院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

保険会社の手口

2017-09-30 01:21:49 | 社会

(約款の写真製版。FujiFilm のHPより引用。)

 保険会社はなるべく補償を支払いたくない。だから補償の請求があると、加入時にこの病気は申告されていなかったなぞと、さまざまな理由を付けて払うまいとする。

 そもそも約款が読めないほど小さな文字で書いてある。請求時に「ほら免責事項として約款に書いてあります」と言われても、文字が見えないだけでなく文章が法律のようで理解できない。

 ある病院で一人の医局員が休業補償の保険に入っていた。保険会社は病院出入りの会社だった。ある時その医局員が病気をして休業し、給料が激減した。それで保険会社に休業補償を請求した。だが休業補償は払えないと保険会社は言う。なぜなら激減しても給料が出ているからと。

 それを聞いた病院長は怒った。そして保険会社に「なんのための休業補償か!おたくの会社は今後、病院に出入り禁止とする。さらに病院の職員全員におたくの保険から引き揚げさせる」と言いわたした。

 そうしたら、あわてて医局員に休業補償が支払われた。「なぁーんだ、保険会社ってその程度なのかぁ」と若かりし私は思った。この病院長は私がもっとも尊敬する医者の一人である。

 ※私の俳句(秋)
    葉が落ちて熟柿の二三地に崩れ


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