8時20分に山頂に到着。
標高152メートルなので10分で山頂に着きます。
山頂には神社があります。
国常立神社(国土を治める神)と高靇神社(雨を司る龍神)です。
国之常立神は古事記では最初の5柱が現れた後に現れます。
伊耶那岐命、伊耶那美命の前に現れる神です。
国土形成神であり、また国土の永遠の安定を祝福する神であるとされています。
高靇神は大和の神社では良くお会いします。
龍神です。
大和盆地では農業用水の確保は、重要な問題でした。
香久山でも雨乞い神事が盛んに行われます。
いつしか末社として祀られていたタカオカミ社が請雨の崇敬を集めるようになり、竜王社と呼ばれるようなったようです。
向って右側の社殿前に、水をたたえた壺が埋められていて、古来干天の時に、この神に雨乞いして壺の水を替えました。
万葉集では、中大兄皇子が大和三山のことを詠んだ歌があります。
「香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそひき 神代より 斯くにあるらし 古昔も 然にあれこそ うつせみも 妻をあらそふらしき」
まるで中大兄皇子が大海人皇子と額田王を争った時の様です。
登ろうと、麓まで行きましたが、なんとはなく不気味で止めました。(^^ゞ
なにしろ、そのときは独りでしたから・・・。
訪れる人は余り居ません。
確かに初めてで一人だと若干薄気味悪いかも。
慣れれば全然大丈夫なんですけどね。
畝傍山や耳成山は結構賑わっています。