少年野球とともに 

ここには少年野球の監督時代のあれこれを備忘として
書いていたけど、
今後は中国と日本語教育が中心になる見込み。

神戸新聞の7日間

2010-01-17 08:57:27 | ひとりごと

 今日は直接は野球と関係ない、標記のTVドラマを見た感想です。
 あまりに感動したので、書きとめておきたくて。
 リスクマネジメントは、仕事だけでなく、少年野球、家庭、
 すべてに通じる考え方だと思います。 

 感想を断片的に書きます。twitterにも書きます。
 このドラマ観た人、今度話しましょう。

 昨夜、神戸新聞の7日間を見た。
 涙が出た。
 普段めったにTVドラマを見ることはないが、
 幸運にも感動的で秀逸なドラマをみることができた。
 
・リスクマネジメントのすばらしさ。
 震災の1年前に京都新聞と結んだ契約書。
 大震災等で、一方が壊滅的な被害を受けた際には
 新聞発行に全面的に協力するとの一文。
 「リスクマネジメント」とは何かを思い知らされる。
 この契約書の存在がどれだけ大きかったか。
 今度、会社のプレゼン題材で使おうと決めた。

・新聞穂報道の真実を伝える任務と被災者への人間的な感情との葛藤。
 リアルに心に響いた。
 遺体安置所でシャッターをきれなかった新人が、ついに彼女の死顔を
 撮影するシーン。壮絶。

・彼ら自身が、家族や友人も巻き込まれた被災者。
 それらを乗り越えて、真実を伝えることが使命である新聞の社会的な責任。
 それをを全うし、任務に没頭せざるを得ない極限の使命感。
 地方新聞の存在価値価値、アイデンティティー。
 
 父親の死の知らせを受けた論説委員が、デスクを離れず、黙々と
 社説を仕上げる姿にも涙が止まらなかった。
 また、その社説の短い文から、かもし出される渾身の力。

 自分を振り返る。
 僕にはできないだろうなあ。
 同じ状況なら、僕は全力で走って、会社から家に帰る。
 そこまで、仕事に対してロイヤリティーを持てるものなのか?
 すごい。

・JALの御巣鷹山墜落事件の前橋新聞社の奮闘ドラマも思い出した。
 あのドラマも、ものすごかった。
 
・絶望的な悲惨な状況から、「がんばろう神戸!」希望への転換も見事。
 最後の少女の笑顔と15年後の彼女へのインタビュー。
 人間はどんな状況でも希望を失わずにやっていくことができる。
 それはとてもすばらしいこと。
 これを一枚の笑顔の写真が伝えてくれた。明るい感動的なラストに
 救われた。

 真実はノンフィクションを越える。すばらしいドラマでした。

 


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