の理由も分かります。
それから、5日、日曜日以外はどんなに辛くてもお隣に行って、「まだ?」と聞いていました。その結果がこの写真で
す。払ってもらってうれしいはずが、今なんだかとっても嫌な気持ちになっている自分に気づきます。救われないおや
じですね。


自分のストックフォトからです。今の気分に妙にしっくりきました。




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2 コメント

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複雑ですね (ぶろす)
2010-08-12 08:37:54
お国柄、文化の違いなのでしょうか?

お金ってどうしてもトラブルの元になりますね。

人と人の繋がりが密接であればあるほど、「いつもニコニコその場で現金払い」で対応するしかないかもしれませんね。
延ばせば延ばすほど、受け取りにくくなってしまいますから。

でも、これでお互いすっきりで、いいご近所付き合いが出来るのではないでしょうか?
ポジティブに行きましょう!!!
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小さい故に (おやじ)
2010-08-13 13:34:47
ぶろすさんへ
商売をやっていれば売掛の未回収は当たり前ですよね・・・そうなんですが、お隣さんって言うのが困ったものでした。今はお隣からもれてくる大声もさらりと聞き流せます。お国柄なんでしょうねきっと。去年、警察に頼まれたDVDへの焼付け代金も裁判所から請求書のフォームが来たりしてまだ払われてないし。タヒチはお金がなくて最近とっても困っているのでその為かなって思ったりして、気長に待ちます、南の島ですからね。
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