鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

東大寺の「らっぱイチョウ

2013-11-30 10:04:29 | 東大寺
東大寺の境内には、葉が漏斗状になる、イチョウの木があって
「らっぱイチョウ」と呼ばれてます



全部の葉がラッパ状になる訳ではなくて、ごく一部。
数年前から、探していたけど、見つからない。。。
東大寺の境内は広すぎるし、イチョウも大木が多いから、
双眼鏡で見てみたり・・・

ある年、おおよその場所を教わり、探し始めて・・・
やっと出会えたのです
今年は、落葉の時期に間に合いました!

ギンナンを拾ってるのですか?
と、観光で来られた方に聞かれて、お見せしたら、
「大仏様のお力は凄いですね!」と驚かれました

ホントに・・大仏様のお力・・・かもしれませんが・・・
奈良県内にも「らっぱイチョウ」は数本、確認されています

だいたい、どの県にも数本は有るようですが、やはり珍しいですね。


東大寺西大門跡のイチョウも見事でした(11月30日)
(らっぱイチョウではありません)



昔話に出てくるような、藁葺き屋根の茶屋
水谷茶屋です
・・・カメラマンが多すぎて・・・
どこから撮影したら良いのやら・・・









大仏池~二月堂・紅葉

2013-11-23 10:01:14 | 東大寺
大仏池の大銀杏が見事でした
数年前までは、瑜伽神社も大仏池も、穴場だったのに・・・
信じられない程の人出・・・・



風も無く、穏やかな日でしたので、水面にも紅、黄色、緑・・
そして青い空



正倉院へと続く並木は、黄色い絨毯



講堂跡



二月堂





夕暮れ、4時頃
大湯屋の大銀杏は二月堂の舞台からは良く見えます
近くに行くと、大きすぎて、見上げるばかり。



さざ波のように美しい甍。



一日かけて、奈良公園の銀杏をメインに見て回りましたが・・・
まだまだ、見ることの出来なかった銀杏の木がたくさんあって
心残りです。
また、来年ですね。

瑜伽(ゆうが)神社・紅葉

2013-11-23 09:59:55 | 奈良公園
奈良公園の南、奈良ホテルの近くに瑜伽神社があります
紅葉が見事な神社です
モミジはあと一週間くらいでしょうか。
イチョウが見事でした。

御祭神は豊受大神の別名、宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ)





小高い丘の上にある神社からは、遠く大和三山が見えます
飛鳥から平城京遷都に伴い、引っ越してきた人々が飛鳥の地を
懐かしんで「平城(なら)の飛鳥」と呼んでいたそうです

奈良から飛鳥は車で30分くらい。
歩いても3~4時間でしょうか。
でも古代の人々にとっては、もっと遠く感じたのだと思います



瑜伽(ゆうが)は仏教用語でヨガの語源だそうです


春日の杜で学ぶ・おん祭と大和士

2013-11-17 10:02:37 | 春日大社
おん祭りと大和士(やまとざむらい)の講座に参加しました



大和士は「おん祭」で流鏑馬を奉仕して来られた方々です

流鏑馬の稚児



大和士については、天理大学の幡鎌(はたかま)先生がかなり綿密に
調査や研究をされていて、その発表が約1時間ありましたが
聞きなれない言葉や古い地名・・・
退屈で、とても眠くなってしまいました・・・
でも、この後、とても後悔することに。。。

大和士の子孫の方々も来て下さり、座談会もありました。



蔵に保管されていた、江戸時代の衣装
これを来ておん祭りに奉仕されていたのですね



大和士は、村の中で特別な立場や地位を持ち、家紋や苗字まで
許されて、「おん祭り」に奉仕するというという格式をお持ちでした。

ところが、明治政府に「おん祭」の有り方を大きく変えられてしまい、
今まで、守ってきたプライドや想いが保てなくなった事で
大和士の方々は、「おん祭」から身を引かれたのです。

座談会の最後、岡本権宮司が
「明治から、今まで約100年、お付き合いが途絶えていましたが、
これからは又、春日大社とのご縁を宜しくお願いいたします」と
話されて、胸が熱くなりました。

春日大社では、明治維新後、途絶えてきた所作や行事を毎年復活させて
います。
今年、大和士の子孫の方々との交流が始まったのは、大きな意味を持つと
思いました。

幡鎌先生のお話は、この岡本権宮司のお言葉に全て繋がった事に
気づき、退屈に思った事を反省・・・
幡鎌先生、ごめんなさい。。。

江戸時代、大和士が奉納した燈籠
若宮さんと金龍神社の間にあります



奈良町にあるイチョウの木
一度、枝を切られた為、この角度から見ると、ハートに見えるような。
実はこの木、歩道を半分ほど占拠しています
道路拡張工事の時、切られずに守られていたのですね。



もう一つの・・漆金薄絵盤

2013-11-09 09:58:18 | 法華寺
11月9日・春日大社と薬師寺の見学会の間の移動時間に
法華寺へ。

目的は、ご本尊の十一面観音様と・・・もう一つの
漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)

平成22年光明皇后1250年遠忌に合わせ、前の門跡の発願により
約8割の大きさで2年の歳月をかけて復元されたそうです。

故・久我高照門跡は、明治天皇の后・昭憲皇太后を大叔母に持つ深窓の姫君。




        

こうして比べてみても、1300年近い時が経ったとは思えないほど
正倉院のオリジナルは色鮮やかです。

この漆金薄絵盤は対になっていて、同じ物がもう一つあるそうです。
いつの日か、両方を見てみたいものです。