なんと 29年ぶりにやってきました
老舗喫茶店 K
創業1961年です
色褪せた食品サンプルがイイですね
では中に入ります
通路は広くて椅子の座面大きめ
都会のカフェにはないゆったりしたスペースの店内です
地元出身の有名人のサインなんかも飾られていて
TVや雑誌の取材は多いみたいです
店内は昭和の応接間というイメージ
馬の置物なんかも雰囲気ありますね
それでもゴチャゴチャしてないレイアウトに好感が持てます
メニューを見てみると
意外と種類がたくさんありました
Kの看板メニューは「イタリアンスパゲティ(玉子ひき)」
多くのお客さんはこちらを注文するそうです
さらにセットメニューもありまして
スパゲティかカレーライスが選べたり、スパゲティにライスが付いているものもあります
ベテランらしき店員さん達は
てきぱきと店内を行き来し
オーダーはあの小窓から通して
料理もそこから受け取ります
調理を担当するのは3代目でしょうか?
初代は令和4年1月23日 100歳で他界されたそうです
そしてカウンターの中でドリンクを作ったりしているのが2代目ご夫婦
2代目は初代の娘の和子さんと旦那様の国昭さんだそうです
オーダーしたモノがやってまいりました
ミニサンドイッチ(エッグ)とカフェオレ
イタリアンスパゲティじゃないんかい!!(;'∀')
と言われそうですが、まあ待て
29年前ここで食べた思い出のサンドイッチが食べたかったのだ
29年前。私は高校生でした
2歳年上の当時のバンドメンバーが大学生になり
車の免許を取得して行動範囲が広くなった事で
「お昼ごはんを食べに行こう」と連れてきてくれたのですが
私はKに初めて入ったので看板メニューの存在を知らず
「サンドイッチ食べたい(*'ω'*)」
子供の頃から喫茶店のサンドイッチが大好きな私は無邪気にサンドイッチを推しました
メンバーは一瞬「え?(;'∀')」って意外というような表情をしましたが
当時の私にはその真意は汲み取れませんでした
メンバーはイタリアンスパゲティを食べ、私はサンドイッチを食べました
厚切りだけどパンがふわふわなので具とのバランスがちょうどいい たまごサンド
そして当時 カラシが効いて鼻がツンとした事が印象的でしたが
今回はカラシの存在が全く分かりませんでした
味覚も大人になったのかしらね
お待たせしました
こちらが
イタリアンスパゲティ(玉子ひき)
です
鉄板の上でジュージュー音がしていて アツアツです
麺はモチモチ太め
甘いケチャップソースがしっかり絡みます
そしてライスにon
白飯(しろめし)が合うイタリアンスパゲティ♡
男性には普通盛りは少なく感じるかも
大大盛りをオススメします
では私もイタリアンスパゲティ頂きます←え?サンドイッチ食べたじゃん
胃袋も大人になったんです(*´з`)
太麺パスタをクルクルしやすそうなフォーク
玉子を鉄板からペロンと剥がして
パスタと玉子を一緒に巻き込んでクルクル
パク
んー(#^.^#)濃厚
赤ウィンナー
柔らかくて甘じょっぱい
別の日。イタリアンとナポリタンの違いが気になって注文してみた
写真手前 ナポリタンスパゲティ
写真奥 イタリアンスパゲティ
玉子は目玉焼きで具に玉ねぎピーマン、ハムが使われている
なるほど。しっかり区別されている
さらにサラダも付く
味はどうだろう
イタリアンが甘めのケチャップ味に対して
ナポリタンはソース辛いタイプ
完全に白飯が欲しくなる味です
目玉焼きの黄身を突ついて
スパゲティを絡めてみた
あんまり意味がなかった
全部ひっくるめて白飯に乗せてかき込みたい
イタリアンもナポリタンも喉が渇く濃厚な味付けなので
ベテランスタッフさん達が絶えずお水を注ぎに来てくださいます
お会計 カウンターの中から2代目の国昭さんも「ありがとうございました」と頭を下げてくださいます
お客さんが少ない時間帯だったので
和子さんが少しお話してくださいました
初代が亡くなられたこと
そしてレジスターが60年以上使われている事
うわー\(◎o◎)/!超レトロ とても綺麗に使われています
お金を入れる引き出しを閉めてしまうと開けられなくなる可能性があるから現在は閉められないそうです
壁に貼られていた雑誌の記事によると
「K」という店名は初代の奥様 紀代子さんと
娘さんの 和子さんの頭文字をとって名付けたものだそうです
1961年創業当時は珍しいハイカラな店名だったんだろうなぁ(*'ω'*)
Kの入り口は2か所あります
駐車場は南向きの入り口の左右両方にあります
岐阜県多治見市栄町2-5
0572-22-2935