院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

反捕鯨活動と鯨の味

2008-03-10 08:39:16 | Weblog
 アメリカの環境団体の行動は暴力的でかげき過激である。このたびも、わが国の調査捕鯨船を襲撃して、マスコミが糾弾した。もう言われていることなので、その問題についてはここでは言わない。

 今日は鯨の味について述べたい。私たちの年頃の連中の鯨と言えば、学校給食で出た鯨の立田揚げだろう。

 アルマイトの食器に鯨の揚げたのがゴロンと入っている。噛むと硬い。むろん、おいしくない。それでも腹が減っていたから食べた。私たちの世代は学校給食に良い思い出をもっている人はいないだろう。

 長じて鯨料理専門店に行ったことがある。鯨のどこそこの部分の刺身だとか、いろんな料理が出た。でも、感動するほどおいしくはなかった。狭い経験だが、鯨の肉というのは、さほどおいしくはないのではないか?

 鯨のベーコンはおいしいと思った。しかし、硬くて噛み切れず、よく噛んでからぐいと飲み込んだ。

 私は鯨料理専門店のリピーターとはならなかった。だって、言われるほどおいしくないのだもの。

 鹿肉もそうだ。昔、スイスの田舎で鹿肉を食べたことがあった。まずくはなかったけれども、ぜひもう一度食べたいとは思わない。わが国は鹿による作物被害で鹿を駆除している。なのに、鹿肉専門店というのはない。

 やっぱり、食べておいしいのは牛、豚、鶏だ。それ以外の肉は、珍味かもしれないが、いつも食べたいとは思わない。鯨肉もそうである。

 だから、私個人としては、捕鯨をやっても止めても、なんの痛痒も感じない。しかしながら、マグロを禁止されたら、さすがの私も立ち上がるだろう。

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