釣・食・感

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【感】ジャジメント・デイ

2022-06-15 06:51:00 | 日記
精密検査のMRI画像で疑惑が深まり、前立腺の生検のために検査入院した。

【感】生検で贅沢な入院 - 釣・食・感

人間ドックでのPSA値異常から精密検査をしたところ、MRI画像で疑惑が深まり、生検のために検査入院することになった。MRI画像を見ると素人目にも影があり、明らかにそこに何...

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(こちらのネタね。)

生検から2週間後の5月28日(土)。
いよいよ検査結果が出る。

これまでの検査で、PSAとMRIの2つそれぞれでエラーが重なるとは考えづらい。

自分としてはこれは「黒」だろうと覚悟をしていた。

前立腺がんは進行が遅く、初期だろうから全摘できる。
開腹手術よりも腹腔鏡ならば体への負担が軽く、早く退院できるだろう。
仕事の都合から6月中に出来ないかな。

お金は保険から診断時の一時金と入院給付金が出るから大丈夫。

体力の回復にどのくらい掛かるのだろうか?
術後体にどのくらい支障が残るのだろう?
暫くは釣りに行けないのかな?
などなど。

待合室で呼ばれるのを待つ間に、これまで考えた様々な事が頭に浮かぶ。

「黒」の結果を聞いた時に狼狽えるだろうか?
平常心でいられるだろうか?
その瞬間の自分に対しても興味が湧く。

生検を受けてから一つずつ覚悟を固めて行っても、普段通りに時は流れて、生活も普段通り。
仮に自分がいなくなっても普段通りなんだろうな。
そんな当たり前の事に、しみじみと思い巡らせるのは新鮮だった。

待合室の掲示板に受付番号が表示され、アナウンスで名前を呼ばれる。

いよいよだ。

診察室に入り、挨拶しながらお医者さんの前に座る。

「検査の結果ですが・・・」

自分でも冷静だ。
頭の中でドラムロールを奏でて結果を待つ。

「がんは見つかりませんでした。正常でしたよ。」

聞いてホッと息を吐く。

「おめでとうございます。」

てっきり「黒」だと思ってたので、嬉しい誤算だ。

「白」だとすると、MRIで見えた影は何なのでしょう?
それは、お医者さんでも分からないとのこと。

今後、定期的なPSAの検査と年1回のMRIでチェックしていくことになった。

家に戻って結果を待っていたかみさんに「セーフ!」と報告。
親戚にも結果を連携する。

人間ドックのPSA値の異常から始まり、MRI画像で影が確認されて疑惑が深まり、生検で「白」と認められた。

今回の件は「今後気をつけなさい。」との、ご先祖さまの思し召しだろうか。

数年後か10年後か20年後か分からんけど、いずれ本番を経験することになるのだろう。

事前シミュレーションのような今回は貴重な体験だった。

生検はもうやりたくないけどね。


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