脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

不合理ゆえに、我信ず。

2008年03月09日 23時04分59秒 | コギト
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』(亀山訳、光文社文庫)をほぼ読み終えた。 この長編作品には、他の訳で過去二度挑戦したが、三分の一位読んで挫折していた。 世界文学としても最高峰の名作とされているが、何故かあまり感動がない。 大学生の頃、初めて『悪霊』(新潮文庫)を読んだとき、 この作家は大天才だと、驚いた思い出がある。 ポリフォニー(多声性)というらしいが、登場人物の一人一人が、 作家の手 . . . 本文を読む