院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

小説にかんする誤解(2)「赤ひげ」

2017-07-19 12:00:25 | 読書
s0a82x


「赤ひげ」に「医は仁術」という言葉が出てくる。今では「医は仁術」は、いい意味で使用される。だが「赤ひげ」の本文のなかでは、この言葉は悪い意味で用いられている。

赤ひげ曰く、「人間は風邪ひとつ治せないのに ”医は仁術” なぞと自分で言って、民衆をだます医者が多すぎる」。

もとの意味が正反対になってしまった、これは好例である。


 ※私の俳句(夏)

    母を訪ふ介護ホームの青すだれ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。