少年野球とともに 

ここには少年野球の監督時代のあれこれを備忘として
書いていたけど、
今後は中国と日本語教育が中心になる見込み。

佐倉選抜チーム(中学軟式)の健闘に思う

2011-06-22 22:04:59 | 中学野球


先週末、三男の属する佐倉選抜チームの試合を応援してきた。
正式には全日本中学軟式野球選手権大会 千葉県大会の準決勝、決勝。

千葉県の中学の野球部は約460チームあり、県大会に残ったチームは16チーム。
船橋選抜、オール習志野、オール八千代、千葉マリンジュニア、オール市原といった選抜チームから
成田西中、松戸4中、昭和中、流南エクスプレスといった中学単独チームまで。
いずれも地区予選を勝ち抜いた16チーム/460チームの競合ぞろいである。

佐倉選抜はオール四街道、大山口クラブを破り、成田ブロック代表となった。
県大会の初戦はオール八千代をコールドで下し、2回戦は白子中を1-4の劣勢から
サドンデスに持ち込み、逆転勝ちして駒をすすめ、
準決勝では昭和中、決勝で流南エクスプレスを下して、
千葉県大会を制したのであった。
県大会は雨天で流れ、ダブルヘッターを2度こなしての
タフな戦いを強いられた。

3年前、小学生のクラブチーム、勝田台リトルジャガーズでは、
県大会でベスト8に3回挑戦して、いずれも、敗れたが、
今、ここでやっと、県ベスト8をクリアできただけでなく、
千葉県のトップに立てたのがとても嬉しい。

7月末に宇都宮で行われる関東大会(ブロック予選)で2勝すると、
横浜スタジアムで全国のトップ16チームとして、さらに一流の全国レベルで野球ができる。
1回戦の相手は群馬の選抜チームらしい。

佐倉選抜、このチームの素晴らしさは、なんといってもチームワーク。
怪我をして県大会は出場できなかったキャプテンが元気いっぱいの笑顔で皆を鼓舞し、いいムードを作り出している。
何人かが修学旅行で休んでも、「皆で全国に行く!」を合言葉にしっかりとカバーするヒーローが誕生する。
関東大会までには、治療中の二人のケガも癒え、チーム力は万全になるはず。
ユウゾウもよく投げた。県大会の2日で4試合を投げたのは、もちろん生まれてはじめての経験。
いい仲間と楽しい雰囲気で、厳しい緊張感のある試合ができて、ほんとに彼らは幸せだと思う。

選抜チームを指導する先生方は、自中学を見る傍ら、超多忙のなか、
練習を指導し、強豪チームと練習試合を組んでいただいたのも大きい。
試合結果の詳細なレポートと次の試合への期待や心構えを「選抜便り」という冊子で
試合毎に配布していただける。
これも試合を振り返り、親子でワイワイやれるとてもいいお便りです。
そこには何と、過去の戦績で、6才上の兄、大二郎が選抜で出場した記録前も
登場して驚いた。

佐倉選抜、彼らに高校まで同じチームで一緒に野球をやらせてあげたいと、
夢のようなことをつい考えてしまう。

関東大会でも、力の限りを尽くして頑張れ!

中学の夏の総体一回戦の壮絶な戦い

2010-07-18 06:18:55 | 中学野球
昨日は中学の三年生にとっては最後の大会となる総合体育大会(総体)の試合。

試合は初回に1点を取られるも、スグに1点を取り返し、7回まで1-1。
延長を9回までやっても勝負はつかず、サドンデス(無死満塁)となった。
10回表、先攻の西中は、は二つのスクイズ失敗と凡打で得点ゼロに終わる。
相手は当然一点とれば勝ちなので、あとはいつスクイズを仕掛けてくるか?
ベンチの監督の作戦の読みあいとなる。
10回裏、相手の攻撃、相手のスクイズを読み、スリーバントスクイズを見事に
外した。そして三塁走者もアウトで二死!
・・の予定が、打者は体を投げ出し、投球に飛びつき、バットにかろうじて当てて
ファウル。
ランナーは残り、一死がやっと。これが勝負のあやとなる。
そのあと、ショート前へ、スクイズを決められ、ゲームセット。
大泣きでグランドにへたり込むバッテリー。・・残酷な瞬間。無念。

しかし、全員が最後まで集中して、守備も無失策の息詰まる好試合だった。、
ほんとに心に残る、素晴しい最終戦だった。

2年生で背番号1を背負った、わが西中の投手は、1月前に肩を過労剥離骨折しており、塁間キャッチボールもままならない状態。
それでも、「先輩たちに一勝をなんとしてもプレゼントしたいから、絶対投げて勝つ」と、ドクターにお願いして、朝一番でドクターにがっちりテーピングをしてもらい、
痛み止めを飲みながら、気迫の投球を見せた。
普通、こんな状態で投げさせること自体、いい訳がないのだが、
親として、この試合で投手をやることにストップをかけることができなかった。
はたしてよかったのか?わからない。きちんと肩の怪我は癒えるのか?

試合では、満塁で何度もスリーボールになり、下級生の親としては、これ以上ない
緊張感を強いられた。
妻は、吐き気をこらえるのに必死で、声も出なくなった。
彼は、延長で、あと一球ボール球を投げると敗戦、
という状態でも、その度に、腕を思い切り振りぬき、渾身でストライクの直球を
放り込んだ。
 投球練習では山なりのボールが、回を増すごとにフォームも安定し、
球も切れを増し、結局、10回120球以上を投げぬき、無四球の自責点1。

彼は今日から主将として、チームの責任も背負うことになる。
来年に向けて、キャプテンとしても、チームをまとめる力を発揮してほしいと
切に願う。   肩も一日も早く快復することを祈りたい。 

今日の長嶋杯

2009-11-07 22:52:37 | 中学野球

一回戦敗退、1-0。
7回最終回二死までノーヒットに抑えられていながら、
4番樋口がレフト前へ見事なクリーンヒット。
5番四球後、ノーサイン重盗で二塁三塁まで
追い上げたが、1h10mの息詰まる投手戦が幕を閉じた。

いい試合だった。エースは被安打はわずか2。
1番をつけて、見事な投球。気合がボールにこもっていた。

息子は1月前から捕手をやらされ、ストライクもポロリ、ポロリの不安いっぱいの
試合だったが、相手に盗塁を一つも許さず(走ってないが(笑))まあまあかな。

ほんとに、勝たせてあげたかったが、レギュラーを怪我、インフルで二人
欠きながら、見事な試合だったと思う。

先日、小学校のチームのエースが遊びに来て、わがLJから
2人入っているチームが県大会で優勝したとうれしそうに話してくれた。
これは指導者冥利です。感激です。

一方で、中学になっても、自覚が足らなくて、いい加減にやっている卒部生の
うわさも、時々、耳に入る。残念!
頼むよ、君たち。
今、すこし迷っていても、きっと、何年かしたら、
ひたむきな姿を見せてくれることを僕は信じる。よ 


西中の野球部一年生へ

2009-10-08 22:57:10 | 中学野球
卒部生も時々、このブログにコメントで登場するので、
中学の野球部で頑張る君たちにも、一言いわせてくれ。
シニアとちがって毎日、基礎練習をやる機会があるのが中学野球。
それをしっかりやっていけば、少々の技術が劣っていても、
体力はあたりまえのように確実についていく。
何よりも毎日の積み重ね、真面目な努力は力になる。裏切らない。
イチローもいっているではないか。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと
思っている」・・・これ、心に刻むべき名言だぜ。

今をどれだけ真面目に過ごすかがとても大切。
N中では1年生の練習態度が悪いので、先生は1年生大会のエントリーを
取りやめたと聞いた。
こんな屈辱的な話は聞いた事がない。
でも、私も、今のN中の1年なら、無理にチームを編成して
試合に出ても仕方ないと思う。先生には、とてもつらい判断だが、
これは正しいと思うよ。
来年、いきのいい新入生がレギュラーをとって混生チームで、
一からチームつくりをしたほうがいい結果が出るような気がする。
・・でもさ、これは、とても残念なこと。
今のままなら、一年生の君らは上級生になっても試合出れないよ。
リトルで県大会ベスト8のメンバーを張っていた君たち。
ここには何人もいるのに。
君たちは、今、頑張らなくて、どうするの?
人のせいにしないで、自分がベストを尽くしているか、
胸に手を当てて、真面目に振り返って、考えてほしい。
グランド外から見ていると、だれが、一生懸命やっているかどうかは、
とてもよくわかるもんなんだよ。
できれば同学年で、今後、仲の良い、
それでいて強いチームを作ってほしい。
私はそう願いたい。
言い訳せずに、皆、ベストを尽くせ。
そして、入学時、大会にも 出してもらえなかったチームが
最高学年になった時に、下級生の憧れの先輩たちであるような、
県大会に出るような、強いチームになってくれ。

今は最低だ。
でも見方を変えれば上昇あるのみ。それは君らの心がけ次第。
私は3年の卒業まで、このチームを最後まで見守る。

頑張ってほしい。頑張れ!

中学の練習試合

2009-09-12 23:04:29 | 中学野球

今日久々に見た中学の二つの練習試合の感想を、
少し辛口(?)にまとめたのだが、
投稿のボタンを間違えて、消去してしまい、再度書き込む意思を、
消失してしまった。

要は以下の4点の問題提起です。
・一塁への明らかアウトのヘッドスライディングをさせている意味?
・子供はこのプレーをどう考えていたか?
・親として監督(先生)の真意をただすべきかどうか?
・親と先生の考え方が違う場合、子供の前でそのことを
 いうべきかどうか?

まあこのようなことについて、皆さんへの問題提起をしてみました。
ご想像にお任せしします。

次回、気が向いたら、書いて、補足しましょう。

小生は今日はこの試合の間、専用グランドのドラム缶でごみ焼却を
したとかで近隣住民からの苦情が、市役所を通じてきた件で、
関係諸氏との事実確認やら徹底やらやっておりました。
事務局仕事の庶務で結構忙しい日々です。
現役監督で子供たちと楽しませていただいた恩返しと、考えてます。

以上。


7月15日中学総体 一回戦 対井野中

2006-07-16 05:49:34 | 中学野球
中学最後の公式戦を応援に行きました。
高校野球で言えば夏の甲子園地区大会予選にあたります。
今までの練習で得た全てを出し切れば勝ち負けは仕方が無いと思ってました。
私自身も選手の約半分が小学区低学年から同じクラブで指導した
(一緒に野球を楽しんできた)メンバーだけに
一日でも長く、この仲間たちと野球を楽しませてあげたいと思う気持ちも大です。
さて、試合は四球と失策が絡み、先取点、追加点をとられ、こちらもスグに1点を返すも、
チャンスでヒットが出ない。こちらの打ったヒットは内野安打含めて2本のみ
と相手投手に完全に抑えられた格好。
打てないのは仕方ないとしても、守備でミスがいくつかでてしまい、
持ち味の堅い守備で勝って来たチームの「らしさ」が出せなかったのは残念。
しかし、初戦で負けて、先生と同学年全員で泣きじゃくった・・
というのはこのチームが中学の3年間、素晴らしい指導者のもと、全員で結束して、
一生懸命、皆で楽しく野球をやってきたという証拠ですよね。
今日はヘルメを脱ぐと真っ白なくりくり頭。決意を表すために、ほぼ全員が
自発的に、嬉々として5厘狩りの丸坊主頭になってきたのも
今時の中学生としては、微笑ましい光景でした。
さて、少し休んだあとは、志望高めざして集中してほしい。
野球で培ったくじけない精神力、集中力があれば、
「半年間の受験勉強くらいなんでもない」と
いうことを後輩たちにも示してくれると信じてます。
まずは、西中野球部のみんな、3年間よくがんばった。お疲れ様でした!

父兄の皆さんもほんとにお疲れ様でした。
これからも子供たちのおかげで築くことができた、
我々のいい関係も大切にして、
グランド内外での末永いおつきあいをよろしくお願いします。

5月13日 南印旛代表決定戦○ (四街道野球場)

2006-05-13 18:49:52 | 中学野球
佐倉選抜vsオール四街道 
8:55~11:20  4-3で佐倉選抜勝利。
今日は久々の中学野球をスタンドから応援。(小学校のポスト杯開会式お手伝いできず、もうしわけないです)
佐倉選抜は小学校のクラブチームで指導してきた(遊んでもらった)安藤君と次男
が先発バッテリーを組むという、感激的なラインアップアナウンスで開始。
試合はさすがの先発メンバーだけあって、小雨降る中でも、両投手好投。
好守備も多く、なかなか点が入らない。後攻の四街道に3、4回に1点づつとられ、
2点を追いかける重苦しい展開となる。
6回表、佐倉は3番の先頭バッターがヒットで出塁、四球を挟み、バントで2、3塁とランナーを進め、安藤がレフト前にタイムリーヒット、
その後、センターへのヒットで同点。2死後、レフトへのフライを落球し、
この回、一挙に4点をあげ、逆転に成功。
最終回の7回裏、相手の攻撃は、四球2個とヒットで1死満塁、四球押出しで
わずか一点差。ここで勝負は全くわからなくなり、総立ちの両ベンチからも
絶叫の嵐。緊張感が高まる中。こちらの根郷中の投手はここから後続を落ち着いて三振。最後はショートフライでゲームセット。
一つ一つのプレーやスピード感は小学生の野球とはもちろん比べものにならないが四球やエラーが得点に絡むことが多いのはどの野球でも同じ。
こちらも、失策はしょうがないが、バント処理の内野連携等は、代表チームとして練習時間少ないにしろ、次回までにきちんと修正したほうがいいと考える。
それと、内野の声が総じて小さいのが気がかり。こういうチームだからこそ、
自分たちで必要以上に声掛け合って、次のプレーを確認しあい、チームの雰囲気を一気にまとめていくことが必要・・
とまあ、小学生チーム並みのコメントだが、野球というものは、小学校でも中学でもかわらないことを改めて感じた試合だった。
まあ、なにはともあれ、最終回の胃が痛くなるような緊迫感をのりこえ、逆転勝ちをおさめた佐倉選抜の勝利に拍手をおくりたい。
来週は立派な松山下球場で成田の代表決定戦。一つ勝てば県大会出場が決まる。全力でぶつかり、3年連続の出場を勝ち取るとともに、更に上をねらってほしい。