東京国立博物館 東洋館は、2009年6月より耐震補強工事のため休館していましたが、2013年1月2日にリニューアルオープンすることになり、今日プレオープンツアー・報道発表会に行ってきました。展示作品は報道用に数件でしたが、内部の展示状況の様子や新しい展示のデザイン性が分かり、すっきりとしたものでした。
新春を飾るリニューアルオープン展では、これまで限定公開しかできなかった「クメールの彫刻」や「インドの細密画」、「清時代の工芸」にも専用の展示コーナーを設け、約800平米の展示用壁面が増加されました。
1968年に谷口吉郎設計により開館し地上5階、地下1階の当館は、現在の基準に合う耐震工事を行いましたが当初の建築構造を生かす方法で約20億の経費がかけられました。
1階の中国の仏像のコーナー。各展示ケースには低反射ガラスを用い、蛍光灯に代わって導入したLED照明で、より美しく、見やすい展示になっています。
6から7世紀、中国・スバシあるいはクムトラ石窟の「舎利容器」で、蓋には翼のある天使が、身の周囲には楽器を演奏し、仮面をつけて踊る人々が描かれ、彩色も美しかったです。
国宝「紅白芙蓉図」12世紀、南宋時代の李迪(りてき)筆によるもので、時間の経過とともに色を変化させる芙蓉を描き、東洋画の写実主義の頂点に位置する作品で、品格を感じさせました。
5世紀の朝鮮の三国時代の金製冠。金の糸で本体に結び付けられた小さな金板が、王にだけ許された輝きを放っています。
◆東京国立博物館 東洋館リニューアルオープン展/13年1月2日~
東京国立博物館(上野公園)展示替えあり。
新春を飾るリニューアルオープン展では、これまで限定公開しかできなかった「クメールの彫刻」や「インドの細密画」、「清時代の工芸」にも専用の展示コーナーを設け、約800平米の展示用壁面が増加されました。
1968年に谷口吉郎設計により開館し地上5階、地下1階の当館は、現在の基準に合う耐震工事を行いましたが当初の建築構造を生かす方法で約20億の経費がかけられました。
1階の中国の仏像のコーナー。各展示ケースには低反射ガラスを用い、蛍光灯に代わって導入したLED照明で、より美しく、見やすい展示になっています。
6から7世紀、中国・スバシあるいはクムトラ石窟の「舎利容器」で、蓋には翼のある天使が、身の周囲には楽器を演奏し、仮面をつけて踊る人々が描かれ、彩色も美しかったです。
国宝「紅白芙蓉図」12世紀、南宋時代の李迪(りてき)筆によるもので、時間の経過とともに色を変化させる芙蓉を描き、東洋画の写実主義の頂点に位置する作品で、品格を感じさせました。
5世紀の朝鮮の三国時代の金製冠。金の糸で本体に結び付けられた小さな金板が、王にだけ許された輝きを放っています。
◆東京国立博物館 東洋館リニューアルオープン展/13年1月2日~
東京国立博物館(上野公園)展示替えあり。
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