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桂米朝展

2017年03月20日 | 紀行(建築・桜)

昨日はお彼岸で、実家に墓参り。その墓参りの前に、県立歴史博物館で人間国宝・桂米朝とその時代    平成29年 1月28日(土)~3月20日(月・祝)

会期の終わる前に駆け込みで見てきました。亡父が米朝さんの同級生で、米朝さんの学生時代の写真が展示してあると伺い、どんなものかな?と思ったのです。もっとも亡父が、米朝さんと親しくしていたわけではないようです。

思わず間違えて、お隣の赤レンガの美術館に入ってしまい、

慌てて、お隣の歴史博物館に向いました。こちらは現代的な建築です。

      

日曜日で3月19日の、この日がちょうど米朝さんの命日でした。当日はお墓がある名古山霊園に、落語家さんの案内付きで無料バスが運行されていたせいか、観客の数も多いようでした。

会場では、米朝さんの生い立ちから落語家としての人生と、その功績を辿ります。数多くの写真が公開されているので、見学者にはとてもわかりやすい展示になっていました。米朝さんの姫中時代の学生服の写真や、当時の校舎の写真を見ると、我が父の学生時代も偲ばれて 思わず胸が熱くなりました。昭和の関白亭主で頑固親父そのままの気難しい、あまり笑顔も見せない父でしたが、米朝さんみたいな学生時代もあったんだな~ 

私が「悪魔のようなあいつ」をジュリー目当てで見ていたら、こんな(エロイ)番組を見るなんて!と怒っていましたが、その父が実は「悪魔ようなあいつ」を蔭で見ていたのは間違いなく、お互いに目当ては違いますが。

時代順に見られる米朝さんは、若い時分から折り目正しそうなハンサムで、高座での柔らかい品のある関西弁の語り口が思い出されました。多くの弟子たちの顔ぶれも 今や関西落語界の重鎮たちばかりで、米朝さんの大きな功績を改めて感じ入りました。

時間があまりなく、ゆっくりと見学の時間はとれませんでしたが、展示会場に満ちている関西落語の陽気ではんなりとした空気は十分に感じてきました。それほど落語には通じていないので、現在 NHKの「落語ザ・ムービー」で勉強中です(^^ゞ 

1階のロビーでは、米朝さんのアンドロイドが落語を語りますが、聴く時間はありませんでした。

実家では庭の山桜のつぼみは まだ固そうでしたが、母が楽しみにしていた菜の花が満開になっていました。


 

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