障がい者解雇問題で障碍者団体の全国組織
「骨格提言」の完全実施を求める大フォーラム実行委員会
は習志野市に再度の申し入れを行っていましたが、市は
「解雇撤回にも話し合いにも応じられない」と市長名で拒否しました。
障がい者団体は真摯に話し合おうと申し入れてるのに何故頑なに拒否
するのでしょうか。
このような姿勢では、仮に市民が他の様々な問題についても話し合いを求めても
都合の悪いことは聞く耳を持たずクレーマー扱いされ一切拒否されるかもしれません。
この話し合い拒否の姿勢は市民全体に掛けられているものと捉えられるかも知れません。
(10/26東京新聞千葉中央版)
申し入れをしている同障がい者団体は10月27日(木)に定例の一万人規模の全国集会を日比谷野音で開催します。
この問題も報告されるのでしょうか?
日時:10 月 27 日( 木 ) 12:00~ 15:00( 11 時 開 場 )
場所: 日 比 谷 野 外 大 音 楽 堂

(団体呼び掛け文より)
2016年7月、平成にはいって最悪の事件がしょうがい者施設で起きてしまった。
神奈川県相模原市にある、しょうがい者施設「津久井やまゆり園」で 7 月 26 日、
入所者らをおそい、19 人が死亡、27人がけがをした事件がおきた。
被害に遭われた方にはご冥福をお祈りするとともに、順調な回復をお祈りいたします。
たいほされた容疑者は、「しょうがい者なんていなくなればいい」と言っている。2 月には、
「しょうがい者は動物とし て生活している」、事件をおこすことで「世界経済の活性化できるかもしれない」
とする手紙を衆議院議長あてに届けている。
私たちは、“しょうがい者は不要なもの”として切り捨てる行為、不要論をうむ社会環境を断じて許さない。
この事件 は、日本が先送りしてきた様々な問題がからみあっている。
私たちが生活していると、「しょうがい者は社会の一員ではない」と言っているかのように、
しょうがいを理由に、待 たされたり拒否されることがある。在宅サービスが少ないため、
生活の場として施設を選ばざるをえない人が多くいるが、 その状況をほんかくてきに解決しようとしない。
“社会に適応できない人”がいるとすぐに“危険人物”としてはいじょ や監視しようとするのは、
おろかな発想だが、長年くりかえされてきた。今回の事件にたいしても政府・マスコミは、措置入院の問題
と決めつけている。しかも決めつけが世界と逆行することだとは伝えもせず、あたかも良いことのように述
べてしまう。
人間の命に優劣をつける優生思想は、けいざい・こうりつ優先の世の中とあいまって強まりつつある。
7月の事件は、日本社会が今までこのような問題に真剣に向き合わなかった結果でもある。
2011年8月に当事者と関係者の 55 名がまとめた骨格提言は、ひとをせんびきしない福祉施策をもとめており、
しょう がいのある人も自分の選ぶ場所で一般市民として、ふつうに暮らせるようにする方策が述べられている。
それが市民のごういのもと完全実現させることで、上記の問題は確実に解消できる。
10.27 大フォーラムでは、さまざまな立場の方々をお呼びして、相模原のような事件を二度と起こさないためには、
どうしたらいいのかにかんし根本から考える。そして骨格提言の完全実現には、何が必要かをあらためて考える。
先送りされてきた問題を解決するのは、私たちだ。
<呼びかけ団体> 日本脳性マヒ者協会 全国青い芝の会/ピープルファーストジャパン/全国「精神病」者集団/
難 病をもつ人の地域自立生活を確立する会/怒っているぞ!障害者切り捨て-全国ネットワーク/
全国ピアサポートネットワーク/兵庫県精神障害者連絡会/神奈川県障害者自立生活支援センター/
自立生活センター・グッドライ フ/こらーるたいとう/スタジオ IL 文京/自立生活センター・立川/
CIL くにたち援助為センター/町田ヒューマ ンネットワーク/自立生活センター・たいとう/あいえるの会/
自立生活センター三田/自立生活センター北/ガ チャバンともに生きる会/
鈴木敬治さんと共に移動の自由をとりもどす会/自立生活センター福岡/社会福祉法人 むく魔法陣/
世田谷介助者ユニオン/基準該当事業所「新しい空」/脳性マヒ者の会一歩の会/HANDS 世田谷
こちらも参照ください
「外見では分からない」ことの悩み働く精神障害者“5年で3倍”・・YAHOOニュース
http://news.yahoo.co.jp/feature/406
下記書籍も他から紹介されていましたので掲載します
『障害者運動のバトンをつなぐ――いま、あらためて地域で生きていくために 』(生活書院)
http://www.seikatsushoin.com/bk/160%20baton.html