鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

2014 薬師寺・花会式

2014-03-30 15:29:58 | 薬師寺
「奈良に春を告げる」と言われている薬師寺・花会式(修二会)
今年から、日程が3月25日~3月31日に変わっています

2012年の様子・・・
2013年の様子・・・ 


28日、初夜と半夜の行を拝観できました

夕方、5時には全ての門が閉められますが、6時半に開門してくださいます。
とても美しい日没後の空の色



薬師寺は、女性も入堂でき、一緒に祈る事ができます
お経の本を入り口で受け取りました



席につく前、お薬師様・日光・月光様にご挨拶。
昼間の照明とは違う表情のお顔に、思わず胸が熱くなるのです
(幻想的で神々しくて・・・言葉になりません)

二十一打の鐘の音が初夜の行が始まりの合図

お薬師さんの前に設えられた台に、時導師役の練行衆が上がり読経が始まります
薬師寺の僧侶は皆さん良いお声です
普段からマイクを使わず法話をされておられますから、自然とオペラ歌手のような
発声になるのでしょうね。

「南無薬~(なむや~)!」と絶叫にも近い叫びが始まると
有り難い気持ちが、心の底から湧き出て来ます
そして、一緒に「南無薬~!!」

初夜の最後、大導師作法が行われ、その間、お香水を授与してくださいます
(とろり、と甘いお香水)

そして・・・
昨年、よく見えなかった、「咒師作法」と「咒師走り」 今年は良く見えました
堂童子さん、「貝鐘~」の合図で「咒師走り」が始まります

堂内の明かりが消えると、太鼓、法螺貝、鐘、鈴が鳴り響き
(わかっていても、何度経験しても、この時はビックリします)

咒師帽をかむって両手に刀を持って堂内を三週します
一週目は刀で天(上向き)を、二週目は地(下向き」)、三週目は天地(上と下)を差し、
腰を落として摺り足で行道されます
右の刀は反っていて、左は真直ぐなのですね。

半夜が終了したのは9時半頃

昨年は土曜日に拝観したので、お堂は満員でしたが、今年は金曜日ということも
あって、予想外に空いていたのです
散華も自然と手元に舞い降りてきて・・・3枚戴きました

仕事を終えて大急ぎで駆け付けた夫は大変だったみたいですが・・・

女人禁制で内陣を見ることが出来ない、東大寺・二月堂の修二会
女性も拝観できて、一緒に声明を唱える事ができる薬師寺の修二会

それぞれに魅力的なのですが
薬師寺の方が、見られる事を意識した演出があるのは事実です。
照明の明るさを変え、お堂が割れんばかりに鳴り響く太鼓や銅鑼の音。
より高く花弁がはらはらと落ちるように舞いて下さる散華・・・
演劇を見ているような気持にもなるのです


境内の薄墨桜、満開です
山田法胤館長ご出身の岐阜県梶尾村から寄進されたそうです







辛夷も満開


香雪美術館・春らんまん展

2014-03-27 21:31:33 | 美術館
神戸市御影の香雪美術館で開催中の、森田りえ子さんの
「春らんまん展」に行きました

森田りえ子さんは、薬師寺の散華や東大寺の干支の絵馬を描いておられます
それらの原画も展示してありました

女性らしい繊細で優しい画風が大好きです。



美術館の隣には、弓弦羽神社
御祭神は熊野大神

あの羽生弓弦君と同じ名前ということで、有名になっています





御由緒によると、神功皇后が泉にお姿を写された故事にちなんでこの地は
「御影」となったそうです
また、この時の泉は「澤の井」。

美術館と神社の木々には駅前とは思えないほど、多くの鳥の姿が有り
心落ち着く場所でした。



白毫寺・五色椿

2014-03-25 21:25:41 | 奈良公園
氷室神社を後にして昼食は奈良町で。

二月堂・修二会で院士(いんじ)として参籠されていた方のお店に
行き、精進料理を頂きました

(院士・・・練行衆や童子さん達の食事をつくる調理役の事)

修二会中の苦労話、楽しい話・・当事者だから見聞き出来る事を
沢山聞かせて頂きました。

お店を出て、白毫寺まで約30分歩きます

奈良三名椿の一つ「五色椿」はちらほら。
一般の椿より遅咲きで桜の頃が見頃だそうです

接ぎ木をした訳ではないのに、白・紅・絞りなどに咲別れるのは不思議ですね





とっても見晴らしが良くて、奈良市街が一望できます




氷室神社・枝垂桜

2014-03-24 21:36:28 | 奈良公園
奈良公園で一番早咲きの枝垂桜

つぼみ膨らむ、という感じでした(3月22日)
咲き始めた枝も!



瑞々しい柳の芽吹き





興福寺のタレ耳君
ドングリをあげると、首だけ伸ばして食べてくれます。

もう、菊座が無くなってました!ショック・・・
15日は、まだ有ったのに!!



菊座・・・角を切ったあとの根本の部分
     

菊座が欲しくて、この季節、奈良公園を歩く時は、下ばかり見てます。