少年野球とともに 

ここには少年野球の監督時代のあれこれを備忘として
書いていたけど、
今後は中国と日本語教育が中心になる見込み。

宮城県での復興支援のお手伝い

2011-10-08 10:26:15 | ひとりごと
5日間、会社業務を離れて、東北は気仙沼へ復興支援のお手伝いへ行ってきた。
我々は、ボランティア本部と相談して、地元の水仙ロードの復興のお手伝いをした。
そこはかって、地元の人々が水仙の球根を植えて、季節には約2KM近く、道の両側に水仙が
咲き乱れ、安らぎ、憩いの場となっていた場所。
震災に伴う津波が津谷川をさかのぼり、その波の高さは附近で10M以上に達したという。
近くには気仙沼線の陸橋が無残に寸断されているのが目に飛び込む。
今は漂流物とともに海砂も打ち上げられ、雑草が生い茂る風景となっている。

まず漂着物を除き、ビーバーで草を狩り、スコップで根を掘り起こし、
それらを捨て、整地するまでを行った。
今後、続く仲間が土入れ、球根を植付け、
来年には元通りの水仙ロードが復活する(予定)

震災直後の水仙ロード→
草刈前の様子 →
草刈後のスナップ →

作業中、行きかう人や車に会釈するたびに、大きな深いお辞儀を返していただく。
作業の手の抜きようがない。皆、言葉も交わさず、一心不乱に作業する。
毎日、現場へ向かう道すがらの風景は、以前集落があった場所が、その原型をとどめてない。
自動車が大きな塊のスクラップとして小山になっている。
SLが転がったまま。病院は破壊されたままの廃墟。
数少ないコンビニやクリーニング店はプレハブ営業だ。
帰り道、石巻にも足を伸ばして、80名近くの生徒が亡くなった大川小学校もみた。
裏山にかけ上ったと聞いたが、こんな急峻ながけを小学生がよじ登れる?
僕らは立ちすくみ、涙ぐむしかない。合掌。
我々がやった復興支援作業そのものは、ほんとに、ほんの些細なものでしかない。
でも僕らにとっては、何か一歩を踏み出せた、のではないかとも思う。


夏休みに見た中国映画(DVDレンタル)二本と二冊の本。

2011-09-02 22:22:40 | ひとりごと


少年野球ブログでありながら、最近 野球から脱線しっぱなしです。
まあ、それもよか、ということで。

夏休み、中国語の勉強といいわけしながら、目に留まったものをレンタルしてみた。
何とこの二本はちょっと古いけど、大当たり!だった。
まだ見てない皆さんにおすすめします。
それと先月読んだ二冊の本もあわせて紹介します。

「我的父親母親」 初恋の来た道(邦題)  THE ROAD HOME 

主人公の無垢であどけない少女がなんと可憐なことか。
初恋で結ばれ、夫を慕い続けた彼女の思いが主題の映画である。
背景は「北の国から」を思い出さずにはいれない美しい自然。
走る姿で懸命な思いが、トコトコ歩きでは嬉しくてたまらない思いが画面から伝わる。
モノやカネはないけど、きちんと生活している農村の人々の清廉、正直な暮らしぶりから
我々が置き忘れたものに気付く。
自分にとっても、中学まで歩く田んぼの通学路や、当時、好きな女の子に抱いていた淡い思いが、
昨日のことのようによみがえってきた。

 「一个都不能少」あのこを探して(邦題)  NO ONE LESS


13歳の代用教師の少女が、都会ではぐれたクラスの生徒を懸命に探す物語。
チョーク一本すら貴重品である農村の学校の様子。
驚いたのは先生ですら、バス代やコーラ1本の値段の見当もつかない。
商品の価格を知らなくて暮らせる・・これが農村の実状なのかも知れない。
26人の子どもたちに物が乏しい暗さは微塵もなく、むしろ子どもらしい元気のよさ、
表情の豊かさを楽しめる。
他の人物描写も丁寧でおもしろい。
村長のおとぼけぶり、出稼ぎ少女と教師のたくましいやりとり。
仕事に忠実な受付嬢、責任者らしくない優しい局長。
ちぐはぐな局アナ・・。
ストーリーは単純至極だが、最後は涙ナシには見られない、感動する映画です。


中国の「今」を教えてくれる二冊の本。
日本で書店に並ぶ中国関連書は、現政治体制への批判や過去の歴史の検証、或いは強大化した中国への恐怖を扇動するものが多いが、
最近、少し趣の異なる良書に出会ったので、紹介します。
これらは二人の米国人ジャーナリストが書いた現代中国のルポである。


・疾走中国「COUNTRY DRIVING」 ピ-ター・ヘスラー著(栗原泉訳)

著者自ら中国で自動車運転免許を取り、万里の長城に沿いレンタカーでドライブしながら各地でのレポート。
高速道をバックで逆走しても誰も驚かない遵法感覚や運転免許の問題例には思わず笑える。
以下のような報告もある。家主の息子の病気治療に献身的に関わることで生まれる心の交友と現地医療の実態。
起業の終始からわかる現地人のビジネス感覚、村の選挙への出馬から落選までの党地方組織活動の一端。
他にも多くの事実から問題が投影される。


・現代中国女工哀史 「FACTORY GIRLS」 レスリー・チャン著(栗原泉訳)

中国生まれのアメリカ人女性が、工場に出稼ぎにきた地方のティーンエイジャーたちの夢や希望と落胆、都会での変貌ぶりを伝える。
日々の管理職との丁々発止や工場脇にある怪しげな各種専門学校への潜入、出会い系サイトの利用や婚活など彼女らの上昇志向と生活ぶりが鮮やかに描かれる。
著者は親友となった女工員の里帰りにも同行して、彼女の母親と三人で同じ布団に寝ながら、
農村で幾月も共に過ごした詳細なレポートや、祖父が過去に中国で悲劇的な最期を遂げた事実を関係者にインタビューして検証した章もある。
両書ともに中国の急激すぎる変化に書き手の驚嘆と困惑が率直に表現され、
事実の記述を基本としながらも、随所に人への優しいまなざしがあり、ウィットに富む文章もテンポがよく一気に読める。
なお、この二冊の著者は夫婦であり同時期に滞在して取材しながら、そこにほとんど触れられてないというのもおもしろい。
中国の「今」を知りたい方におすすめの二冊である。

夏休み

2011-08-18 10:06:49 | ひとりごと
三男の中学野球関東大会の応援は先月末から雨天中止も含め二度出かけた。
家族全員人とジジババ一緒に宇都宮まで。
結果、我が千葉県代表は群馬県に勝ちあと1勝で全国大会というところで
山梨県に敗れた。
こちらは一日2試合の連戦、相手は1試合という、組み合わせの不利もあったが、
相手はさすがに強かった。完敗。

さて、ほぼ10日間の夏休みがあと4日。
今年は自宅から5キロ圏から、まだ出ていない(笑)
多分生まれて初めてでないか、予定や移動のない長期休暇は?
おそらく、残りも似たようなものになるだろう。

これまでの毎日は
午前か午後に図書館通い。甲子園を1日に1~2試合TV観戦。
日曜朝はいつものようにソフトボール。
蚊の猛攻を受けての草刈。これですべて。

夜はDVDを二本見た
「SocialNetwork」と
「初恋の来た道」

図書館で中国語に飽きたら、本もチョコチョコ盗み読んだ。
休み中に読んだ本は、
「マネーボール」アスレチックス(MLB)の快進撃の影にこんな凄腕GMがいた!
「阿Q正伝」世界文学全集で小4くらいのころ読んで以来。当然全く違う読後感。
「旅する力」沢木耕太郎の「深夜特急」後日エッセイ。息子の本棚から借用
「タッポーチョ」太平洋の奇跡 サイパン玉砕のアメリカ海兵隊員の記録。これも同上。

長男は今、台湾、インドネシア、ベトナムを周遊中。
・・時間と自由がたっぷりある、彼がうらやましい。

さて、いまから、汗かきながら、習志野vs日大三高のTV観戦。
どこまで習志野が食らいつくか、とても楽しみ。








被災された方々に何ができる?

2011-03-27 06:40:53 | ひとりごと
久々です。
東日本大震災では多くの方が震災にあわれて、心が痛みます。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

TVやネットの恐ろしい津波画像を見るたびに、恐怖にすくむだけでなく
今、我々に何ができるかを考えて、実行することが大切だと思う。

普段の活動を自粛することもありだろうが、
いたずらな自粛ムードで
いろんなものがマイナス方向、沈滞していくことの弊害も考えなきゃいけない。
わがクラブは昨日も強風の吹く中、6年生は練習試合をやった。
お母さんたちも多勢応戦にかけつけ、風にあおられ、砂まみれになりながら、
応援してた。子供たちの歓声。普段と同じ。
この平和な光景は崩したくない
一方、被災地では親の安否もわからず、野球どころでない多くの子供たちがいる。

少年野球の自粛、これもいろんな考えの方がいて、大いに議論して、
いろんな考え方や立場を尊重して、組織ごとの活動方針を決めていけばいい、と思う。

前書きが長くなりました。

自分にできることを考えた。

・金を出す・・いちばん簡単。居酒屋一回分5千円くらいなら、何も構えることない。
・ものをおくる・・物流やルートが確保できないと、まだ、迷惑かな?
・節電、節水は当然。ガソリンを使わず、自転車を使う
 こんな時期に、水や食料の買いだめをするのは、自分さえよければ・・を
 皆にさらしているようなもの。あたりまえ、最低限のもので我慢する。
・普段ミネラルを飲んでる人は、あえて水道水を飲む。
 普段より、食生活のレベルを落とす。おかずをへらす。
 被災地にむかう水やインスタントを我々は極力使用しないこと。
・被災した少年野球チームと連絡。必要なものやことを聞いて、できることをやる。
 すくなくとも、一度練習試合をやったことのある県内の沿岸チームには
 安否連絡をとってみる。
・少年野球連盟で、みなに考えさせる機会をつくる。さて、どういうふうにやろうか?
・ボランティア活動・・東北までは距離もあるので、WEB情報をあたり、県内で探した。
 浦安は締め切り、旭地区はまだ募集してたので先週末、ガレキかたづけに行ってみた。
 15人が亡くなり、行くえ不明も数名。先週は500人以上が避難しているとのこと。
 いってみると、ガードレールがちぎれてる。家がぺしゃんこ。
 車が乗り上げ、漁船が何百メートルも内陸の校庭まで流されてる。
 涙で作業している老女の姿。
 歩いていると現地の人が気軽に声をかけてくれる。車に乗せてくれる
 被災された方々は、いかに津波が怖いものかを語る。
 やたら元気でよくはたらくボランティアたち。
 ここで撮った写真をネットでアップする(未)
 東北だけでなく、近所でもこんなに大変なことになっている。
 すぐ近くで支援活動もできる

あ、書いているうちに、6時半すぎた。今朝もいつもと同じように
ソフトボールの練習ができる幸福に感謝しつつ、でかけます
9時からの連盟会議では、少年野球連盟で何ができるか、提案してきます。

新年おめでとうございます

2011-01-01 10:48:38 | ひとりごと
あけましておめでとうございます。

今年はグランドで初日の出を見ました。こんなの初めてです。

ソフトボールチームで7時集合、お神酒を出すというので、
コート着てスニーカーで手ぶらでいったら、
皆さん、グラブにユニフォーム姿・・・

え?練習すんのん?あたりまえやん、ということで、
急いで着替えにもどり、グラブ抱えて
グランドへ戻りました。

その頃ちょうど、朝日が昇り、なかなかいい感じでした。


あけましておめでとうございます。
今年もいい年でありますように

今年のお正月は、グランドで初日の出を見ました。
朝7時グランド集合ということで、何の疑問も持たず、
セーターにコート着て手袋していったら、
そこにはユニフォームにグラブをもった男たちがいた。

このソフトボールチームは元旦も練習するという!
なんということ!
急いで家に戻り、ジャージに着替えて、グラブ抱えて
走って戻ると、ちょうど朝日がさしてきたというわけ、です。

練習後、Kさん手作りのおいしいだしまきと
おせちが振舞われ、
お神酒で一杯やって帰ってきました。

今年のお正月も穏やかです。西日本は大荒というのに、
関東の冬の青空はホントに気持ちいいです。

冬のお出かけ予定は何も無く、
去年のようにゆずこしょうつくったり、
うどんをてづくりしたりせずに、
読書三冊と中国語の歌を一曲覚える
楽チン正月にします。

坂口安吾 「信長」・・安吾といえば堕落論しか頭に無かったですが・・
浅田次郎 「ハッピーリタイアメント」 楽しいです。
柘植久慶 「ベトナムと組むメリットを知らない日本人」 
      ベトナムのこと、普通、あまり知らないですよね。
      息子が3月に行くので僕も勉強です。

王菲 /フェイ・ウォン 「我願意」・・このバラードすごくいい。
中国語って発音が難しいけど、とても音がきれいなんですね。

さて、いただいた年賀状みて、午後は成田さんへいって来ます。
皆さん、良いお正月を。

ことしの抱負は、のんびり、考えます・・・

糸井幸恵さんを悼む

2010-12-12 06:16:38 | ひとりごと
先日、クラブの選手のお母さんが亡くなった。
短い弔電に無念の気持ちを書ききれなかったので、
ここに彼女への僕の思いを残します。

悠二や葉月たちが試合で、いやなムードになり、
我々ベンチが「声を出せ!元気をだせ!集中しろ!」と
選手へいくら激を飛ばしても、
選手がそれに応えられないとき、
一番、大きな通る声で相手チームや応援団を震え上がらせたのが
あなたからの、グランド上に響き渡る大きな声でした。

「いけ、いけ、いけ、いけ、いけ リトル!」

それで応援がまとまり、盛り上がり、選手にも伝わる。
いつも、そうだったよね。

選手一人ひとりだけでなく、グランドで共に過ごした誰もが、
グランドであなたからもらった、心のこもった大きな声援と
あふれる愛情を、決して一生忘れることはありません。
あなたはいつも子供たちに勇気を与えてくれてた。

町で卒部生にあったら、駆け寄り「今度は絶対甲子園だね!」って
いつも明るい笑顔で、声をかけてくれてたよね。
「ほんと、楽しみだよね!」
クラブの皆に、わが子のように思いやりを持って、
接してくれていたのが忘れられません。
そんなあなたが、逝ってしまうなんて・・。

天台やマリンの空の上で、そして夏の甲子園の広い空の上でも、
たくましく育った子供たちを 見守ってあげてください。
ピンチになったら、あの気合で、あの声で、
彼らの背中を 思い切り押してあげてください。
たくさんの天国の仲間にも、彼らを紹介し、
胸を張って、自慢してあげてください。

・・・でも、もう大きな声をださなくてもすむ、ね。
皆の胸にはいつも、幸恵の声が響きわたっているもの。
ゆっくりお休みなさい。 
もう、あえないなんて、さびしすぎるけど・・・。

今まで、ほんとに、どうも ありがとう。
悠二や葉月は、あなたが背中を押してくれたみんなが、
しっかり守っていってくれるのは間違いないから。
                       合掌

少年野球。 大切なもの?楽しい野球って?

2010-12-03 23:26:16 | ひとりごと
久々にブログの更新をします。 (プレッシャーもかけられました・・笑)
先月、ソフトボールの練習中に誤って右手でボールを受けて、
中指先端を骨折し、ギブスを1ケ月、外せず、大変不自由な思いをしてました。
が、やっとギブスも外れ、日常生活に支障が無い程度に回復。

さて、先日の我がクラブの指導者懇親会のことを書きます。
わがLJはほとんど、チーム単位で行動しているため、
クラブとしてのまとまりに欠け、意思の疎通が不十分・・等の反省を受けて、
今年から2月に一度、指導者全員で1,500円会費で弁当、ビールを出して
公民館等で集まって飲み会開催してます。

今回はいきなり酒、でなくて、30分ほど、いすに座っての会議形式で
今年の反省等を各監督に話してもらい、それをきっかけに意見交換をました。

「子供たちに野球をやらせるのに大切なものは?」という問いかけがあり、
 約30名の大人の参加者全員が一言づつ話しをしました。

・好きになって自発的にやらせる
・主役は子供、導いてあげる
・目標を持たせる
・野球の面白さを伝えたい。
・何を目標にするか?そのために何をするかをわからせる
・勝つことが子供たちのモチベーションアップになる
・勝つための意識統一
・うまくなるプロセスをきちんとフォローする
・グランドに来るのが楽しい(大人がそう思う)
・仲間意識を持たせる
・たくさんバットをふり、1球でも多くボールを捕る
・楽しくやる
キーワードは「勝つ、楽しい、目標、意識」あたりが多かったです。

 私のチームでともに戦ってたSコーチがうまく表現してくれました。
「好きなことを通じて、目標に向かい、それを実現するために、
 努力して勝ち取るプロセスをひとつひとつ経験してほしい」
  ・・・Perfect!
我々は同じ思いを抱き、戦っていた、という思いを改めて感じて、感激でした。

私のその問いへの答えです。前からずっと考えていたことです。
自分の提唱する「エンジョイベースボール」とは
「高い目標を定めて、それに向かって、皆で真剣に取り組み、エンジョイする」です。

ただ、楽しむ・・なんて当然、無理ですわ(笑)
仲良し、友人同士で、楽をして、いい結果だけ得ても、楽しくないはずです
その辺の公園で、気の会う仲間たちだけで、親子野球やってれば、それは楽しいでしょう。
でもその程度の楽しみ・・・では、面白くないです、よね。


・いろんな壁にぶつかる→乗り越える、

・仲間たちとの不和や軋轢→原因を考えて、何とか手を打つ、

・強いチームと戦い、負ける→なんで負けたか考える。

・親や指導者たちとの意見のくい違い
→しつこく対話してぶれない方針を決める。

・知らないチームとやるとき
→情報を集める、知人のつてをたよる、作戦を立てる。

・それでも勝てない
→監督、ベンチが悪いのか、選手の力なのか?皆で悩む。

・では勝つために何をすればいいか
→選手に考えさせる→大人たちも考える
→皆で納得する→鍛える、つらい練習もする。
 (つらく思わせない工夫はできる)
→できなかったことができるようになる。

・そして最後には、なかなか勝てなかった強豪チームにも勝つ
→心から達成感を味わい、エンジョイできる

勝つためにどうすればいいか、それも高いレベル(県大会で勝つ)ために
大人と子供がチーム全員でまじめに考え、厳しい練習を乗り越えて、
最後にはそれがひとつになっていく。こうしたプロセスを経て
・・いいチームが完成する。
これが、少年野球の醍醐味、喜びだと私は感じました。

子供たちが届くぎりぎりの到達目標を設定できるかどうかも
指導者の大きな課題です。
(私の後悔:県ベスト8で満足せず、県大会制覇の目標を掲げるべきだった!)。

わがクラブの基本理念は以下です。
「野球を通じて、礼儀正しく、何事も最後までやり遂げることのできる子供たちを育てる」

野球はあくまで手段です。「社会性と貫く強い意思」をもった子供を育てる。
これができれば、野球ができなくても、社会でたくましく生きていけます。

毎年、12月に卒部式が開催されます。
今年の6年生たちも、ほんとに楽しそうに野球をやってます。
先の会で、指導した大人たちも少年野球はとても楽しかった、と口をそろえました。

親子で一生忘れない、楽しい思い出としての少年野球時代
・・・みなでやれば、必ずできます。
やりましょう!
エンジョイベースボール!


2010年夏休みメモ

2010-09-12 06:07:22 | ひとりごと

夏休みにかまけてブログ更新をすっかりさぼってしまった。
このままだと、このブログもしぼんでしまいそうなので、奮起して休みネタを書く。

受験生がいるというより、そもそもレジャーに充てる資金もなく、
時間だけがある夏休み。
過ぎてみると、アウトプットは、なくもないな(笑)
少年野球とは関係ないことばかりだが。備忘のため、書き残しとく。
夏休みの支出総経費は3日分のテニスコート代1200円と
ダビング用コード800円の計2000円のみ!
これは多分、我が家の休暇支出再安記録。

1.膨大にたまっていた8ミリビデオのDVD化(約50本をDVD10枚に)  
 5日くらい、ダビングにかかりきりで、8ミリ再生、DVDダビング、
 記録内容メモの
 単純作業。
 子供たちのやんちゃなころの動画を皆で楽しむこともできた。
 デジタル化できたので、ジジババにもコピー配れる。  
 このダビングは暇な長期休暇とか専業主婦にははおすすめ作業です。
 きっと喜ばれます。  
 但し8ミリの再生機(カメラ?)が作動することが条件。  
 今回、業者も調べ、1本最低で500円くらいでやるところもWEBでみつけた。  
 が、時間があるので単純作業に挑戦した・・はりつきっぱなしなので、
 粘りと根性も必要。

2.N高校の野球観戦  
 甲子園に行っての応援行きも考えたが、三男の部活との日程もあわず、
 結局テレビ観戦。  
 ベスト4まで勝ち進んでとても楽しめた。  
 N高校は投手を除き、一人ひとりの力は全国レベルというほど傑出してないが、
 堅守を持ち味に、粘り強く、少ないチャンスを活かす・・
 まるで強豪私立に挑む普通の公立高校のような(笑)、
 高校生らしい、すばらしい見事な戦いぶりだった。  
 野球部を今年卒業したばかりの次男にも、当然、寄付依頼がきた。
 しかも3部門から別々に。高校、野球部OB会と野球部学年父母会。
 どの寄付がどんな使途になるのか?
 説明もなく、なんかヘンな話。
 収支報告内容を監査してみたいと思うのは私だけ? 
 そもそもこの手の収支報告ってあるのかな?  
 他の高校はどうなんでしょうね?
 寄付は一体何に使用されているのだろう?  
 監督、部長、登録選手の交通費と宿泊費は
 高野連から全額支出されますし、それ以外って?  
 登録選手以外の選手の帯同費用と応援団の交通費?
 くらいしか思いつかないけど、何千万円も必要なのかな?

3.家族でテニスを3日。  
 長男と半分テニスがお仕事の母上と三人でやった。
 キャンセルをWEBでチェックし、 市民コートで2時間づつを3日。  
 彼は大学でテニスサークル1年を経てでそこそこできるようになっているが、
 まだまだ、シングルの試合では親には勝てない。 
 小生はゲームのサーブのおかげで右肩を少し痛め、
 そのあとのソフトボールに影響した。

4.涼しい図書館でお勉強  
 地元の図書館の指定席(自習席ではない)で外国語会話とお仕事を少し。
 猛暑なのに家では昼間の冷房は禁止、家では17時を過ぎるまでは
 スイッチをいれてもらえないので、涼しい場所へ避暑が必要。快適。
 英語以外の外国語を学ぶことも結構楽しいものだと気づく。
 外国語を学ぶことはその国の文化やそこで暮らす人のものの考え方にも
 関心をもつことになるという当たり前のことが、よくわかった。
 例によっていつまで続くやら・・。
 通勤の電車がメインの学習でいまのところ、まだニケ月。
 まずは3ケ月の壁を越えるのが目標。

 長男は一昨日からマレーシアへ9日間の1人旅。
 3月の上海に続き、二度目の旅。 アルバイトで稼いだお金で、
 フラリ海外へいける、時間のある彼が羨ましい。


2010年6月

2010-07-01 23:27:54 | ひとりごと
この2010年6月は日本人にとって、忘れられない月になると思う。
「はやぶさ」のとてつもない偉業とW杯日本代表チームの大健闘。このふたつ。

「アポロ13」は映画、小説でも、困難を乗り越える人間の強さやたくましさが
心からの感動をもたらした。
それと同じくらい 今回の小惑星イトカワへ、気の遠くなるような旅程を経て、
はやぶさは、ほんとに多くのさまざまな困難を乗り越え、
着陸と帰還というとてつもない偉業を成し遂げた。
もし砂(微粒子?)を持ち帰ったとしたら、
いやたとえ、何も持ち帰ることができなくても、
天文界において、近年まれに見る「世界で一番の快挙」であることは
間違いないのでは?
NHKのドキュメンタリーを楽しみに待っている。
その前に、JAXAの展示も自分の目で確かめにいきたい。

w杯は書きたいことが多すぎて、まとまらない。
岡田監督の悲哀は、一度「監督」業をやったものでなけりゃわからない。のでは?
今回、予選リーグでの対戦相手、彼らの方が明らかに技術で上、
なのは素人が見ていてもよくわかる。
それでも守備を重視し、しつこくつきまとい、数少ないチャンスをものにする。
本田や遠藤の胸のすくようなフリーキックは、
いまだかってみたことがない美しい軌跡。
そして、PK失敗の駒野への敗者へのやさしいアプローチ
敗者の美学・・とは我々日本が世界に誇れる美徳なのかもしれない。

生意気な本田とイチローがダブる。彼のコナマイキな態度は嫌いだが、
発言は正直で、自分の言葉で素直にきちっと語っている。ここはいい。

7月は選挙。新政権もがんばってほしい・・なあ。

我がクラブも二年ぶりの県大会。1回戦相手は千葉で敵なしの強豪。
ブラジル、スペイン並みか。
どんな戦いをするか・・?
7月10日が一生心に残る、素晴しい試合を期待したい。
がんばれ、リトルジャガーズ!

桑田真澄の少年野球指導(TV)を見て

2010-06-13 06:39:14 | ひとりごと
桑田氏は多摩の麻生ジャイアンツという少年野球チームの会長となり、
現在、野球指導をしているという。
現役中はいろいろスキャンダルも多く、誤解されることも多かったが、
クレバーな投手で、私が大好きな選手のひとり。

彼は番組で以下が大切と話していた。

・礼儀や思いやり
・効率と集中
・自分の頭で考える
・失敗して当然。ほめてあげる

一般的な「強い気持ち」や「あきらめない」と「がんばる」いった
体育会的ポジティブ言語が一切なかった。
私が監督時代、エンジョイベースボールで、子供たちに指導してきたスタイルと
フシギに一致する。
彼の静かに語りかける口調、納得して動かせる、
これも同じ・・・珍しい、でも心地よい、いい感じ。

彼のルーツは大阪のボーイズリーグやPL学園での猛練習。
指導者や先輩には絶対服従で、殴られない日はないといった、
強烈、過酷な日々。
それが反面教師になったようだ。

少年野球では、子供に考えさせない、頭ごなしの絶対服従的な指導、
まだまだ、頭の固い熱血漢たちがしぶとく生き残っている。
これがある限り、野球はベースボールや他のスポーツと肩を並べられない
・・と僕は思う。

「自らしっかり思考して、効率を追求してシンプルに生きる。」
野球だけでなく、生き方にもつながる共感できるメッセージもあった。
彼と彼のチームの教え子たちの今後を、暖かく見守りたい。

今日の監督会議

2010-06-06 21:14:40 | ひとりごと
今日の夕方の監督会議で、今朝早朝にアップした記事に関する話題が
タイムリーに出ました。
行政区分の違う仲間が、我々のクラブに入るのは禁じられている。
県大会等の出場に際しても規約等で制限されるので、
たとえ入っても、あとで後悔する・・等の
噂が広まっているという訴えがありました。

誰がこんな事実でない、噂を流すのか。悲しくもあります。
皆で、野球をやりたい子供たちをを一人でも多く育て、
ずっと暖かく見守っていけばいいのに。
大人たちの「縄張り争い」や「勝利が一番大事」の考え方が裏にあるようで
情けなくなります。

文書で事実関係を徹底的に争う手もありますが、子供たちにとって
それがいい影響を与える気がしません。
おおらかに、近隣の子供たちを育成していくいく視点をもって、
近隣チームとも、仲良く共存していきたいと私は考えます。

いかがでしょう?

勝田台リトルジャガーズののホームページでも
隣接区域の子供たちが、入団に関する誤解に関して
公式に声明を出してますので、疑問のある方はご覧ください。

以上。

少年野球の「理念」と「行政区分」の考え方

2010-06-06 06:26:12 | ひとりごと
先日、おかしなうわさを聞きました。
自分が入りたいチームに入れない。
その理由は、住んでる住所(市)がちがうので、行きたいクラブに入れないという。

例えば、小学校ならこんな不都合なことがあります。
家の真向かいに道路を隔てて小学校があるのに、
そこには、入学できず、
歩いて20分の自分の住所の市の小学校に
いかなきゃならない。
これは、ルールであり、残念ながら事実です。
(何々法かに基づいているはずです)

少年野球の場合、
歩いていける場所に、野球チームがあるけど、
市の境界線をまたぐので、入会できず、
自転車で、車の通りの激しい国道を通って、時間もかけて、
自分の市にあるチームを選ばなければならない・・・???

これはないですね。おかしいです。
こんなことはあってはならないことだと考えます。

我々のクラブが所属するのは八千代少年連盟ですが、
クラブの代表は佐倉市在住。事務局の私も同様です。チーム監督も2人は千葉市在住です。
クラブの子供たちの所属は6割が八千代周辺の佐倉市や千葉市の小学校です。
9つの小学校から、仲間が集います。
クラブに入ってくれた親の理由の一番目は
「近い、交通の便がいい」です。

実は、八千代少年野球連盟では、他地域所属の考え方を巡って、
昨年12回もの真剣な話し合いをして、自分たちの連盟の規約を改正し、
行政区分に関係なく、子供たちを正式に迎え入れることを明記し、決定しました。
([他地域]はイヤなことばで、行政地域が違うだけで、便宜上使用しているだけで、
 我らは同じ勝田台生活圏であり、同地域なのです)

なぜなら、親が入れたいチームに子供を入れる自由をまず保障すること。
やらせたいのに、やりたい野球をあきらめるようなことが
あってはならないから。これが第一の理由です。

無敵の強豪チームが現れたとします。自然に強くはなりません。
当然、チームの仲間、指導者、父母ともに、全員で一生懸命努力した結果、
県大会の常連、強豪と呼ばれるチームになるわけです。
心無い大人たちは「他地域から強引に人集めをした結果、強くなっただけ」などと
負けた言い訳も含めて、陰口をたたかれることも度々あるように聞いてます。

勝ち負けにこだわりが強すぎると、不公平がないようにとか、
行政区分できちんと・・とかなんとなく、
フェアで正当性がありそうな論法が出てきます。

八千代連盟が改正した「規約前文」では、
「野球を通じて、少年野球にフェアプレーの精神を学ばせ、健全な育成・・・(中略)
相互の親睦をはかり、地域社会との共生、発展に寄与することを目的とする。」
と規約の前文に明確に「目的」を明記しました。
地域社会との共生を図るとは、行政区分の概念とは関係なく、
もっと広く大きな、守るべき大切な理念でもあります。

我々のクラブでは一歩進めて、近隣のチームとも、
仲良く関係を保つために、強引な勧誘や引き抜きは一切しないし、
入部照会にあたり、他のチームも見てもらった上で、納得の上、
選択してもらうことを徹底することを、クラブ内で申し合わせてます

僕らは 少子化の中で、野球人口も減っていく現実を直視して、
指導者として、野球の素晴しさ、奥行きの深さを広める役目ももってます。
皆で野球をエンジョイしながら、仲間の環を広げ、人生を豊かに生きていく。
この考え方が理解できるなら、行政区分とかで、わーわーいうのが、
いかにみみっちいか、ということに、大人たちが気づかねばなりません。

この件に関しては、いろいろな考え方もあるでしょうから、
異なるご意見も歓迎します。どうぞ。



公式戦デビュー!

2010-05-18 21:54:21 | ひとりごと
楽しそうに練習している近所のソフトボールのチームに声をかけて、
日曜の昼、練習に参加させてもらう軽いノリでTシャツで行ってみたら。
キャッチボール、トス、ハーフバッティングのあと、急に公式戦が始まった。
相手投手ももちろん味方もウィンズビル投法で、15mくらいから
ビュンビュン投げてくる。
いつのまにピンストライプのユニフォーム№15を着せられ、
ライトの守備を途中交代出場、打席も回ってきた。
初球、余裕をもって真ん中のストライクを見逃し。・・のように
カッコつけたつもりだが、内心「ウーン速っ!」 
二球目、同じコース、同じスピード。
思い切り振り切ったバットの真っ芯にボールが!
センターの頭上を軽々と越えた大ホームランの感触。
しかしボールはセンターにワンバンで捕球されていた。
でも、とっても気持ちのいいクリーンヒット!公式戦のヒットは10年ぶりかな・・・。
グーのハイタッチもいい感じ。
これは子供たちの話でなく、僕自身の話。
月曜はバリバリの筋肉痛で、大変でした。来週も、素振りして、
早朝ソフト、行ってきます。
やっぱり、スポーツはプレーヤーも、とても楽しい。

この記事は子供たちの記事ではなく、私の記事です。

球春 そして先週の選手宣誓

2010-04-08 22:50:46 | ひとりごと
やっと、野球をやっても観ても、快適なシーズンがやってきました。
高校野球も週末から春のブロック予選大会が始まります。
中学も来週の公式戦に向けて最後の練習試合です。
小学校の我がチームは 既に、公式戦スタートしており、
全日本大会への県大会出場切符は、惜しくも逃しましたが、
今、関東大会県予選に向けて、いい感じに仕上がってきました。

先週の八千代市連盟の開会式での我がチーム主将の選手宣誓・・・
「試合に出ないメンバーは全力でベンチで応援し、試合に出ているメンバーは
ベンチで応援してくれる仲間の分まで頑張る気持ちで、精一杯頑張ります」
さすがあ。ネット裏でも最大の賛辞があちこち、評判の宣誓でした。
あとで聞くと、望月主将は自分で考え、自分の言葉で語ったという。
彼らが甲子園に行った時は、思いもよらない、すばらしい宣誓がきけることでしょう。
・・・あ、今年の春の高校野球の宣誓もよかったなあ。

翻って我々の時代の宣誓、紋切り
「スポーツマンシップに則り、正々堂々と最後まで・・」
まあ、あれはあれで、感激モンでしたが。今の子供らが自分の言葉で
語ってくれることは素晴しい。
僕も監督時代、「自分の言葉で、人前で話ができる」これはとても大切と
いってきましたが。この宣誓には、ウルウルきちゃいました。

できれば、この勢いで八千代でナンバー1をとって、県大会出場を決めてほしい。
切に願いたい、と思いました。
週末も頑張れ!リトルジャガーズ!

バンクーバー終了間近

2010-02-28 21:57:53 | ひとりごと
いやあ、今朝の女子スケートパシュートはエキサイトした。
たまたまライブで見ることができる朝の時間帯だったのも大きい。
スポーツはライブに限る。いや、それ以外のものは別物ですよね。
ネタばれの推理小説と同じです。
えーっと何がいいたいかというと、無理に話をこじつけますが
お子さんの活躍はできるだけ、生で見るに限ります。
お父さん、お母さんがそばで見て、感動できたら、親子ともに
そのスポーツをやってよかった、やらせてよかったと思えるはずです。
人から聞いた話はNG、脚色されてます。

自分の目でみて、心に感じたこと、それが一番真実に近いと思います。
事実でないかもしれませんが・・・笑。

みたいなことも考えましたが、深夜は最近、暇があるので、昨夜
遅ればせながら。「ルーキーズ」と「ワラキューレ」DVD二本見ました。
どちらも秀作。
特に後ろ、トム・クルーズのドイツのヒトラー暗殺計画の描写、すごい。
彼はコ・ラテラルで銀髪冷徹の狼を演じてクールでしたが、この映画も素敵。
パシュートでやられたドイツに乾杯したくなります。あら?
ルーキーズはあまりにそれなりなので、ここでは評価は差し控えます。

飛びますが、高校野球のマネジャーがドラッガー読んだなら・・の新書もいいですね。
私は10分の立ち読みですが、真髄はついているような気もします。
まあ、しつこくなったのでやめます。すっかりビール効いてます。
おやすみなさい。来週(末)もがんばりましょう。みなさん。