鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

たれみみさん・11月23日

2014-11-27 19:55:33 | 鹿
昨年は11月末には興福寺に戻っていたので、今年は?とドキドキしながら、探しました・・・
たれみみ前線動かず!!

顔が穏やかになって来てます
そろそろ、繁殖期も終わりでしょうか?



頭のおハゲは相変わらず・・・



体を触ってみたら、随分脂肪が無くなっているのがわかります
栄養をつけてね。とドングリを食べさせてると・・・



メスの方に行っちゃいました。。



たれみみ前線、そろそろ西に移動する時期ですね!

島根の神楽・大蛇

2014-11-25 21:41:10 | 美術館
島根の神楽=石見神楽の事だと思っていましたが、県内には200を超える神楽の団体があるそうです
その中で、島根県西部、浜田市下有福町に伝わる「有福神楽(ありふくかぐら)」の舞いです

「大蛇」
島根の神楽の花形演目。
スサノオの八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治を題材とした内容で、
今回6頭の大蛇がスサノオと大格闘を繰り広げる壮大なスケールの舞いでした


須佐之男命



稲田姫と須佐之男命



大蛇が舞台に揃うと大迫力!
1匹の長さは17メートルあるそうです
随所にこういう見せ場があり、圧巻
本物の蛇のように動くし、コミカルでユーモラスにも見えるし
楽しくて、写真を撮るのが惜しい位、目が離せません!











大蛇、観客席にまで下りてきて大喝采!
獅子舞みたいに咬んで欲しい人が大勢いらして、また大騒ぎ~



お酒を飲む場面もぴったり!



大蛇の首を獲った場面



大蛇の尾から天叢雲剣を取り出した場面
(この剣が後々ヤマトタケルの手に渡るのです)



大蛇には申し訳ないと思えるほど、舞台が狭い!!
それにしても17メートルの大蛇をどうやって操っているのでしょうか?
人の姿は全く見えないから、中に入っている事は想像できますが、尾の先まで生きているように
動きます。
本当に不思議。。。

有福神楽保存会のメンバーは20名足らずなのだそうです
島根の神楽も少子化の影響は避けられないのですが、
次世代を担う子供たちも!!
小道具も手作りだとか。



島根の神楽、全国はもとより、海外公演も行っていて、この大蛇は大好評との事。
言葉が通じなくても、日本の神話を知らなくても、この舞台の迫力は世界中の人々に伝わりますね

・・・奈良にもあったらいいのに・・・
誰が見ても解り易く飽きないモノ・・・思いつきません。

有福神楽保存会の皆さん、有り難うございました
島根に行くときは、必ず有福神楽の舞を拝見します。

島根の神楽

2014-11-23 21:49:08 | 美術館
奈良県立美術館で開催中の「大古事記展」
関連イベント「島根の神楽」がお隣の県立文化会館で開催されました

午後からの部を拝見。
演目は「日本武の尊」「恵比寿」「大蛇」

上演開始が2時。終了が3時半…と聞いて立ち見になってしまった私はちょっと心配に
なったのですが・・・
始まってみると、一気に引き込まれます

飽きない!
時間が経つのがすっごく早い!のです

「日本武の尊」(やまとたけるのみこと)

駿河の国で賊の欺かれ、八方から火をかけられたヤマトタケル。
天叢雲の剣で薙ぎ払い、難を逃れ賊を退治したストーリーが上演







天叢雲の剣が草薙剣と名を変えた場面



劇中、大仏様や猿沢池などご当地ネタも取り混ぜて、漫才のように楽しくて・・
あっ!という間の40分でした。

「恵比寿」(えびす)
恵比寿様の鯛釣りの場面が上演されました



見事!!



途中、飴を撒くのに、観客席にまで降りて来て下さるという演出が嬉しいです
私も1個頂きました♪

恵比寿様の笑顔でとてもおめでたい雰囲気に会場は満たされます


ロビーには大蛇に用いる提灯蛇胴や衣装が展示されてます
この衣装、どの演目に使うものか、聞きたかったのですが・・・
とにかく大入り満員!
椅子席300・立ち見も100名位?
関係者は大忙しで、聞けなかったのが残念・・・







そして・・・一番楽しみな「大蛇(おろち)」は次回。
大迫力でした~!


シカの白ちゃん

2014-11-19 22:36:22 | 鹿
奈良公園の近くに代々お住まいの方から、「シカのシロちゃんはどこに居るの?」
「鹿苑で保護してるの?」と度々聞かれます

鹿の女王と呼ばれた伝説の「シロちゃん」は1954年に産まれて
1972年7月11日交通事故で命を落としました

実は春日大社境内・鹿の愛護会でシロちゃんの姿を見る事ができるのです





涙無くしては読む事が出来ない本です



(本文より)

かつて、奈良公園のシカの中に、一頭だけ、額に白い毛が「王冠」のように生えている牝鹿がいました。
その姿を見て、人々は「シカの女王」とよび、「今日は、シカの女王に会えてラッキーだった」といいました。
そしてのちに「白ちゃん」という愛称が付けられました。

ふつうの牝鹿は、生まれて2年後ぐらいから子ジカを生むようですが、その特異な姿からか、
8歳の時にようやく子ジカをもうけます。しかし、その子ジカは半月ほどで交通事故でなくなってしまいました。
母の白ちゃんは、その後、子ジカの命を奪った「白い自動車」に対して敵意をむき出しにしていたともいいます。
たった一頭しか子供に恵まれなかった白ちゃんですが、まもなく18才になろうかという昭和47年の7月に、
自身も交通事故でなくなりました。

この白ちゃんのお母さんは人間が捨てて行ったゴミを食べて命を落としています

人との係わりながら暮らしている奈良公園のシカ。
このシロちゃんの生涯は、私達人間への戒めを込めたメッセージなのだと思います。

今月は鹿の慰霊祭が行われます
(毎年11月20日)

交通事故で命を落とした一刀流君、難産で命を落とした斑点のシロちゃん・・・
どうか安らかに・・・

春日山を守るために

2014-11-14 21:25:45 | 奈良公園
この写真を撮影したのは夏。

参道から徒歩10分位の場所でした
こんなにも近くで大変な事が起こり始めているという事に
驚いています・・・

ナラ枯れの記事はこちら









奈良公園で美しく紅葉するナンキンハゼ
鹿が食べない為、あちこちで増えています。

どうやら原則伐採するようになったみたいです・・・奈良新聞の記事

紅葉は美しく、実は白くて可憐、花は甘くて良い香り・・・
ナンキンハゼに罪は無いけれど、将来の奈良公園の為です。