photographe ambulant

店を構えるまでは、夫は出張カメラマン。呼ばれればどこへでも行ってます！パスを渡ったティプタ村へも、
タクシーボートに乗って機材かついでエンヤコラ。約束したのにすっぽかされて「あ、ゴメン～　忘れてた」
なんて、日常茶飯事。これに平気にならないと、この島でショーバイできまへん。日本じゃ想像できないような
苦労があります。が、おかみである私は別として、本人はいたって屈託がない。
「喜んでもらえるのが一番」って。・・・私は、仏様になりますわよ。

ファレ・ポテ

建物の側面です。このスペースに、撮影用の天井が高いファレ・ポテのようなものを作りたい。
（ファレ・ポテってタヒチ語なんですが、要は椰子の葉などで屋根を葺いた、壁のない
ガゼボみたいな小屋です）
ご覧のように椰子の木が3本あるのですが、真ん中の1本は古いので、簡単に
取り去ることが出来る・・と大家さんは言っていますが、出来たら残したいものです。
とはいえ、簡素なものを作るにしても、すぐに10万CFP単位のお金が、羽がはえたように飛んで行きますから
・・・って、しょっちゅうおカネのことを考えていなくてはいけないのは、つらい！
でも商売やるっていうのは、そういうもんでしょうか。

壁は、白！

この建物は、築4年くらい。初めは電気屋、次は衣料品店、そしてつい最近までは、レストランでした。
壁の色はご覧のように薄いベージュなのですが、撮影にむかないので、真っ白いPVCを上から張ります。
この費用が、材料費だけでざっと20万円。幸い大家さんが大工さんなので、人件費はタダ。（ほっ）
そんなに急がなくもいいって言ってるのに、休日にせっせとやっちゃう大家さん。
好きなんだなあ。仕事ぶりも、アイタペアペアなタヒチアンらしからぬ几帳面さです。

最初に賃貸の契約が決まった時には、スタジオやってカフェやって、インターネットやって、
外には撮影用の天井の高いファーレを作って、椰子の木の木陰にウッドデッキ作って・・
などなど、夫婦してパニックのようにアイディアを出し合っていましたが
そんなにいきなり出来るはずがない！　精神的なプレッシャーもあるので
まずはゆったり構えて、今現在自宅にどっかり場所を取っている、パソコンや何台ものプリンタを
はじめとする機材をそっくり移動する・・・事務所移転ということで！
そうすればとりあえず、自宅でシャワー浴びてる時に「証明写真撮って～」ってお客さんが来たり
ご飯食べてる途中で帳簿つけしたり・・・ってなことがなくなる！

ショップの看板

じゃーん！ここに看板をさげます。
フォトスタジオの名前は決まっていて、「PHOTO　RAIROA」（フォト・ライロア）
ロゴデザインは、知り合いが作ってくれた素敵なものができあがっていて、名刺やチラシ、請求書などには
すでに使っているので、これを看板にも使おうかな。
店の中も外も、かなりスペースがゆったりあるので、フォトスタジオだけでなく人が集えるような
居心地のいい空間・・・カフェも併設しようと計画中です。
デジタルフォトグラファーの店らしく、ネットが出来るサイバーカフェにする予定で、いろいろ準備しています。
やらなきゃいけないことが沢山ありすぎて、優先順位をつけるのも大変・・・。

ブログを始めました

夫と二人、この島に住み始めて約13年。
いろいろなことがありましたが、それについてはまた別の機会に書かせていただくことにして、とうとう島に
写真館を開くことになってしまいました。オープンは11月の予定。
それまで、ぼちぼちと様子をネットで公開してみようかと思い立ち、流行のブログが便利じゃないかということで始めてみました。私たちの写真館を、身近に感じていただけたら、うれしいです！