念願のGNU Radioをひとまずインストールして、色んな記事や動画を見ながら、手始めにFMラジオを作りました。
主に参考にしたのは、次の記事と、動画です。
1)GNU Radioで遊ぶ超高速ディジタル無線スタータキット
2)Software Defined Radio with HackRF, Lesson 1(動画)
GNU Radioの本流のディストリビューションはUbuntuだけのようで、Windows用のものはいずれも非公式なモノらしいのですが、わざわざLinux(OS)からインストールするのは面倒だったので、次の3つのWindows用のディストリビューションを試しました。
1) Geof Nieboer's installer GR3.7
2) Radioconda installer 2022.02.07
3) Geof Nieboer's installer GR3.8
何で色々試したかというと、いずれの版も動画や記事とは、モジュール一覧から参照できるモジュールが異なるように見えたからです。初めてなので、分からないことがだらけででもあり、できるだけお手本を忠実に再現したかったのですが、それは叶いませんでした。
結局、希望するモジュールを探す時は、虫眼鏡ボタンを押して、例えば「gui]などのキーワードを入力して検索すれば良いということが分かりました。ただし、ディストリビューションによって、組み込まれているモジュールやモジュール名が異なります。GR3.8にはWX GUIが含まれていませんし、QT_GUI_Sliderは無くなって代わりにGT_GUI_Rangeがあります。
最終的に、GR3.8を使っていますが、今思えばRadioconda-2022.02.07にはQTとWXの両方があったような気がするので、こちらの方が良かったのかもしれません。後戻りするのは面倒なので、試していませんけど・・・
製作したFMラジオのシグナルフローグラフを以下に示します。GUIのための設定などを色々試したのでモジュールの数が増えていますが、メインストリームのシグナルフローは、HackRF Oneの動画のモノとほぼ同じです。
GUI(フロントパネル)を以下に示します。4つのFM放送局を文字通りラジオボタンで選局できるようにしています。我が家で聴くと、FM香川を選局すると、何処かのNHK FMと混信を起こします。いわゆるイメージ混信を受けていると考えられるので、center_frequency(HackRF One = osmocom Source)の周波数を色々変えてみて、83.5MHzにしました。これでも未だ若干混信があります。イメージ周波数は、83.5+(83.5-78.6)=88.4MHzとなります。
この辺りの改善は後ほど考えるとして、今日の所は、何とか動作するようになったので良しとしましょう。
P.S.
その後、色々といじって、Signal Source(局発)とMultiplyer(ミキサー)を外して、Zero-IF周波数にしてみました。イメージ混信を受けるのは、ミキサーを使うからだなのだ!という気づいたからです。
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