院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

アメリカの夫

2012-12-28 04:19:25 | 生活
 アメリカで数か月間ホームステイしてきた女性が言う。アメリカの夫は5時に仕事を終えると、すぐに帰ってきて当然のように家事を手伝う。日本の亭主も見習うべきだ、と。

 これ、本当だろうか?アメリカの亭主は5時に仕事が終わるのだろうか?そのまま家に帰ってくるのだろうか?宿題とか課題とかはないのだろうか?

 日本の亭主が働きすぎなのだろうか?日本のビジネスマンは毎日競争にさらされている。家事なぞにかまけていたら競争に取り残されてしまう。アメリカの産業構造は、そうしなくてもよいようになっているのだろうか?

 私はアメリカに行ったことがないし、ましてアメリカの家庭生活なんて全く知らない。

 もしかしたら、この女性がホームステイした家庭が特別なのではないのか?あるいは、この家庭の亭主は2流3流なのではないか?

 日本なら5時に終わって帰ってくるビジネスマンなんていない。もし5時に終わるとしたら、それは日本では2流3流の人である。

 アメリカはそうではないのか?謎である。

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2 コメント

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万事がお金の社会なればこそ (かわひらこ)
2012-12-28 10:42:37
アメリカ合衆国では、1938年の法律で、ブルーカラー及びひらのホワイトカラーの場合、1日8時間を超える超過勤務には50%の割増賃金の支払いが義務づけられており、違反すると集団訴訟でたいへんなことになるので、励行されているようです。ただし、いわゆるwhite color exemptionの例外がありますから、先生の洞察も的外れとは言えません。ただ、車社会で帰りしなに赤提灯に寄る習俗も発達しなかったし、家族サービスは当然視されているようですし(この懈怠は離婚原因と慰謝料にカウントされるでしょう)、現象としては、「家庭に飛んで帰って家事労働に従事する良き夫」が眼につくことになる、というのが私の理解です。
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ご教示感謝 (管理人)
2012-12-28 14:57:34
昔から超過勤務手当てが50%増しの法律があるなんて知りませんでした。家庭サービスしないと離婚の原因になるなんて・・。
日本はこういう取り決めがないから、天井知らずの競争になるのですね。
アメリカの労働者が8時間しか働かないで、世界との競争に勝っていけるのでしょうか?いまのところアメリカは豊かですから、少なくとも負けてはいないのでしょうね。
少し利口になりました。ご教示ありがとうございました。
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