只の道…淡々と歩く

無いものを在るとする…ゆくゆくは苦悩となる
無いものは無いのです。

すべて“本能” に任せ切るのです。

2018-02-11 06:54:36 | 日記
繰り返し述べていますが、“後を振り返らない”ことが  
“実践道”です。

それは、後を振り返っても“何も無い”からですね。

昨日の事、幼少の頃を振り返っても事実には無く、それは
「記憶という幻想」だからです。

さてここから問題です、事実には無い「記憶という幻想」を
探せば探すほど苦悩に陥ってくるのです。

“無いものは無い”のが事実ですので、“無い”ものを
「在る」とする私(自我)は、どうすることもできないから
ゆくゆくは苦悩になるということです。

これは「執着」という思い込みが、私(自我)に強烈にある
からですね。

ですから、この後を振り返る癖を捨て去るのが
“只なる実践”の持続です。

今、今、今の“実践”で、事実には無い「記憶という幻想」が消え去ったとき、
“真実に目覚める”ことが出来ます。

勿論、「記憶」という生きて行く上で必要な道具が、
無くなるということではありません。

あくまでも、穏やかな安らぎのある人生を覆い隠す
「幻想」が消え去るということですね。

ですからこの世は“只!”ということで、諸々の
思いという幻想は捨て去ることです。

しかし過去は、生前からの想念ですので簡単に落とすことは
できません。

それで、弛まぬ“只なる実践”の持続という“実践道”を
歩むのです。