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ダミーロードの周波数特性

2023-02-12 17:09:43 | アマチュア無線

 1月30日のブログで紹介している方法でリニアアンプを動作させています。第2高調波と第3高調波が少し残っているので、これらを除去するためにLPFを製作して評価しています。ここで、問題発生。LPFをリニアアンプと分配器の間に入れると、リニアアンプの出力が400W位しか出なくなるのです。何が問題なのか色々調べたところ、HF帯や2mで使用していたダミーロードが430MHzではSWRが高くて宜しくないということが判明しました。

 上図にダミーロード単体をVNAuhfで測定した結果を示します。144MHzあたりまでなら使えそうですが430MHz帯ではSWRが2.2もあるためNGです。何で、電力測定などの時には使えたのでしょうか?Qマッチによるトリックがあったのかもしれません。ちなみに、リニアアンプ以降に接続されているケーブルや分配器・ダミーロード・アッテネータなど一切合切をVNAuhfに接続してSWRを測定すると次のようになりました。SWRが約1.5なのでなんとか許容範囲だったのかもしれません。

 今日、近所のハム友を訪問してダミーロードの代わりになる30dBアッテネータ(250W)を借りてきました。私が持っているBirdの30dBアッテネータ(300W)よりも少し大型です。これを接続してSWRを測定すると、今度はバッチリです。これならちゃんとLPFの評価ができそうです。

 写真上側のダミーロードがHF帯として使用してきたモノで、東京電波・昭和40年製造・定格不詳。右下のモノが、Bird製 300WA-FFN-30で300W 30dBのアッテネータ。写真中央のモノが、知人から借りてきたDICONEX製の250W 30dBのアッテネータです。DICONEXの250Wの方がBird製の300Wよりも放熱面積が大きそうですので、実力は300W以上あるかもしれません。DICONEXのアッテネータ単体の周波数特性は次の通りで、430MHz帯でのSWRは1.06以下です。

 因みに、Birdの300Wアッテネータの優れていて、430MHz帯でSWR 1.02 以下です。

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