タオ(5) 2008年05月02日 11時44分35秒 | 言葉の雫 営(まよ)える魄(はく)を載(やす)んじ、 一(いつ)を抱いて、 能(よ)く離れしむる無からんか。 気を専(もっぱ)らにし柔(じゅう)を致して、 能く嬰児(えいじ)のごとくならんか。 (『老子』(中公文庫)道徳経第十章から引用) 私は、名辞以前の一(いつ)、一つの空虚を抱いて、 生まれたての嬰児のように丸くなり、 やわらかい呼吸をしながら、生きていきたい。 私とは、私の抱くである。 まるで . . . 本文を読む