ナジャハウス スタッフブログ

フラメンコ衣装制作・レンタルの「ナジャハウス」のスタッフブログです。

新人公演衣裳

2011年08月23日 | 立川

立川です。
毎年毎年熱い闘いの新人公演、今年も終わりました。
出演者はそれぞれ、いろんな目的を持って挑戦されています。

中には何度も何度も挑戦している人もいて
それだけでもう頭が下がります。

毎年いろんな方がナジャハウスにも衣裳を作りに来てくださいます。
やはり新人公演は注目度が高いので、皆さん晴れの一着
勝負衣裳なので、妥協はありません。

私も宇宙からのエネルギーを自分に注入しながら
インスピレーションが降りてくるのを待って制作に入ります。

なかなか降りて来てくれない場合もあれば、すぐに閃く場合も
ありますが、だいたいデスクの前にじっと座って、お客様の
ことを考えていると、じわじわ手が動き始めます。

不思議なのですが、その状態になると、お客様の好みとか
似合うものがクリアに見えてきて、どんどん手が動きだし
デザイン画が出来上がります。

それから制作に入り、まず、パターン(型紙)作成です。
これは一番肝の部分で、
ドレスのラインの美しさ、動き易さ、バランスなどが
このパターンの中に全て組み込まれます。

そして、裁断、縫製と進みます。縫製はスタッフの仕事ですが
とても丁寧な仕事をしてくれます。
途中、何度も何度も、ボディに着せて立川がチェックし、少しでも
イメージしたラインと違うと吐き気がするので、吐き気が
治まるまでとことん修正します。

そして形になった一着・・・・・でも何かが違う!うううう!
そしてさらに分解修正。
自分が納得してやっとお客様に見ていただくことができるんです。

自分にも人にもウソがつけない性格なので、どうしても時間がかかってしまう。
でも納期は守らなきゃ!ってんで私の頭はいつも仕事のことばっかりですよ。

そして、お客様に無事お渡しできたと思ったら、あらあら、踊ってみたら
ちょっと変なしわが・・・・・とかでまた戻ってきて、分解修正。

本当に衣裳作りって楽しいけど大変なんです。
だからお客様も誰でもいいってわけにはいかないのです。
やはり、衣裳の価値と大切さをよく分っていて、より上質なものを
求める方としかお仕事はできません。

今回も私達が魂込めて作った衣裳を着て、奨励賞を取ったお客様がいます。
本当にうれしいです。
おめでとうございます。

そして、参加された方みなさん本当にお疲れ様でした。
審査員の先生方もスタッフの皆さまご苦労さまでした。


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