院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

報道されない事実は、ないのと同じ

2017-10-14 00:04:28 | マスコミ

(バルト三国周辺。ウィキペディアより引用。)

 情報化社会というが情報が多いのではない、繰り返しが多いのだとは例によって山本夏彦翁の言葉である。

 夏彦翁はこうも言っている。マスコミに報じられない事実は、ないのと同じである。

 スペインのカタルーニャの独立運動やクルド人の国民投票など、われわれと直接関係がない事実さえ報道されている。なのに、なぜかどこのマスコミも報道していない重要な事実がある。

 それはバルト三国がロシア軍の蹂躙を受けそうだということだ。バルト三国は歴史上、他国からさまざまな侵略を受けてきた。ソ連の崩壊によって、これらの国々はようやく本式の独立を果たし、わが身を守るためNATOやEUにも加盟した。

 その周囲でいまロシア軍がうろちょろしているらしい。市井の私人たる私さえ知っているのに、大マスコミはなぜ一言も発しないのだろうか?

 ロシアは上の地図の焦げ茶色の部分に飛び地をもっている。この飛び地は海に面しており軍事的にも重要な土地である。しかしながら、ロシアが飛び地に行こうとするとポーランドかラトビア、リトアニアを通らなくてはならない。

 ポーランドは侵攻するわけにはいかないから、ロシアは再びむかしのようにバルト三国を併合したいのだ。もし軍事衝突が起これば、さすがに報道されるだろう。だが、その前から報道するのがマスコミの存在価値だと思うのだが、どうか?

 ※私の俳句(秋)
    このあたり庭々に柿美食町


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