乾物屋の娘【乾物屋の今井商店 https://kanbutuya-imai.com】

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ありがとうございました。

2015年01月12日 | 娘の日常のコト
先日、大好きな人がこの世からいなくなってしまいました。

ご病気をされていて、まだ67才。

その方との出会いは30年くらい前かも。
地域の郵便配達のおじさん、でした。

昔の小学生は(知らない!)郵便局のおじさんとフレンドリーに話していたような気がします。

私が中学生でバレー部に入ると、中学校の体育館の外から腕組をしてずっと見ていました。
今考えれば、「怪しいおじさん」だったかも!?

休憩時間に声をかけてみたりしました。

その方はずっとバレーボールをしていたおじさん、でした。
中学生の練習に口を出す事や特にアドバイスがあるわけでもなく、ただずっと見ていました。


その後、郵便局を辞め、脱サラですね。
ご自分でお仕事を始められました。

その事務所がうちの近くで、親は交流があったようです。
私には「近所のおじさん」。


それから事務所を移転され、特にお会いすることもありませんでした。


私に娘が生まれ、娘がまさかのバレーボールと出会う。
小学校のバレーボールの役員をそのおじさんはしていました。

試合会場で会ったり、私もチームの保護者部長などでそのおじさんと会う機会が増えました。


娘のバレーボールの話やバレー部のこと、また仕事のことなども話しました。

小学校のバレー部は上級生がいなかったためずっと市内では勝てずに、初めて一セット取ったときはおじさんに報告して、「良かったな!」って。

私のことを「なおちゃん」とか「なおこ」とか呼んでくれて、ちょっとお父さんのようでした。
会えることがとても嬉しかったです。


父が亡くなってからも、たまにうちに来てくれて母や私と話をしてくれました。

頻繁に連絡をとるわけでもないし、それこそご家庭のほうのことはほとんど知りません。
それでもお通夜には行かせていただきました。


とても優しく、困っている人をほっとけない、話すことはおもしろい、という人でした。

娘のこととかこれからのこと、もっと沢山話がしたかったです。

けど、一緒にお酒を飲んだり(こっちはお茶だったけど)、楽しい時を過ごさせてもらいました。

娘がバレーボールをしなかったらこんなことも、こんな風に思うこともなかった。
娘にもありがとうです。

一つだけ久保さんのバレーボールしているところは一度も見たことなかったなぁ。
指導も受けてみたかった。


今日、娘は練習試合で私の母校に行っています。
久保さんが外から見ていた体育館はまだ変わっていません。

これから見に行ってきます。

(この体育館ではありません)


ありがとうございました。


乾物屋の今井商店 若林