鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

2014 鹿寄せ ②

2014-02-19 15:04:36 | 鹿
2月16日、大雪が降ってから二日経っても、飛火野は雪が残ってました



鹿達、いつもより、ゆっくり走ってきます



あまり、走ってこない訳は・・・

雪の重みで折れた木の葉は、思わぬご馳走だったみたいです




珠光茶会 西大寺大茶盛

2014-02-19 14:54:29 | 日々の事
珠光茶会 最終日は西大寺の大茶盛席へ
お茶会初めての夫と一緒なので、気楽な大茶盛を選びました

この珠光茶会は、流派、経験者、初心者の垣根を越えて
気楽にお茶を楽しみましょう。
・・・を目的の一つとしていると聞いています

その意味では西大寺の大茶盛は一番ふさわしいかもしれません。
会場は約100人座れる大広間
子供さんや男性も多く、足を崩しても大丈夫!

お坊さまから、大茶盛の由来の説明があります
比べてみるとお道具の大きさが際立ちます!



懐紙は用意されて、楊枝が必要ないお菓子。
「開基勝寶(かいきしょうほう)」を模しています
1794年、西大寺西塔跡から発見され、日本で始めて造られた金貨と説明を
してくださいました。



口径約40センチもあるお茶碗が運ばれてくると、皆さん
そわそわ!
子供さんたち、大はしゃぎ~



床飾りは、鎌倉時代に西大寺を復興された叡尊(えいそん)が
修正会を無事に済ませたお礼に鎮守八幡に茶を献じた時の雪景色
を再現しています
この時献じた茶を人々に分け与えた事が現在に続く大茶盛の始まりとも
いわれています



久しぶりの大茶盛、とても気楽で良かったのですが、全て、点て出し
で・・・せめて一服、お手前を拝見したかったです。
お茶会、初体験の夫も、ちょっと不満・・・

第1回目の珠光茶会、素晴らしいものでしたが、

チケットの販売場所が一ヶ所だけ
チケットの買い方がよく解らない
ホームページがなかなか出来上がらない

・・・ホントにややこしい・・・

参加してみると、とっても運営がとてもスムーズで、不安や不満は
全く感じなかったのが何より一番良かったです。

・・・大茶盛、「点て出しのみ」とパンフレットに記載して欲しかったです。

来年はもっと改善されて、より一層素晴らしいお茶会になりますように!
楽しみです。



猿沢池

2014-02-15 21:52:10 | 奈良公園
猿沢池の水抜きが始まっていました
水深50センチくらいと聞いていましたが、本当に浅い。





外来生物のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)ばかり増えすぎて
今回、生きたまま捕獲して神戸の須磨水族館に引き取られていくそうです
「亀の楽園」という施設があるらしいです。
外来生物は困るけど、飼えなくなったからと、池に捨ててしまった事が
増えすぎた理由にもなっています。
生き物は最後まで責任持って飼いましょう!

岸辺の柳も植え替えられるみたいです

猿沢池の龍神様、どこの池に飛んで行かれたのでしょうか・・・?
また、お戻りくださいね。


第一回珠光茶会

2014-02-14 08:56:50 | 奈良公園


室町時代、奈良に生まれた村田珠光によって作り出された「わび茶」は
千利休によって大成され、その意味で
珠光は現在の各流派にとって、共通の「茶祖」ともいえる存在です

その村田珠光の名前を戴いたお茶会が奈良市内で開催されています

2月13日、薬師寺・東大寺・春日大社でのお茶会に参加しました

朝一番に薬師寺(遠州流・薄茶)
会場は、お写経道場の裏にある、まほろば会館

関西ではあまり馴染みが無く、私は始めての遠州流のお席です
小堀遠州といえば、「綺麗さび」
何といえば良いのでしょう・・・
見事な「綺麗さび」の世界。
わび、さびの精神に美しさ、明るさ、豊かさを加えた・・・と
パンフレットに記載されている通りの空間。
一番印象に残りました。





紅梅が咲き始めた薬師寺を後にして、東大寺へ。
無料の巡回バスを利用いたします

会場は大仏殿横の集会所(裏千家・薄茶)



東大寺にちなんだ設えが嬉しいです
お菓子は、糊こぼし椿
菓子器はまるで二月堂練行衆盤!

お釜、茶杓、お茶碗、お軸・・どれも東大寺やお水取りにちなんだもの
ばかり。



春日大社の会場は桂昌殿(武者小路千家・濃茶)
付け焼刃でお濃茶のお作法を調べましたが、とても気楽なお席で
助かりました!
掛け軸とお菓子が呼応していて、亭主のお心使いを感じます
(どちらもテーマは「鶯」)





点心は東大寺・本坊の大広間



奈良の食材をふんだんに使ってます。
3席分のお茶とお菓子を頂いた後なのに、ぺろり、と
平らげてしまいました



会場運営、案内はとてもスムーズで、各会場にクロークもありますし
迷うことなく、移動できました。
そして、何より、表・裏・武者小路の三千家・遠州流の各流派の
お茶席を回る事が出来るのは、嬉しい事です
堅苦しいお茶会とは違い、一般の参加もOK。
もちろん、洋服でも大丈夫!

独身時代に表千家のお稽古をしていた程度の私ですが、またお茶の
お稽古始めたくなりました

9年後の2023年は珠光生誕600年だそうです
その時は盛大に奈良でお祝いの茶会が開催される事を
楽しみにしています。