一昨日から5月のEMEの適期になったので、夜勤をしています。一昨日、S51ZO JozeとJT65BとQ65-60Aの2つのモードでQSOしました。一昨日は、お客さんが少なくてN0UKチャットも閑散としていました。そこで、耳寄りな情報をゲットしました。
MAP65という10年以上も前に、K1JTによって開発されたEME用のソフトがあるのですが、Jozeは、そのテストバージョン（MAP 3.0）を使って私とQSOしているというのです。彼のスナップショットを送ってもらいました。というより、N0UKチャットにURLが張り付けてあったので、ダウンロードしました。
画面下のオレンジ色のボタンにはQ65Aとあり、その左隣の黄色のボタンにはJT65Bとあります。Tx Q65というボタンが見えるので、この画面は、Q65でQSOしていた時のものだと考えられます。
4月25日のブログには、「2mバンドのEMEでQ65が市民権を得るには、MAP65に代わるソフトウェアの登場が待たれるところです。」と書きましたが、プロジェクトは水面下で進行しているようです。
Jozeによると、MAP65 V3は、JT65BとQ65の両方に対応しているとのことなので、いちいちモードを切り替えなくても、周波数を設定しなおさなくても、バンド中にでている（聞こえる）信号をデコードして表示してくれるようです。これは、期待できます。
Jozeにメールを書いて、入手方法を尋ねたところ、「現在はテストバージョンなので、入手したければ、K1JTにメールを書いて依頼するように・・・」とのことでした。今のところ、MAP65 V2.7でさえ動作させることができていないので、V2.7を動作させることが先決です。
Jozeにセットアップについて尋ねたところ、TS-590SG + Javornik transv 14/144 with 2 konvertor+SDR AFEDRI 822x2 + LINRAD+MAPとのことでした。ここで、注目なのが、AFEDRI 822x2というSDRです。HB9QやPA7YのセットアップはIQ+というSDRに4chのオーディオADコンバータ＋LinradなのでAFEDRI 822x2が何なのか調べてみました。
Jozeが使っているのはHF帯バージョンのようですが、AFE822x SDR-VHFx2 (Dual Channel)という製品があり、これならトランスバータは不要です。2波同時受信できるので、垂直偏波と水平偏波のアンテナをつないで、MAP65で解析すれば、受信信号の偏波角もわかります。おまけに、IQ+と違って、35MHzから1450MHzカバーできるので、1台で144/430/1200MHzの3バンドで使用することができて、かつ、デジタルでUSBまたはEthernet経由でIQ信号を出力することができるので、ADコンバータが不要です。これは、まさにState of the Art・・・最新のデザインです。私が求めていたのは、これだっ！！！とピンと来ました。
使いこなせるかどうかわかりませんが、手に入れてみるつもりです。
