アルインコの29MHz帯FMトランシーバをQRPpに改造してみました。もともと、この機種は10/5/2Wの3段階にパワーが切り替えられるようになっていますが、TSLに使うとすれば、ソーラーパネルとバッテリーがパワーソースなので、少しでも消費電力を小さくしたいところです。無線小屋と山の上との距離は直線で300m程なので、2Wもの電力は必要ないのではないかと思いQRPp改造してみました。
付属の取扱説明書などには回路図は付属していませんでしたが、ネットで調べてサービスマニュアルを入手しました。回路図や基板の配置図などを見ると、終段部が取り外しまたは交換できるようになっています。QRPp改造するには、この終段部を取り外して(取り外さないまでも、ショートカットして)ドライブ段から直接アンテナスイッチにジャンパー配線しました。写真の右側の小基板が終段部で、黄色の電線がジャンパー配線です。
QRPp改造後にどれくらいの電力になっているのかをダミーロードの両端の電圧をデジタルオシロで測定してみました。その結果、10V-Vppでしたので、245mWと計算で求められます。CBでも500mWなので、その半分です。これで安定的に届けば良いのですが、ダメなら元に戻すだけのことです。
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