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デラウェアのジベレリン処理

2020-05-15 20:29:20 | 農業日誌
 デラウェアという品種のブドウも作っています。このブドウはお盆前後にスーパーマーケット等で販売されている安価でポピュラーな小粒ブドウです。無核化(種なしに)するには、満開14日前にジベレリン処理をする必要があります。ピオーネやシャインなどの品種だと、満開後x日にジベレリン処理するので、いつ満開になったのかを観察すれば良いのですが、満開前というのは満開日を予想することを意味しているので難しいのです。大阪府立環境農林水産試験場では、「研究所露地デラウエアのジベレリン(GA)処理適期情報」というのを出しています。それによると、ジベレリン処理の適期は5月9日と、昨年よりも1日程早かったようです。
 デラウェアのジベレリン処理適期を見極める一般的な方法は、展葉枚数が約10枚になった頃とするというものです。朝食後、デラウェアの展葉枚数を確認したところ、成長の早い枝は、もう10枚になっていました。これは大変です。手遅れにならないように、早速ジベレリン処理を施すことにしました。
 デラウェアの満開前のジベレリン処理は、ジベレリン(GA)100ppmにフルメット(F)5ppmを加用します。フルメットを加用することにより、ジベレリン処理適期を満開前18日~14日に4日間程拡大することができるのです。昨年は、これで美味しいデラウェアができました。
 今日は、成長の早い枝だけ処理したので、約8割は未処理です。雨が上がった日曜日あたりに残りの枝を処理しようと思います。

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