官から民へ、小さな政府・・・。この方向で構造改革が進んできた筈であったが、実際には、権益を守り仕事を作り出す官の動きは止まることなく、巧妙化しながら進んでいる、ということを様々な事例で紹介する記事。
官の横暴と肥大は止めようがない、ということを語った中国の古典は何だったろうか?あるいは古典ではなくて現代の論考だっただろうか・・・。官の肥大はそれ自体では止めようがない。誰でも、
- 仕事の幅を広げて社会貢献したいのであるし、
- 自分の仕事の分野こそ最も価値があると確信しているのであるし、
- その上、仕事を維持できるか/広げることができるかどうかということに、自分自身の生活はもとより愛する家族の生活がかかっているのであるから、
何としても自分の仕事を広げようとする。そのガッツは生きるために必要なガッツである。
しかし、官公庁の仕事は公権力の行使であり、しかもそこに裁量の余地が入る場合には弊害を持つ。しかも、税金という血液を消費する。それが成長を始めたらガンのようなものだ。その治療には、
など、癌治療と同じ外科的アプローチが必要だろう。
漢方的には、特殊細胞/癌化しないような体質にすることが必要だろう。細胞の特異性を緩和する。癌化する前に細胞の新陳代謝を促す。つまり外部労働市場との道筋をつけておく。