鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

奈良きたまちweek * お店めぐり

2014-05-31 08:34:42 | きたまち
奈良きたまちweekの期間中、あちこちのお店で楽しいイベントや
600円で楽しめる「おトク」なメニューや品物があるのです

近鉄奈良駅から、東向北商店街~花芝商店街のお店を見て
昼食は、ミジンコブンコさんへ。



店内は本がたくさんあります。
キノコの雑誌や専門書も多くて、今度ゆっくり来てみたくなりました
(私、キノコ好きです)
ちょうど、「1ダース展」が開催されていて、「1ダース=12」という
数字を久しぶりに感じました



おトクメニューのミニカレーとチャイを頂きました
十分満足できるミニカレーです。



食後、マールイ・ミールさんへ
ロシア語で、 マールイ=小さい ミール=世界という意味だそうです
ロシア中心の雑貨や たくさんのマトリョーシカがありました
こんなにも、たくさんのマトリョーシカを見たのは初めて!
作家さんによって顔が違うのは当たり前ですが・・・衣装、髪型も
それぞれ魅力的です

看板も素敵ですね








奈良きたまちweek * 奈良倶楽部

2014-05-30 08:37:20 | きたまち
5月26日~6月1日まで、近鉄奈良駅北側の「奈良きたまち」と呼ばれるエリアで
奈良きたまちweekが開催中です

29日(木)小さなホテル 奈良倶楽部さんで
「岩手方言で紡ぐ宮澤賢治の世界~祈りの楽器フランスシターと共に~」
というミニコンサートがありました

朗読は岩手出身の すがわら てつお さん

賢治の詩といえば、「雨にもマケズ」と思っていましたが
「雨ニモマケズ」は賢治が自分から発表したのではなく、遺品の手帳から
弟が偶然に見つけたもので、他人を励ますというより、自分の弱さを知る
賢治がこうありたいという自分の願望を書いた詩だということです。

最後の「ソウイウ者ニ私ハナリタイ」という言葉・・・大好きです

岩手の方言を生で聴くのは初めてです。
四国と同じ程広い岩手
山を越えると違う方言が存在するそうですが
すがわらさんは賢治と同じ学校のご出身なので、賢治が語りかけてくれてるような
岩手の言葉は、心地よく音楽のようでした

伴奏に合わせて詩が朗読されます
フランスシターの演奏でおなじみの いいだ むつみ さん
フランスシター、キーボード、リコーダーを取り混ぜての演奏を聴いていると
詩の情景が浮かんでくるようでした

大震災から3年以上が過ぎても、復興とは名ばかりの東北
祈りの楽器と言われるフランスシターの音色を聴きながら、現地の方々が
一日も早く元通りの日常生活に戻れる日が来ますように・・・
と願いました



たれ耳さん・5月24日

2014-05-29 08:52:31 | 鹿


5月24日は興福寺・中近金堂の上棟式が行われました

夜、テレビのニュースを見ていたら、
3人の大工が棟りょうの合図に合わせて木づちで棟木を打つ槌打之儀(つちうちのぎ)では
かなり大きな音が響きました。







残念ながら、私はその音を近くで聞くことはできなかったけど、たれ耳さん、きっと聞いてるね。


5月27日 朝9時半頃、猿沢池のたれ耳さん



お腹がポッコリした雌鹿
最近たれ耳さんと一緒に居る事が多くて・・・まさかネ・・・??
もうすぐ産まれるかも?。お乳が大きくてピンク色になってました。



元気な小鹿産んでね~!


追記

この雌鹿さん、鹿苑に保護されました
帰り、作業されてる時に通りかかったのです。
興福寺はあまり隠れる場所も無いから、良かったです。


不空院

2014-05-28 08:18:44 | お寺・神社
新薬師寺の近くにある 春日山 不空院 (しゅんにちざん ふくういん)の
ご本尊の不空羂索観音坐像(鎌倉時代・重要文化財)は、東大寺三月堂(法華堂)本尊、
興福寺南円堂本尊 とあわせて「三大不空羂索観音」と呼ばれています。

五月の連休に、やっと、拝観することができました。

「春日山」の山号のとおり、春日大社と深い縁があり、春日大社、第一殿の神様が
ご変化されたお姿がこの不空検索観音様とされています。
御前に、奈良においでになるとき乗っていらした白い鹿が置かれていました。

境内の至る所に、下り藤の紋があります


(パンフレットより)


(パンフレットより)


本堂の左手に、えんきりさん・えんむすびさんがお祀りしてあり、狛犬・・・ではなくて
狛狸! おたぬきさんがおられて、可愛いです。


南都銀行OBの方々が詳しく説明して下さいますが・・・ごめんなさい、退屈でした。
だって・・・専門用語ばかりで一方的に話すだけ。
質問しても答えて下さらない・・・(知らなくて答えられないのかも?)

でもその後、お寺の奥様から伺う話の方が分かり易くて、どんな質問にも
答えて下さいました。
未来の住職さん?と思える男の子も行儀良くて、てきぱき、お手伝いをしている
姿を拝見すると、良いお寺だな、と印象に残ります。
有り難うございました!!

戒律宗の祖・鑑真和上と真言密教の祖である弘法大師の法灯をあわせ伝え、
南都西大寺の末寺、真言律宗の古刹である、不空院。
また、参拝したいですね!

奈良国立博物館・鎌倉の仏像

2014-05-27 07:53:05 | 美術館
武家のみやこ 鎌倉の仏像-迫真とエキゾチシズム-
とサブタイトルが素敵です

平家の焼き討ちにあった東大寺を復興する為大勧進を行なった重源に、
時の将軍源頼朝が並ならぬ力添えをしたのです

この事が縁となり、重源が重用した康慶・運慶・快慶ら慶派の仏師らは鎌倉でも活躍するようになったとの事です。

だから、私は、奈良で見ている仏像のような仏様、と思い込んで出かけたのですが・・・
大変な思い違いをしていた事に気づきました。



水月観音菩薩遊戯坐像(鎌倉時代・13世紀・東慶寺)のお姿
想像していたより小さいのですが、一度見たら忘れられません。

仏様がくつろいうでおられる姿・・・エレガントです
宝冠も見事。
この遊戯坐という座り方は鎌倉周辺地域に限定されるそうです。



図録の表紙を飾る浄光明寺の観音菩薩坐像
秋篠寺の伎芸天に似ておられますね~

首を傾げ下方を見つめている姿が気高く凛々しい仏様です



こんなにも、素晴らしい仏像の多くが奈良に来ているという事は・・・
鎌倉の方たちのに申し訳ないと思うくらい、印象的です


興福寺・北円堂も拝観して、鎌倉時代の仏さまを堪能した一日でした。