釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アカメフグのしゃぶしゃぶ・雑炊

2016-12-01 12:01:00 | 釣魚料理
11月18日(金)の野毛屋さんでの釣果、ショウサイフグ7匹は5日間で完食し、8匹のアカメフグは、減りが早い!と、かみさんに文句を言われながらも毎日毎日キッチンペーパーを取り替えて8日間、大事に大事に熟成させていた。
家族が揃う週末の土曜日についにその封を解く。

メニューはこのためにアカメフグを釣ると言っても過言ではない、しゃぶしゃぶ。からの~雑炊で決まり。


(気合いで下ろした。)

アカメは大きい順に4匹分を下ろすと、大皿一杯になった。4人ならこれで十分かな。
野菜も切って盛りつければ、仕込みは完了。鍋物は手が掛からなくて良いな。


(出汁取り中。)

鍋に水を張って、日本酒を気持ち加えたところに出汁昆布とアカメフグの中骨を入れて、火を入れる。
沸騰前に昆布を取り出して、灰汁は丁寧に取る。奉行の素質があるのか、灰汁取りが好きなんだよね。


(アテに。)

灰汁取りしながら、薄皮の湯引きでビールを行っとくと、気分も盛り上がって来ますな。


(集合写真。)

鍋から甘い香りが漂ってきたら、出汁取り完了。
フグに先立って一気に野菜を投入しちゃう。水菜はしゃぶル直前に。


(しゃぶに集中するため野菜は一気に。)

野菜が煮えたらいよいよですよ。

「よし。いいぞ。しゃぶしゃぶ行けー!」

皆でアカメの身を摘まんで出汁でしゃぶしゃぶ。身が白くなってちょっと縮まった半生程度で頃合いは良し。



(アカメをしゃぶります。)

8日寝かせた身は刺身のまま食べてみると、しっかりした弾力があってまだまだ熟成できそうだ。それを出汁にくぐらせるとプリップリになる。


(これですよ。)

小ネギを散らしてポン酢でいただくと、プリっとした弾力からサクッといいそうな歯切れの良さ。噛むたびにお口に広がる旨味とほのかで上品な甘味。これを至高と言おうか、究極と言おうか、ただただしあわせを噛み締める。
(*´∇`*)

「お家で贅沢だねー。お店で食べたら4人でいくらするのかな?」

かみさんが言う。

「アカメはお店に出てないし、天然モノだから養殖トラフグより上を行くぞ。きっと諭吉2枚は下らないな。」

そんな話をすると更に旨く感じるから現金だね。

「こんなにしょっちゅうフグを食べてる家もないよね。」

と長男。判って来たじゃないの。
皆、釣りをする父の有り難さを感じて来たかな。よしよし。


(昇天モノの雑炊。)

〆は雑炊。
我が家の流儀は全体で味付けはせずに、各自が器によそってから塩・胡椒して好みに仕上げる。
アカメフグの身と野菜の旨味が一体となったスープが染みたごはんと、そこにやさしく寄り添うふわっとした玉子。一口食べたら、参ったー。と言っちゃうよ。

皆でおかわりして、最後のスープまで残さず長男がさらいました。
満腹、満足。年が明けてシーズン最後のアカメでまたやろう。

・アカメフグのしゃぶしゃぶ
・アカメフグの雑炊


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