人の住処(すみか)。 2010年07月18日 05時14分41秒 | コギト また、五時前に目が覚めてしまった。 心と体が、眠ることを拒んでいるかのようだ。 昨晩、眠りに落ちる前に読んだ本、磯憲一郎の『終の住処』。 夫婦が解体して、家庭内別居のような中年夫、何人もの女と浮気を 続けた末に行き着くのは、「家」を建てること。そこに家族を仕舞う ことでケリをつけるかのような‥。 筋だけでは、そんな話だが、この作家の操る文体には、 もっと深い人生経験やら想いが滲んでいるようだ。 . . . 本文を読む