釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】鮎友釣り遠征・1日目 (2024/07/27 鮎 富山・笹川)

2024-08-12 05:33:00 | 釣り
大人の遠足と命名した、鮎の友釣り遠征。
7月26日(金)の22:30に我が家に集まり、4名で車2台に分乗して出発。

夜の中央道はそれなりの交通量だ。
夏休み期間だし、皆さん同じように高速料金割引時間を活用して遠出されるのでしょうな。

白馬の道の駅に着いたのが2:30。

ここで3時間ほど仮眠する予定が、駐車場はほぼ満車。
この時間に驚いたね。

おそらく登山目当ての人達だろう、テントを張ったり、ベンチでイビキをかいている人もいる。

車中で座ったままじゃウトウトぐらいでろくに寝れないまま5:00に出発。


(このルートです。)

長野から富山に入りオトリ鮎を購入。

釣りの候補になる川の様子を確認して行く。

何ヶ所か見て回り、この日の川はN会長オススメの笹川。

川幅は広くないけれど水は澄んでいて垢(苔)着きが良い。
何より橋の上から眺めると鮎の群れが見えて、活発に走る魚影も確認できた。
ここは数が出るとのことだ。


(山が近いぞ。)

時間が早いからか他に釣り人はいない。
見える範囲はわれわれ4人の貸し切り状態よ。

準備をして7:30に川に入る。

日差しが強いものの川に立ち込むと足元はひんやり。
川面を伝う風が爽やかで暑さを忘れられる。


(垢着きが良いよ。)

仕掛けをセットして竿を伸ばし、オトリ鮎に鼻カン、サカ針を着けて川に放つ。

瀬肩と呼ばれる落ち込みの手前にオトリを誘導すると、いきなり目印が下流へ飛んだ。

心の準備もなくいきなりなんで驚いて竿を揚げようとしても、瀬の流れが手伝って重みで揚がらない。

えいやっ!と抜くも、構えが出来てないから竿が傾き飛んで来た鮎がタモに入らず後ろに逸らす。

慌てると鮎が体の周りをクルクル回り、着水したところでバラす。
型が良い20cmくらいの鮎だったのに。
慌てちゃダメだよ。

毎度1匹目の取り込みを失敗してバラすのが課題ね。


(民家が近い。)

友釣りはいかに早く養殖のオトリから野鮎に替えられるかが肝。

この1匹目が獲れていれば展開が違ったろうに。
悔やんでも慌てた自分が悪いのよ。
これも経験ね。

10時に休憩をいれるまでに3匹を釣るものの、どれも小型で逃した幻の1匹目を超えない。

逃した魚はデカいし、痛いよ。


(橋の上流。)

休憩中に状況を確認し合うと橋の下流に入った自分、その下流に入ったMさんとN会長も釣果が奮わず。
橋の上流に入ったSさんだけが良型をツ抜けている。
6連チャンもあったそうだ。

N会長によると、この川は型は小型なものの数が出るのが特徴で、良型が揃うのは珍しいとのこと。

休憩後に皆で橋の上流側に入る。

他に釣り人がいないから場所は選び放題よ。


(ハミ跡多いぞ。)

川の真ん中の石で分かれた流れの流心にオトリを泳がせると、幻の1匹目同様に目印が飛んだ。

今度は慌てずに腰を落として竿を立てて溜め、態勢が整うまで泳がせる。
腰からタモを引き抜き、両手で竿を揚げてオトリだけを浮かせて寄せて来る。

ブルブルと手元に伝わる振動と重みは良型だな。

更に竿を揚げて引き抜き、飛んで来た鮎を無事にタモでキャッチ。

初回の失敗が活きてるよ。


(良型来ましたよ。)

タモの中でハリを外すとツヤツヤとした野鮎の体表から爽やかな香りが匂い立つ。

型の良い野鮎をオトリに出来ると、流れの早い瀬を攻められるから釣りの展開が変わるぞ。

ここから広い範囲を探り、橋の下流側へ一人移動。

ポイントが選び放題なんで、怪しそうな所にオトリを誘導して掛ける。
してやったりで楽しいぞ。

水温が上がって鮎が積極的に苔を喰みに出て来たのでしょう。

瀬、チャラ瀬、淵、トロ、様々なポイントを狙ってポツポツと掛ける。


(足で稼ぎますよ。)

16:00まで釣り続けて1日目の修行が終了。

結果は13匹。

我々以外に釣り人がおらず伸び伸びと友釣りが出来た。

友釣りは集中・没入して時間を忘れる。
水分補給すら忘れちゃうよ。


(本日の鮎。)

数じゃなくて型が出るのはいつもと違うとN会長の弁。

数が獲れなくても釣りやすい川で経験を詰めたから良かった。
富山県まで来た甲斐ありね。

ここから富山駅前の宿泊先へ移動。


(本日の宿。)

本日の宿泊先はホテルクラウンヒルズ富山。

シャワーを浴びて一息着いたら21時からSさんが予約してくれていた居酒屋で反省会。

ホテルのウェルカムドリンクで日本酒、ウイスキー、焼酎が無料なんで、20時からロビーで0次会、ウォームアップしてからお店に行きますよ。


(路面電車がいいな。)

初の富山は、地方の城下町共通の雰囲気があってどこか懐かしい気がする。


(本日の居酒屋。)

予約のお店は居酒屋吟魚。

我々同様に21時予約のお客が店の前に大勢集まる。
この人数だけでも評判なのが良く分かる。


(ネタ良いです。)

吟魚さんの料理はどれもお値打ち価格で美味しかった。

でも、この夏の時期に釣り師にカワハギの肝と刺身を勧めてはダメよ。
店員さんに皆でツッコミを入れましたよ。

杯を重ねて今日の釣りを振り返り、与太話でも盛り上がる。
大人の遠足楽しいな。

明日は岐阜へ向かいます。


🐟