Blog満賊亭

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鬼平史跡ウォーキング②

2005年11月06日 | サブカルチャ(鬼平編)
 11月4日に行われた鬼平史跡ウォーキングは天気にも恵まれ、甘味あり・名解説あり、そして定番になりつつある美味しい食事もありと、満足の一日だった。

歩いたコース
①長谷川組組屋敷跡…面影は何も無かったので、場所を確認
 ↓都電荒川線乗車
②鬼あざみの墓…義賊ながら未だに花が添えられており人気の高さが伺える
③江戸屋猫八(彦十)の墓…広大な雑司が谷霊園にひっそりと
④大鳥神社…境内に鎮座した四匹の狛犬が印象的
⑤鬼子母神…住職のはからいでご本尊を拝ませていただき、さらにお団子まで戴いた
⑥金乗院(目白不動)…丸橋忠弥(長宗我部盛親の子)の墓あり
⑦南蔵院…作品に登場する寺。相撲年寄などの墓有り
⑧山吹の里…石碑があるのみの名所跡
⑨面影橋…江戸名所図絵の面影はなかったけれど歴史古き由緒ある橋。別名姿見の橋
⑩亮朝院…皆疲れていたので、ただ目の前を通り過ぎただけのような(笑)
⑪穴八幡神社…黒色の建物がなんとも印象的。立派な朱門もある
⑫懐石料理松下…前菜、旬の魚、蕎麦、お酒どれもこれもうまかった


 今回のコースのメインは作品にもしばし登場する雑司が谷鬼子母神。それ以外の場所は「墓地」や作品中の長谷川平蔵が歩いたであろう道筋にある「観光名所ではない神社」に「石碑のみ立つ名所跡」と何も知らなければおそらく目にとまらないようなところばかりなんだけれど、それでも楽しめちゃうのは先生の解説があればこそ。

 今回の史跡めぐりを物の習熟度「守・破・離」で表すなら、完全に「離」のレベル。ガイドブックの教えを守るレベルの自分には敷居は高いけれど、反対にその道に精通すれば一見他愛ないもの(例えば神社の狛犬)でもその意味や背景を知っているため魅力的なモノに昇華するということを教えてくれる。

 まぁそこまでのレベルには勉強が必要だと思うので、しばらくは美味しいところだけをいただいちゃう形になるけれど。少なくとも江戸という町の上にいまの東京があるということを身をもって実感することはできたかな。




鬼子母神の大公孫樹(おおいちょう)
深夜にこの幹に寄り添うと子供が授かるという迷信があるそうな


鬼子母神は1000人の子を持ちながら人の子を喰らう夜叉だったが、末の子を釈迦に隠されて子を失う悲しみを知り、仏道に帰依したといわれている。そしておもしろいのは、祭られたざくろの供え物。これは釈迦からもらったざくろで、改心後も子を喰らうことを我慢できない時に食べるよう渡されたもの。血のような味と種が多いからだそうだ。


鬼子母神境内にある駄菓子屋さん
元禄から続いているといわれる歴史ある駄菓子屋。梅ジャム・ラムネなど懐かしい駄菓子がおいてあり、思わず購入。6個ほど買って106円!1円単位でおつりが返ってきたのには驚き





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