少年野球とともに 

ここには少年野球の監督時代のあれこれを備忘として
書いていたけど、
今後は中国と日本語教育が中心になる見込み。

甲子園出場監督の講演

2010-01-24 20:56:30 | 年間スケジュール

今日、昨年夏の選手権大会の千葉県出場高校のK監督の講演を聴いた。
いくつか印象に残った点があったので備忘としてメモしときます。
信念のある、ぶれない監督との印象をもった。

いくつか、紹介します。
Q公立高校は私立高校に勝てるか?
・技術、練習量では勝てない。何で勝てるか?我々は姿勢なら勝てると思う。
 グランドに入るときの気持ち、考え方、ここをきちんと指導した。
・常に目指したのは県のナンバーワン。何回戦とかベスト8以上とかではNG。 
 千葉でどこを目指すか?ナンバー1を目指すことをいつも意識させた。
・走る速さでは勝てなくても打ってから走り始めるまでのスピードは練習すれば
 勝てる。 ここを練習した。
・野球は所詮個人の出来が勝敗を左右する。あの場面で打てなかった。
 あそこであいつのミスがでなければ。
 あいつがいつもどおり投球できていたら・・・振り返ると特定の個人がきちんと
 やれなかったことが負けの原因。と皆が明白にわかる。 
 個人が敗因となる残酷なスポーツでもある。 個人個人がどこまでがんばるかが
 大切。 
 そういう意味では、昨夏はM投手が連投、連投で苦しい中、結果を出せたことが
 8連勝につながった一番の要因。 彼はきちんと力を出し切れた。
 私立ではローテーションで何人もの投手を使えるが、県立では普通、ローテは
 無理。でもこのような例もある。
 ・考えないやつはいくら野球がうまくてもだめ。昨日やったことが
 今日できなかったら、私は叱る。何も考えてないやつはだめ。

 話は決して流暢でなく、お世辞にもうまくはなかったですが、
 いろいろと考えるヒントはたくさんありました。


神戸新聞の7日間

2010-01-17 08:57:27 | ひとりごと

 今日は直接は野球と関係ない、標記のTVドラマを見た感想です。
 あまりに感動したので、書きとめておきたくて。
 リスクマネジメントは、仕事だけでなく、少年野球、家庭、
 すべてに通じる考え方だと思います。 

 感想を断片的に書きます。twitterにも書きます。
 このドラマ観た人、今度話しましょう。

 昨夜、神戸新聞の7日間を見た。
 涙が出た。
 普段めったにTVドラマを見ることはないが、
 幸運にも感動的で秀逸なドラマをみることができた。
 
・リスクマネジメントのすばらしさ。
 震災の1年前に京都新聞と結んだ契約書。
 大震災等で、一方が壊滅的な被害を受けた際には
 新聞発行に全面的に協力するとの一文。
 「リスクマネジメント」とは何かを思い知らされる。
 この契約書の存在がどれだけ大きかったか。
 今度、会社のプレゼン題材で使おうと決めた。

・新聞穂報道の真実を伝える任務と被災者への人間的な感情との葛藤。
 リアルに心に響いた。
 遺体安置所でシャッターをきれなかった新人が、ついに彼女の死顔を
 撮影するシーン。壮絶。

・彼ら自身が、家族や友人も巻き込まれた被災者。
 それらを乗り越えて、真実を伝えることが使命である新聞の社会的な責任。
 それをを全うし、任務に没頭せざるを得ない極限の使命感。
 地方新聞の存在価値価値、アイデンティティー。
 
 父親の死の知らせを受けた論説委員が、デスクを離れず、黙々と
 社説を仕上げる姿にも涙が止まらなかった。
 また、その社説の短い文から、かもし出される渾身の力。

 自分を振り返る。
 僕にはできないだろうなあ。
 同じ状況なら、僕は全力で走って、会社から家に帰る。
 そこまで、仕事に対してロイヤリティーを持てるものなのか?
 すごい。

・JALの御巣鷹山墜落事件の前橋新聞社の奮闘ドラマも思い出した。
 あのドラマも、ものすごかった。
 
・絶望的な悲惨な状況から、「がんばろう神戸!」希望への転換も見事。
 最後の少女の笑顔と15年後の彼女へのインタビュー。
 人間はどんな状況でも希望を失わずにやっていくことができる。
 それはとてもすばらしいこと。
 これを一枚の笑顔の写真が伝えてくれた。明るい感動的なラストに
 救われた。

 真実はノンフィクションを越える。すばらしいドラマでした。

 


新年おめでとうございます

2010-01-01 09:57:45 | 年間スケジュール

2010年の年があけました。
風もなく、冬の日差しがまぶしい、お正月らしい朝です。

昨年もまた、たくさんの方々にお世話になり、心より感謝申し上げます。
野球を通じて多くの人との出会いがあり、
いい年だったとと思います。
クラブ内では監督から事務局へ転進したのですが、おかげで、他の
チームの方々とも少しづつ、交流を深めることができました。
他クラブの人たちとも大きく交流の輪を広げることができたのも、
30時時間以上費やした、連盟規約や大会規定の
改正委員会メンバーに参加できたたおかげです。

私自身は、今年、中学二年になる息子の観戦を楽しみにしながら、
少年野球のクラブや連盟のアシストも、できる範囲で、精一杯
やっていきたいと思います。
特にクラブでの縦の情報交換や交流を促し、ひとつのクラブとしての
まとまりや結束を高めることを基本にすえて、活動計画を策定していきたいと
考えてます。

日頃、思うのですが、
少年野球は子供たちのためだけにあるのではないということ。
「子供のために」を強調される方が多くいて、それは正しいのですが、
クラブは大人たちの大事な交流の場でもあり、
そこでは練習内容や試合結果を語り合うだけでなく、
自分のオープンにして、もっとお互いを知れば、
これからも末永く付き合える関係を築くこともできます。
それは大人一人ひとりの心がけ次第です。
子供が卒部して、同時に大人も卒部して、自分の子供を追いかける、
これは当然のなりゆきです。
でも、また近いうちに、子供が親離れ、大人も子離れしたときに、
戻る場所があってもいい。
その場が少年野球クラブであってもおかしくないと思います。
ここにはいろんな技能や特技、豊かな個性を持った方々がいます。
会社でのしがらみのある付き合いよりも、
もしかすると、長くより深いつきあいもできるかもしれない。
そんなこともうつらうつら考えながら年を越しました。

昨年は野球以外に、英会話も少しづつ再開したり、読書も意識してます。
今、話題の「坂の上の雲」も大学時代に読んで以来、三度目を読んでいます。
同じ本でも、感じ方が昔とこんなにちがうのかと驚きです。

そんなことで脱線しましたが、今年もどうか、よろしくお願いします。
皆さん一人ひとりにとっても、よいお年でありますように。