脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

武道が恋しい。

2008年08月23日 21時28分40秒 | 武術・身体系
秋風の立つような涼しい一日である。
今、霧雨が舞い、遠くから盆踊りの音が聞こえる。

私の心はどこか乱れているようだ。
私には強迫性障害の気があるので、ひとつの事が気に障り引っ掛かると、
頭がそれに占有されてしまい、他の事が手に就かない状態に陥る。

前回の投稿に記した某不動産屋の若造営業マンのことが、どうしてか、
気持ちに翳りとしてくっ付いてしまい、気持ちを乱れさせている。

無礼な人ではないが、彼氏の提案するプランのバカ臭さ、
自分の土俵に乗せようとする、押し付けがましさに腹が立ってくる。
営業マンなどは、ある程度の厚かましさがなければ生き残れない、
そう理解してはいるものの、正直、木刀でぶっ叩いてやりたくなる。

これしきの事で情けないが、私の中にある危険な血が騒いでしまう。
そんなことでは、刀の穢れ、私の罪であるから、
肚を成して収めねばと自戒の思いを一層強くしている。

昨日、休会中の拳法団体の先生から残暑見舞いを頂戴した。
いつでも顔を出して下さい、と記されてあった。
俗事に忙しく、気力・体力ともに落ちているので、
いずれまたなどと、かたちばかりの返信を出しておいた。

何であれ武道は、良いものだと思う。
私は人と勝ち負けを競うことは嫌いである。
武道は己れの弱さ、小ささ、愚かさに
我が身に痛みを通して気づかせてくれるものである。
強くなる、うまくなるのは、ただの結果に過ぎない。

武道は心を真っ直ぐ正直にしてくれる。
ここでいう「正直」とは、真贋を見抜き邪を破るような
明鏡な心の意味で記している。

武道が懐かしい。
肉体が打たれ磨かれねば、肚は据わらぬ。
心の平静、平安なんてものは、「癒し」などよりも肥やしがぶっ掛けられて
こそ、成長があるのであり、道に中(あた)るものである。

未熟者がしたり顔でここまで記してしまった以上、
カメの歩みであれ、精進に励むつもりでいる。


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