大分県議会議員・なかの哲朗です(^_^)

大分県議会議員の中野哲朗です。
誠心誠意、全身全霊をかけてがんばります👊

「決断と実行」には「信頼と合意」が必要

2021-04-28 23:44:59 | 日記
令和3年4月28日(水曜日)

議会や市等の公式な行事はありませんでした。
午前中、登庁し、かねてより調査している案件について、担当課から説明を受けました。

仮に一般質問で取り上げるにしても、現状把握さえできていれば、それらをわざわざ議場で質問しなくても、現状を踏まえた今後の展望や改善を問い、新しい視点の提案をした方が、はるかに有益だと思っています。単に数字を尋ねて、その原因を聞いて、終わりにするような質問はしたことがありません。

さて、ここ最近の新型コロナウイルスの感染拡大を受けた市民の皆さんの声を、担当課に伝えました。新聞をお読よみになられ、これは大丈夫なのかという御意見、子供を預かる現場を心配する御意見をいただきました。見たまま、聞いたままの話ではなく、コロナ対策の根本的な内容でもあり、しっかりと対応してほしいと思います。

夜は、ふと『自民党戦国史』という書籍を読みたくなり、本棚をいじりました。



私は、田中角榮内閣の『決断と実行』、大平正芳内閣の『信頼と合意』というキャッチフレーズが好きで、それを念頭に、政治活動のポイントとしています。

議員歴は昭和22年初当選の田中総理が長く、年齢は明治43年生まれの大平総理が上。個人的に盟友関係にあっても、国家の経営者たらんとして、ビジョンを掲げ、権力の座を争う時には、そのような要素は一切関係ないという歴史があります(昭和47年の自民党総裁選挙。ちなみに、田中・大平の関係では、田中内閣が先に発足しました)。

最近の例でも、議員歴だけで総理を決めるならば、安倍さんよりも先に石破さんが総理になっているはずです。

この本は、30年来、幾度となく読み返し、手垢がベットリですが、今日は、これまで読み飛ばした「戦闘体制にある時の連絡はものすごく大切なものだ。受け方と伝え方で判断は死んだものとなってしまうだろう」と一文が心に留まりました。

私は今、市民の皆様の負託により、議会に送っていただき、議会での仕事を許され、議会の度に深く考えて、判断しております。

それゆえに、「信頼と合意」に基づく議論を経た「決断と実行」というプロセスを大切にしています。市民を代表して、議場で行動するにあたり、その過程での「生煮え」と「思い付き」が嫌いなのは、議員としての強い自覚と責任感の裏返しであるとご理解いただけるとありがたいです。