釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アマダイとオニカサゴのしゃぶしゃぶ、オニカサゴのヒレ酒、他

2016-03-22 12:12:00 | 釣魚料理
3月12日(土)の巳之助丸さんの釣果のメインイベントは翌日曜日。
アマダイ、オニカサゴ、ムシガレイ、トラギスを一度に平らげちゃう。


(まずは集合写真から。)

前日に三枚下ろしにした時に気が付いたのは、アマダイは捌いている途中で手に着いた脂までもが上品だということ。ぬらぬらとか、ぎとぎととかじゃなくて、さらりと言う表現が似合う。

一方のオニカサゴは腹回りを触ると、プリップリッでコラーゲンたっぷりって感じ。ごっつい頭はそらもう見るからに良い出汁が出るに間違いないと確信する。更に取り置いた肝と胃もお楽しみ。


(パーツに分けられたアマとオニ。)

アマダイとオニカサゴはメニューを色々考えたけど、やはり初だから刺身といきたいところを、量をこなせないから、しゃぶしゃぶに決定。
生でも熱を通した身でも、両方をお好みの状態で食べれる。しゃぶしゃぶって新鮮な魚にこそ合った料理だと思うな。

皮付きのまま、刺身ほどの厚さに切り分け合い盛りにした。


(左がオニで右がアマ。)

割った頭と中骨で出汁取り。


(水から炊いて旨味を出します。)


(上品な脂が出て来ましたよ。)

甘い香りが漂ってきたら、出汁の準備完了。


(ムシガレイとトラギス。)

ムシとトラは揚げ物、唐揚げと天ぷらでいただきます。


(エキス抽出中。)

もう一つのお楽しみはオニカサゴのヒレ酒。乾燥させたヒレを香ばしく炙って、熱々の日本酒をじゅっと注ぐと
良い色に。


(おつですな。)


(再度集合写真。)

アマとオニはしゃぶしゃぶしてほんのり白くなった程度の身をぽん酢でいただく。
アマダイはやっぱり上品。奥の方からにじみ出てくるような、出しゃばらない旨さだな。
オニカサゴもプリッとしつつもしっとりした白身がいい。大きな頭をせせって食べたら、唇や目の周りのプルプルのゼラチン質やしっかりした頬肉が堪らんでした。

皆、「旨っ!」としゃぶしゃぶし続ける。

「こんなしゃぶしゃぶはお店でも食べられないぞ。貴重だぞ。」

念をおしておく。


(オニの頭。旨いわー。)

取り置いたオニカサゴの肝と胃袋は、湯がいてぽん酢で合えた一品に。
胃のコリッとした歯触りに肝のねっとりしたコク。新鮮ならでは味わえる品だね。


(日本酒に合うわー。)

ムシガレイは低温でじっくり揚げて、丸ごと骨までサックリといただいた。
トラギスはシロギスに比べて身が柔らかいけど、その分天ぷらにしたらほっくり。旨いぞ。これからはキープしようかな。


(揚げ物はかみさん担当。)

しゃぶしゃぶの締めは雑炊。


(ごはんと溶き卵を入れて蒸らす。)


(小ネギを散らしていただきます。)

ハフハフといただくと、しみじみ旨い。

こんなメニューは釣り師しか味わえないよな。
改めて釣りという趣味は、本人だけでなく家族にもしあわせを味あわせてくれることを実感した。

釣れればね。

・アマダイのしゃぶしゃぶ
・オニカサゴのしゃぶしゃぶ
・雑炊
・オニカサゴの肝と胃袋のポン酢和え
・ムシガレイの唐揚げ
・トラギスの天婦羅
・オニカサゴのヒレ酒


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