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院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

NHK「日曜美術館」に対する疑問

2012-05-22 05:34:42 | マスコミ
 NHKで「日曜美術館」という番組を放送している。森田美由紀アナウンサーと作曲家の千住明さんが、美術品に対していろんなコメントを出す番組である。

 一見、良心的な番組だが、私はいつも違和感をもって見ている。なぜかというと、森田アナウンサーと千住明さんが、いかにも大げさなのである。

 一枚の絵に感動したと言って、勝手な連想を語り、大仰に感激してみせる。

 自分で言うのもナンだが、私は彼らよりも小さいときから、父親の趣味で美術館につきあわされ、たぶん彼らよりも沢山の絵や彫刻を見ている。

 また、自分でも絵を描き、思春期には藝大をめざそうとしたこともある。だから、平均的な人よりは絵や彫刻が「わかる」ほうである。

 森田アナウンサーと千住明さんは、何か勘違いしているのではないか?あるいは、番組のプロデューサーが、そのように彼らに演じさせているのだろうか?

 絵や彫刻は、そんなに神秘的なものではない。いい作品は「ほー」と言わせるが、あんなに大騒ぎするほどのものではない。

 森田アナウンサーも千住明さんも、さほど感動していないのではないか?だとすると、あんなふうに演技をさせられて二人とも気の毒である。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (さて)
2012-05-27 02:45:10
司会進行役の「森田美由紀・千住明ともに嘘くさい」に同感です。
彼らは演出の被害者であると共に、視聴者を騙す共犯者にならざるを得ないように思えます。
視聴率を気にするあまりの過剰演出なのでしょうが、全く気持ち悪く不愉快です。

同じようなことが「N饗アワー」継続番組の劣化にも感じられます。
あろうことか、音楽通とは思いかねる石田衣良のツマラナイ話満載
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=89954&pg=20120202#tohyou

やはり日曜美術館には造詣の深いゲストを招いて欲しいものです。
http://nhk.jp/chronicle/?B10001200999105120130075
20年前になりますが「桂ゆき」の回顧展を特集した司会の斎藤季夫・渡辺雪子は淡々と進行するのみで
スタジオゲストの(友人)利根山光人、録画収録(友人)斎藤義重 録画収録((友人)大庭みな子 録画収録((弟) 桂英澄が趣き深い思い出話が続いていました
もちろんわざとらしい演出は感じられません。

定点観測してみると、真面目に芸術を紹介するNHK教育テレビは劣化が止まらないのがよく判ります。
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N響アワーも (管理人)
2012-05-27 05:30:52
N響アワーの後継番組も程度が低いのですか。丁寧なコメントありがとうございました。
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