鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

年越の大祓

2013-12-31 21:45:33 | 春日大社




岡本権宮司の大祓詞の奏上が行われた後、御贖物(みあがもの)の麻・綿を
裂いて罪や穢れを祓います



なんだか、一年の穢れが取り去られたような気持ちになりました

皆大晦日・午後3時に春日大社 二の鳥居横
祓戸神社で年越の大祓が行われます

人は生きていく中で、知らずに、罪や穢れを重ねていくものです
それをお祓いするのが、半年毎の大祓です


皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

春日の杜で学ぶ・お旅所見学

2013-12-22 20:24:44 | 春日大社
一般には立ち入る事のできない、お旅所の御假殿の見学会です



約1時間の講義の後、お祓いを受けて、お旅所に向かいます



おん祭り当日、篝火を焚いていた場所!



御假殿の前に若松が2本植えられています。

(鹿に食べられてボソボソ・・)
これが後に門松になっていったそうです



松葉で葺かれた屋根



床は蒲鉾状の材を使っています



長押(なげし)の下には、何故かモミの枝
柱・屋根、全て松材を使っているのに、どうしてなのでしょう?
はっきりした理由はわからないそうです。



横から



後ろから



壁に白土で付けられたの三角の模様は、若宮様が水の神様(白巳)なので
・蛇や龍のウロコを表現してると言われてる説
・あくまでも旅の宿なので、漆喰で全面を塗るところを、軽く塗り、
 あえて、仮である事を強調した説
様々ですが、真意はわからないそうです

松材をふんだんに使っているのは、松がお目出度い木だと言う事、
手に入りやすいから、との事でした。

たった一日の旅の宿ですが、本殿に習った春日造。
若宮様に楽しんで頂きたいという気持ちがあちこちに工夫されています。

普段は見ることの出来ない場所・・・
いくら神様がいらっしゃらないとは言え、近くまでズケズケと
土足で上がりこんでしまった事を、後から後悔しました。

奥が深いですね。。。おん祭・・・

2013 おん祭 宵宮詣

2013-12-18 20:50:31 | おん祭
12月16日 午後2時からは大和士が流鏑馬児を伴って、若宮様に
御幣を奉り拝礼を行う宵宮詣があります







この後、ご一行は東大寺二月堂近くの手向山八幡宮にお参りされます
ご本殿の前には、懸鳥が寄進されていました



3時からは、田楽座が本殿と若宮様に田楽を奉納します

その後、宵宮祭が執り行われます

若宮様の境内には、紀貫之が
「人はいさ 心は知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける」
と歌に詠んだ長谷寺の梅を接木した紅梅があるのです



お旅所は準備完了
今夜、若宮様がここにお遷りになられます



一の鳥居では、大名行列の練習



大宿所も翌日の準備が進んでいました



明日のお渡り式が楽しみです





2013 おん祭 お渡り式の朝

2013-12-18 20:48:58 | おん祭


お祭りの朝はわくわくします。
参道・神様が歩かれた道(遷幸の儀の松明の跡)



お旅所





ちょうど、お渡り式の主人公・日の使いの支度が整いました



飛火野では、馬が足馴らし



馬と鹿
この後、「ピャ!」と大きく警戒鳴きをして、鹿達は逃げていきました。



登大路園地





2013 おん祭 お渡り式

2013-12-18 20:46:39 | おん祭
人が、神様にご挨拶に伺う、お渡り式
2年続けて、松の下式を拝見できたので、お旅所近くで拝見する事に
しました。

お渡り式の前、騎乗される方達が整列されます

十列児(とおつらのちご)お旅所祭で東遊(あずまあそび)を舞います



神女(拝殿八乙女)



馬長児(ばちょうのちご)



行列の出立を見送り、急ぎお旅所前に移動
12時半頃だったので、良い場所は無理かな・・・?

ちょうど、頭屋児(とうやのちご)が肩車されて、松の下に向います



第1番・日の使い

長い千早を引きずり、道を清めます





第3番・細男座



第6番・馬長児



第8番・流鏑馬児



第10番・野太刀



第12番・大名行列



お旅所祭が始まる頃、参道では稚児流鏑馬が始まりました



今年は、一番見たかった、猿楽座・金春の埒明けを見ることが出来たのです!