大分県議会議員・なかの哲朗です(^_^)

大分県議会議員の中野哲朗です。
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地元二紙に、3月議会の顛末

2021-04-09 23:28:12 | 日記
令和3年4月9日(金曜日)

今日は、6年前の初めての選挙の際、父に紹介され、当選後はいつも温かく、私の政治活動を見守ってくださった方のお悔やみに伺いました。年に数回、ご自宅にお邪魔すると、娘さんご夫婦を交えて、お話させていただくのが、とても楽しい時間でした。心から感謝申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、今日の地元二紙(西日本・大分合同)には、日田市議会3月定例会でクローズアップされた『上中津江地区福祉保健施設移転整備事業』が取り上げられました。







私が賛成討論を行った議員提案の修正案は、中津江・上津江ともに、必要とする地元合意が得られておらず、現時点では、予算全額をセロベースに戻し、協議の上、改めて、提案してはどうかというものです。ところが、この案に賛成しなかった立場の方の中には、この案が事業を「全否定」したことになるとの受け止めがあったようです。

私は、最終日の本会議て、15分ほど討論しました。わかりやすく丁寧に論じたつもりでした。まだまだ言い足りないくらい、不備の多い予算案だったからです。

しかし、あれだけ言っても、そのように受け止められるのなら、次に討論する時は、もっとわかりやすく、もっと時間をかけて、お話したいと思います😀 本気です。

今朝の記事を読み、いろいろと論評や補足したい部分がありますが、今日は一つだけ、指摘したいと思います。

大分合同新聞には、「市は近年相次いだ災害を受け~」という記述がありました。

この事業は、昨年7月の豪雨災害で被災した中津江高齢者生活福祉センター・安寿苑の移転・再建を図るものとされています。たしかに、復旧・復興推進計画の関連事業と位置付けられています。

近年相次いだ災害と言えば、平成24年7月の九州北部豪雨、平成28年4月の熊本地震、平成29年7月の九州北部豪雨のことだと思います。

しかし、私は、この事業は、平成27年3月に策定された『日田市高齢者保健福祉計画(第6期)』にある「中津江、上津江地区は、居住系のサービスが少ないことから、小規模多機能居宅介護拠点や認知症対応型共同生活介護への転換を検討」が始まりで、平成29年3月策定の『日田市公共施設等総合管理計画 第1期実施計画』に、「日田市高齢者保健福祉計画に基づき、中津江・上津江高齢者生活福祉センターの統合を基本に整備」すること、しかも目標は、平成30年度とハッキリ示されていることを知っています。

そして、平成30年3月に策定された『日田市高齢者保健福祉計画(第7期)』では、日田市公共施設等総合管理計画(第1期計画)において、中津江と上津江の高齢者生活福祉センターを「統合・縮小」の方向で検討することが明記されています。

つまり、この事業は、近年相次いだ災害を受けて検討を開始したものではないはずです。

しかも、市が中津江地区住民説明会で配布した資料によれば、福祉保健施設の整備に向けた地元振興協議会との第1回目の協議は、平成31年1月末。統合目標の年度末でした。

したがって、私は、市が自ら策定した各種計画に基づく方針を、計画的に進めてこなかった責任を、災害による施設の復旧・再建に転換したように思えてならない!と本会議場で述べました。