我が家の裏庭にポポーの樹があります。恐らく。母が実家から苗木を貰ってきて植えたのだと思われます。毎年この時期に実を着けます。
ポポーは北米原産で、病虫害に強い樹なのですが、幻の果実と言われているようです。なぜなら、熟した後腐りやすく、一般の流通ルートに載せにくい果実だからと考えられます。樹は3m位の高さで、葉や樹皮は朴(ホオ)に似ています。アケビのように割れはしませんが、実はアケビのようでもあります。しかしアケビと違って、一つの節から1から3個の果実が付きます。枝に着いている時の実は硬いので、いつ熟したのかを見分けるのが大変難しいのです。私は手で触って硬さで見分けていますが、手が届かないところにある実には、文字通り手が出せず、判別不能です。食べごろになれば、落ちてきますが、毎日巡回しないといけません。
ポポーの実は、甘い香りがします。味はバナナとか梨とかマンゴーに似ているとも言えますが、どれとも違います。果肉は柔らかいので、私はナイフで2つに切って、切り口からスプーンで穿って食べます。皆が好む味かというと、そうでもないみたいで、我が家でも好んで食すのは私位です。だから、独り占めできるのです。
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