ランギロア 南の島の写真館は10月で閉店しました。

タヒチ、ランギロア島 島の小さな写真館は店じまいです。

親船の横に、子船。子船の横に孫船。・・・

2016-09-07 | 日々の暮らし

オホトゥでタクシーボートを待っていたら何だか楽しい景色に遭遇。
機関車トーマスの船版???


離島暮らしでは、貨物船は大切なライフラインです。こちらは、マリステラ号です。
我が家の始めてのスクターも、初めての車、カングーもこれでタヒチ島から運ばれて来ました。
急ぐ時や小型の物、電子機器などは航空便を使います。
船便の料金は、重さではなく才数、大きさで決まります。


こちらは、冷凍コンテナ。肉などの冷凍品が載っています。
離島向けは、冷凍の鶏の足が一番多いかな?!たぶん。安いしね。我が家も、良く食べます。

日にち変わって、朝7時ちょっと前です。

いつもは、朝6時の始発のタクシーボートに納品する証明写真は載せます。
この日はちょっと寝坊して、7時のボートを待ちます。
通学の為の学ボートを待つ子供達もいました。


やって来たのは、タクシーボート。写真の入った封筒と250cfp(荷物だけの運賃)を船長さんに渡します。
ティプタ村の方で封筒を回収してお客さんに渡してくれます。上手い連携プレーでしょ!!!


ラゴン・ベールでフォトピクニック

2016-09-05 | 写真館の仕事

昨日は、ラゴンベールにフォトピクニックに行ってきました。
殆どのお客様がホテルでの撮影を選ばれますが、こちらを選ばれる方もいらっしゃいます。
手作りのブーケ&ブートニアです。
はじめは、ブーケ&ボートニアのご依頼もあったのですが、手作りされました。
奥様のドレスはお婆様の手作り!!!


午前中はドレスでの撮影をして、昼食をはさみ午後からは水着に着替えてカヤックをしたりシュノーケルをしたり!!!
この辺りが、フォトピクニックの名前の由来です。


ご主人が釣りをされるので、竿を持参してティプタパスの村とは逆の対岸からの釣りも楽しまれました。
こちら側は風向きの関係で、いろんな物が打ちあがっていました、かなりバッチイ感じ・・・
熊のぬいぐるみも、持ち主と離ればなれになってしまってちとかわいそうな感じです。

釣りは、小さめのハゼの仲間が釣れたので、大満足されていました。

久しぶりにティプタに呼ばれて・・・

2016-09-03 | 写真館の仕事

久しぶりにティプタ村のテイポウさんから依頼の電話が・・・
「・・・機材とか片してしまった?」まだまだやってますよ~~~
12時辺りに来るはずのタクシーボートを学ボートの船長さんと雑談して待ってました。
ティプタに帰る生徒さんと一緒におやじもついでに送ってもらいました。

船長さんの後ろにあるのは、「ウルの実」です。
パンの実って言った方が知っている人が多いかな?!
焚き火に入れて焼き上げます。真っ黒く焼きあがったら、表面の皮をはいで・・・
味ですか?  
サツマイモと栗を合わせて甘味を少し取った感じでしょうか。

澱粉質の実が樹になります。昔この苗木を他の植民地に運ぼうとして軍艦をチャーターして
いざ、苗木を積み終え出航しようとすると船員が、こんな楽園から離れたくないと反乱が起きます。
「バウンティー号の反乱」ググッて見てくださいね。

ランギロアを離れるまで、初心に戻って村の生活をお伝えする事がこの島への恩返しだと気づいておやじです。
リピーターの方には退屈でしょうが、暫くお付き合いください。

そうそう、撮影は二人の学生さんがやって来てくれました。

「ランギロアが嫌になった・・・?」と訊かれる。

2016-09-02 | 写真館の仕事

8月31日、メリー横の廃品回収場所に持っていきました。
以前使っていたプリンターなどなど、全部故障して保管してあった物です。
これ以外でも既に処分した物もあります。

事前に役場の担当者に確認したら「リサイクル品の横に置いておいてね!」とありがたいお言葉・・・
本当は日本に持って帰って処分したいのですが、費用と手間が大変そうで。
役場の予算で諸々ありそうですが、通常のゴミとは別に処理されると言う回答をもらったので
ランギロアに置いていきます。
11月に入れば、現在使っているプリンター二台とスキャナーも仲間入りします。

最近、日本にもどる事が島に伝わり、やって来るお客さんか
「日本に戻るんだって・・・ランギロアがフューになったの?」と訊かれる。
フューとは、嫌になる、飽き飽きするという意味です。
嫌になった訳ではなく、このまま老後用の貯蓄を少しづつ崩しては行けないからと
説明します。
出来たら、続けたいと・・・

心の中で、「裏切ってごめんね。また逃げるんだ・・・」と言っています。

ゴーギャン・パールを退職して写真館を始めた10年程前も同じ様に訊かれたました。
でも、ちょっと違うのは・・・
「ランギロアを嫌にならないの?」と言うニュアンスで訊かれた事です。
当時は、「ランギロアが大好きだから!!!」と胸をはって答えられたのに。

ランギロアで一番学んだ事は、風や波に身を任せる事・・・
今回の選択も何年かして新しい職場やご近所さんから「来てもらえて良かった」と言って
もらえる様になるといいのですが・・・

中学の時、たった二人しか同期が居ないバレー部を辞めた時から始まった「逃げる人生」
まだまだ続きそうです。